重松清の「十字架」を読了。
吉川英治文学賞受賞作ってことで手に取った作品。
ここしばらく感涙にむせぶような作品を読んでなかったので、感動にうるうるしたくて読み始めたのですが、内容は期待してたよりもず~っと重いものでした。
いじめを苦に自らの命を絶ったクラスメイト。
その遺書には、あろうことか自分の名前が書かれていた。
加害者としてではない。自分のことを「親友」と呼んでくれた被害者の自殺少年。
でも、自分には親友としての自覚は全くない。いじめを見て見ぬふりをした傍観者でしかなかった。
「親友なのにどうして救ってくれなかった?」
遺された家族は自分のことを許してくれるのか・・・。
重い十字架を背負わされて生きていく主人公の話。
凄く考えさせられる重~い話です。
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