ぼたんくんとふわりちゃん

2010年10月17日、また猫と暮らしはじめました。

読書日記[32]たまに漫画2

2024-10-20 12:47:28 | 読書
昨日、漫画のことを書きました。
その後いろいろ考えていたら、「影響を受けた」を基準に
選んでみたらどうかな、と思ったので
早速並べてみます。(今回はあらすじなし)




『宇宙家族カールビンソン』(あさりよしとお)

漫画は実家にあるため、読書メーターより画像拝借しました。
漫画や映画、実在の人物や、日本や外国の風習(?)とかの
パロディがこれでもかと出てきて、(タイトルがすでにパロディ)
それでいて、ちゃんと感動できるところもあり。
「血のつながっていない家族の物語」といったらこの作品。
10代前半、たぶん一番影響を受けた漫画。




『いたいけな瞳』(吉野朔実)

以前、読書日記[3]に一巻、一話目のことを書きましたが
いくつかのお話にすごく影響を受けています。
今回載せるのにあたって、
なんでこんなに好きなのかと考えてみたのですが
いろんな文学作品の雰囲気、とくに『こころ』に共通するものを
感じるからじゃないかと。




『人魚の森』(高橋留美子)

死ねないことの恐怖、孤独、
そして人間の欲深さがじわじわくる。




(Amazonより拝借しました)
『鬼丸大将』(手塚治虫)

まだ実家のどこかにあると思うけど、どうだろう。
読んだとき、小学生でしたが、
「鬼」の正体に衝撃を受けたのと
同じ時代にいたら、自分もこの人たちと一緒なのか…と。
今思うと「無知でいることの恐さ」みたいなものを
感じたんじゃないかな。




『AKIRA』
『童夢』
(大友克洋)

弟に10年以上ずっと貸したままだと思っていた『AKIRA』全巻。
去年、そろそろ家に持っていきたいと言ったところ、
「俺、持ってないよ〜」とのこと。
私はいったい誰に貸したのでしょう。
そして今どこにあるのでしょう。

『AKIRA』は映画を観たのが最初だったかも。
『童夢』もですが、画力、ストーリー、キャラクターの魅力が
当時圧倒的だと思った。





『アップルシード』(士郎正宗)

これも本は実家。(読書メーターより画像拝借)
地下鉄サリン事件等があったとき、
サリンってアップルシードの!ってなった人
けっこういるんじゃないかと。

影響受けたというか、世界観がすごいと思ったのと
ブリアレオスがとにかく格好よくて、こんな人現実にいたら!って。
どこかに載っているというサイボーグ化前の顔を見たいような
見たくないような。。。




『失踪日記』(吾妻ひでお)

もともと、小学生の頃
『ひとめあなたに…』(新井素子)がすごく好きで
関連していろいろ読んでいた中に
『ひでおと素子の愛の交換日記』があって。

2008年頃かな、20数年ぶりに見つけた吾妻ひでお先生の本を読んだところ
思いがけず、すごい内容だったという。。。

人生何が起きるかわからない、という思いと
もしこの先どん底が待っていたとしても
この漫画を思い出せばなんとかなるんじゃないかと。




う〜ん、パッと思いついたのを書きました。
(原作があるものは省きました)
並べてみたら有名なものばっかりで
しかも『失踪日記』以外は
小学生〜20歳までに読んだものでした。

新井素子先生のことを書いたら
ライトノベルもいっぱい読んだな、と懐かしくなってきました。
まあ、今でも全然読みますが 笑

今日もネコたちは寝ています。静かです。

なので、はるが選んだ今の私のスマホ待受画像。


仲が良さそうに見える笑



読書日記[31]たまに漫画1

2024-10-19 13:23:56 | 読書
漫画こそ、自分の読むものは偏っているので
書くのもどうかな〜と思ったのですが
最近漫画ばっかり読んでいるので、今日は漫画。

載せた基準は、「かわいい話」と「完結済み」です。
結果、全部少女漫画になりました。

ちなみに最近読んでいる漫画はほぼ電子書籍のため、
私が読んでいるebookさんの画像を拝借しています。

いままで作家さんを「さん」づけで読んできましたが
今回なんとなく「先生」呼びしています。
これからもそうしようかな。


漫画のことを書こうかな、と思ったのが
フジテレビ月9で『嘘解きレトリック』をやっていたから。
ドラマは観ていませんが、この漫画は大好きなので
いろんな人に知ってもらえるのは嬉しい。
(とはいえ漫画原作のドラマ・映画化はまだいろいろ問題ありそうですが)

ドラマはどの辺のお話を使うのかな。最後までかな。

都戸利津先生の漫画はどれも面白いのですが
私が好きなのは『怪盗かまいたち』。

短編なのに、謎含めいろいろ要素が入って綺麗にまとまる、
読後感の良い、何回読んでも面白い作品です。


【あらすじ】(ebook japanより)
予告状通りに國宗邸から宝石を盗み出した「怪盗かまいたち」。現場に居合わせた男が話す、その驚嘆すべき手口とは…!?


そして『嘘解きレトリック』みたいに
特殊能力みたいなもののせいで生きづらかった人が
別の事情を抱えた人と会ったことで解決されていく……
みたいな展開でいうと、好きなのは『コハルノオト』。


【あらすじ】(ebook japanより)
なぜかトラブルに襲われ、職を転々とするハメになってしまう小春。そんな小春が新たな職場を探していて出会った南方は何やら怪しい匂いが漂う危険な男で……!!? トラブルメーカー小春の危険な事件簿、はじまります!!


かわいい話といえば、思いつくのが王道の学園もの。
紙の本でも何度も読んで、電子書籍で買い直した『サバス・カフェ』。
最初のコミックスが1992年。
学園ものはものすごくたくさん読んでいて、
面白いものはたくさんありますが、やっぱりこれが浮かびます。
長さもいい。
私は基本的に短編か、10巻以内で終わる、
ハッピーエンドの作品が好きみたいです。


【あらすじ】(ebook japanより)
インターナショナル・スクールに通う四布木大。ポーカーフェイスで孤独を愛する謎めいた少年に同級生たちは興味津々で…!? 大の秘密の扉が開かれるとき世界は鮮やかに動き出す――! 


同じく学園もので、『星上くんはどうかしている』。

アサダニッキ先生は『王子が私をあきらめない!』が
たぶん有名ですが、とくにこのお話は読後感が良かった。




【あらすじ】(ebook japanより)
「似てない双子」と有名な2人の星上(ほしがみ)くん。兄・望(のぞむ)はぼっちで、弟・求(もとむ)は学校の人気者。三毛野(みけの)いさりは「友達の作り方を教えてほしい」と望に頼まれたのをきっかけに、正反対な2人に振り回されることになって……!?



学園ものでなくてもかわいいお話、
幸村アルト先生の『福衛門レース』。


短編集なのですが、表題作の『福衛門レース』がやっぱり良い。
百人一首っていいよね〜、と思う。
幸村アルト先生は、『コレットは死ぬことにした』も好きなのですが
私にはちょっと長すぎました。



【あらすじ】(ebook japanより)
「コレットは死ぬことにした」の幸村アルト珠玉の短編4作が収録。京の都には、ひとではないもの達の年に一度の大レースがある(「福衛門レース」)夕方五時のメロディが小さな勇気を運んでくる(「ダンデライオン」)義弟と私が毎日交わす愛のしるし。(「愛のしるし」)これは僕と彼女のきっかけのひとつ(「六百頁のミステリー 番外編」)優しさとときめきがいっぱい詰まった心温まる作品集。



最後に、かわいいに入るかは微妙かもしれませんが
私にとってはかわいくて、とっても本を読みたくなる
モリエサトシ先生の『親愛なるA嬢へのミステリー』。

モリエサトシ先生はどの作品も、
この人にしか書けない、と思う世界観がありますが
名作がいっぱいでてくるこの作品が特に好きです。



【あらすじ】(ebook japanより)
本好きで、気がつけばいつも物語の世界に浸っている少女・綾乃と、わけあって断筆中の小説家探偵・能見啓千。ひょんなことから啓千の身の回りの世話をすることになった綾乃だが、やがて二人に次々と数奇な事件が降りかかり――!? 「もしかして すべての事件はその探偵のせいで起こっているのかもしれないよ」 



「もしかして すべての事件はその探偵のせいで起こっているのかもしれないよ」
探偵物を読むたび思うコレ。を実際やってみたんだろうな 笑


読書の秋。
漫画は読書に入るのか?みたいな記事がネットにあって
タイトルだけ見て文章は読んでいませんが、
私は入ると思います!

とりあえず、また載せるかもしれないので、
タイトルに1とつけておきました。

昨日までまた暑かったけど、今日は涼しめ。
猫たちはよ〜く寝ていてとても静かです。




こちらは昨日のぼたんくん。

こっち見た

のび〜


読書日記[30]こころ

2024-10-17 14:04:07 | 読書
学生の時、
国語の教科書に載っている話というのは
読んで先生の質問に答えるもの、ぐらいの認識だったのですが
高校の教科書で『こころ』(夏目漱石)を読んだ時に
初めて、すごく面白い!と思いました。

教科書には「中」の部分しか載っていなかったので
本を買ったのか図書館で借りたのか覚えていませんが
その前後(全文)を読んで、
純文学ってこんなに面白いんだ!と思い、
10代後半から20代前半は
有名な作品を気になるものから読んでみました。

それなりに読んだと思うのですが
結局、『こころ』より感動する作品に出合えず
自分の中の「純文学ブーム」は数年で終了しました。

ずっと持っていたはずの本がなくなったので
書い直した『こころ』。(with ぼたん)



Kindle版もスマホに入っています。


(Amazonから画像拝借しました)


当時読んだ純文学の本は、
図書館で借りたり、処分してしまったものも多く、
あまり手元に残っていません。



夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、懐かしいですね。




『恋人たちの森』(森茉莉)

これは純文学に入るのかな?
懐かしい。森鷗外の娘さんですね。
感想を一言で言うなら「耽美」でしょうか。
若い頃は良さがよくわからなかったけど、今読んだら違うかな。


ちょうどこの頃、
偶然、テレビでイッセー尾形さんが先生役の『こころ』を観ました。
それがものすごく良かったんです!!
全体的な感想は、お金かけてないのかな?なんですが(だいぶ失礼)
ものすごく格好良くて
もう、私の中の「先生」はずっとイッセー尾形さんです。
(調べたら1991年の東芝日曜劇場だと思います)


そして話は変わるのですが、「こころ」といえば
ずっと探している本(あるいは雑誌?)がありまして。。。

15〜20年くらい前に読んだのですが
「人間の心は腸にある」という内容の文章がとても面白く、
そしてとても納得できる説だったんです。

それ以来、
自分の「こころ」は脳ではなく腸にあると思っていて
12、3年前、勤めていた会社でそんな話が出たことがあって、
その説のことは特に何も話さなかったのですが
久しぶりにその本をもう一回読もうとしたところ…

どこにもない!! Σ( ̄。 ̄ノ)ノ


本じゃなくて雑誌の寄稿文だったかも?と思って
それらしい雑誌を片っ端から探すも見つからず。

誰が書いた、何と言う文章なのかも、全く思い出せないまま、
今に至ります。
何度か読み返した記憶があるから、
絶対家にある本のどれかだと思うのですが。。。

読んだ時、すぐに旦那に話したのは覚えているんだけどな〜
生物の起源の話から、臓器移植の話まで、
誰かに話したいけどうろ覚えすぎてとても話せないのです。
残念。


最近読んでいる、『歌わないキビタキ』にこんな一説があります。

本文より抜粋↓

アメリカの研究者、マイケル・D・ガーション博士は著者『セカンドブレイン』で、腸は脳とは別に、「感じ、判断し、行動する指示を出す」独自の神経系を持つ、第二の脳であるとしている。


少し違うかもだけど、私が読みたい文章に近いかも?

う〜ん、気になります。


ちなみに『歌わないキビタキ』はゆっくり読むのに良い本です。。
こういう丁寧な文章のエッセイは好きです。




さて、
今日もネコたちはよく寝ています。



少し前に、寝ているぼたんを見ながら、はるが言いました。

「猫って、横向きで寝ると、手が浮くの?」


…いいえ、そんなことはありません。

ぼたんか、ぼたん並に厚みのある猫だけですよ〜


はるが思っている一般的な猫が、
ぼたんとふわりなことに若干不安を感じる今日この頃。

あ、お父さんがコンビニで買ってきたBRUTUS。


特集の「猫になりたい。」良かったです。


表紙がなんとなく、ぼたんぽい?気がします。

読書日記[29]仏像鑑賞

2024-10-13 12:36:07 | 読書
探していた本を最近手に入れました。

1998年の本なので古本しかなく、
定価と同じくらいで買えたらな〜と思って
いろんなサイトをチェックして待っていたら
定価より安く買えて良かった( ・∇・)




『東京観音』(荒木経惟、杉浦日向子)

しかも装幀は祖父江慎さん ^ ^
この本、少し前まで知らなかったのですが、
絶対欲しいと思っていました。

そして内容も良かった!
数日ずっと観ていました。

「関東大震災で死んだ吉原の遊女を弔う塔」とか
インパクトあります。(台東区にあるそうです)


猫もちょくちょく出てきます ^ ^

本文より抜粋↓

「猫は生まれる前、人だったんじゃないかと思う」と猫飼いの友人がアタリメをかじりながら言う。「んじゃ、どんな人間が猫に生まれ変わるんだ」とつっこむと、かなり自信ありげにゆったりと、「なんかいっぱい可愛いことした人だよ」ときたもんだ。さてこそおなぐさみ。せいぜい、いっぱい可愛い人生をすごして、いつか猫になろう。




この写真、
下の文章に「後光みたいですね」って書いてあって納得。
観音様に見えてくる。



観音様は、観世音菩薩様の略称ですね。
菩薩様は、お釈迦様(如来)の次の位で、
悟りを開くために修行中のお姿です。


日本でよくみる菩薩像も良いのですが
以前、レポートを書いたのをきっかけに
私はガンダーラで作られた初期の菩薩像が特に好きだったりします。


もともと、
仏教では偶像崇拝を禁じていたので
お釈迦様の死後数百年、どこにも姿が描かれることなかったのですが
1世紀末頃、ガンダーラとマトゥラー(北インド)で、
ほぼ同時期に仏像が作られるようになりました。

私の知っている京都や奈良の「大仏」とはだいぶ違っていて
とても人間っぽい、というのが最初の感想。

特にガンダーラの、ヘレニズム文化の影響を受けた仏像は
顔もですが、筋肉とか服の襞とかがとっても綺麗。
(ヘレニズム文化はギリシア文化とオリエント文化が融合して形成された文化)


仏教徒がずっと守っていた偶像崇拝タブーですが
ギリシャ彫刻を数多く作っていた人たちは
お釈迦様を彫刻にすることにあまり躊躇いがなかったんじゃないかと
どこかに書いてありました。
(またまたうろ覚えです。すみません!)




『パキスタン ガンダーラ美術展』図録より



個人的に、こういう感じのガンダーラの初期の菩薩像が好きです。
(キャプションに「弥勒?」とあります)


マトゥラーの素朴な仏像も良いですが。



この図録、ガンダーラ仏もあります。



そして、観るのはとても好きなのですが
以前、レポートを書いたときに読んだ本の知識がちょっとあるだけで
それほど詳しいわけではありません。。。


うちで観音様っぽいのは、ふわりちゃんかな〜と思ったのですが


写真を探しながら、いろいろ思い出していたら、


煩悩が多そうなのも、ふわりちゃんな気がします。



ぼたんは、ぼんのう(ひらがな)って感じ。
同じ座布団なのにサイズ感がおかしい ФдФ  ニャァ

ぼたんのカテゴリー

2024-10-08 11:15:58 | ぼたん
毎日、ブラッシングしろと要求するぼたんに応えて
日に3〜4回ブラッシングしていたら毛並みが少し変わってきて
「なんか触り心地が犬っぽくない?」とお父さん。

そういえば、以前
私のiphonで「犬」カテゴリに分類されているぼたんのことを書きました。
今の2代目iphonでは「ペット」カテゴリとして
ふわりとともにまとめられました。
う〜ん、やっぱりこのぐらいのふんわりカテゴライズじゃないと
本来の犬猫認定されない子が他にもいるのかも〜

最近涼しくなったからか、
ず〜っと一日中寝ているネコたち。
おかげで同じような写真しか撮れず。。。

かわいいぼたんの写真(2021年)を載せてみる。




さて、土曜日の新聞で
「フランスの俳優ミシェル・ブランさん死去」のタイトルを見つけました。
すごく知っている名前だけど思い出せない。。。

記事を読んでみると、
パトリス・ルコント監督の『仕立て屋の恋』の人だった!
この映画でしか知らないので、写真を見ても気づきませんでした。
あ、でも『可愛いだけじゃダメかしら』にも出ていたんですね。
この映画も見たような。。。

『仕立て屋の恋』はなんだか切ない映画でした。
ただ、個人的にパトリス・ルコント監督作品では『髪結いの亭主』の方が
インパクトが強いので、いまラストが思い出せません (´・ω・)

有名なセリフがありましたよね。
「君を恨んでいない。ただ、死ぬほど切ないだけだ」

違うかな?またまたうろ覚えですみません ^^;
どこかに載っていると思います。

無性に観たくなってきました。懐かしい。。。


Amazonから画像拝借しました

ご冥福をお祈りします