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インターセックス

<6月12日の日記>
心斎橋から長堀橋にかけて歩いているとき「MaxMara」なるブランドを見掛けましたが、あれは「最大限勃起チン○」ってことなんでせうか?(^o^)
婦人服のブランドのようだけど・・・。



「エンブリオ」の続編「インターセックス」も是非読んでみねば!とひと月ほど前の日記に書いたのですが、それを見たお客さんから、読み終わった読本を頂いたので、早速読んでみました。
と言っても、その間に宮部みゆきの時代小説を2冊ばかり読みましたが(^^ゞ

この小説を読むなら、まず絶対に先に「エンブリオ」を読むべき。
そうでないと「インターセックス」の面白さが伝わらないと思います。

よく言えばコンパクトによくまとまってるんだけど、話の展開が淡々と性急に進み過ぎてるような気がします。
きっと宮部みゆきならもっと話を膨らませて、この内容なら文庫本4,5冊くらいにしてるような気がするな~(^^ゞ

白か黒か物事を二分するのではなく、グレーの部分も認めましょうって言う人間の尊厳に関わるテーマ。
肌の色だって、白と黒だけでなく濃淡様々あるように、性だって男と女だけでない様々な形がある。医療も法律も、古い価値観に囚われた「こうあるべき」に無理やり嵌め込むのではなく、マイノリティーの人もあるがままの姿で幸せに生きられる世の中にしなくては・・・。

岸川卓也が人工授精で、秋野翔子自身がインターセックス・・・あ、やっぱりと思ったので意外性はありませんでした。
一つ腑に落ちないのは、なぜ翔子先生は、患者や自助グループに対して、自分の正体を隠すのか? 医師として、あるいはオブザーバーとして接するだけで、自分の正体は隠したまま・・・。自身のことを語った方がより説得力があるのに・・・。
なんかすっきりしない矛盾を感じました。

さー、この後、秋野翔子はサンビーチ病院をいかに引き継ぐのか、はたまた引き継がないのか? もう続編はないかな?(^^ゞ
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