2025年5月11日(曇りのち晴れ)
関東ふれあいのみ道の千葉県の「滝のある道」と「ニホンザルと出会うみち」の二か所をシルバーの山パトロールで、当番5名の作業時間は8:30~16:00です。
仲間は歩きなれていて道に迷うこともなく道標には無関心ですが、小生は道標が古く腐ったりしていて、初めて歩く登山者には不安があるのではと思っていて更新をと思っていました。初めて高宕山を訪れた人には「もっと、マーキングがあったら」の声も聞き、直近には高宕山頂直下で道迷いで消防隊等の救助出動があってと聞いています。
道標整備の手順を説明します。
道標が整備されたのは何時なのか?県に問合せ中です。
1.材料は仲間の栗田さんが大工さんと懇意にされていて、採寸して提供してくれますぼで大助かりです。
2.板幅は取付時180㎜が最低条件ですが、大小があっても補助版等で調整します。
3.工作の問題点は、ボルト穴の採寸でインパクトドライバーで作業します。当初は狂っていて現地で穴の採寸を補正したりして大変でした。ボルトは一度貫通させておきます。
4.防腐剤を2回塗布して腐れ対策を行います。
5.文字の書き込みです。PCでプリント、用紙を糊で貼り付け、1枚目はノミで掘りましたがうまく彫れなく、2枚目は彫刻刀で彫り、白ペンキで墨入れしましたが、用紙を剥がすのが大変でした。
6.「手作りステッカー」強粘着タイプなる用紙を見つけて、これにプリントして貼り付け、彫刻刀で文字を切り抜きます。小さな文字も対応可能で、スプレー吹き付けもペンキ筆入れも滲むことなく、これまでの課題クリアーです。
7.スプレー吹き付けは数回行わないと文字がくっきりしませんが、ペンキの方がくっきりします。ペンキは筆洗いが大変なり。
8.乾燥したら残りの用紙を剥がすのですが、関東ふれあいの道の小さい文字が崩れないように気を配りながら作業します。崩れた箇所はペイントマーカーで補正します。
9.ニスで表面を塗布して完了です。



今回の三個です。 その中の一つ と、もう一つです。
10.現地の取り付け治具は、ボルト緩め締め具・金槌・+ドライバーくらいで、ボルト穴も道標杭とのマッチングもバッシリでした。関東ふれあいの道ステッカーは旧から新に付け直します。
今回で11箇所、15個の道標を更新しましたが、取り付け作業は山パトメンバーの応援です。

緑濃くなってきた山肌に、ミズキ・ヤマボウシの白がジャケツイバラの黄金の房が目立っていました。