美文字への道!!

2017年、ユーキャンの「実用ボールペン字講座」から始まった超ゆるゆるな美文字生活をを綴ってみたいと思います^^

第一首・・天智天皇

2019-05-01 10:35:33 | 百人一首で万年筆練習!
初めて万年筆で文字を練習しますので
書き方をネットで調べてみました。

ペンの持ち方は基本的に同じなのですが
ボールペンより寝かせて書くようです。
だいたい紙面と45度くらい。
そのためにはあまりペンの先を持たない、と。なるほど。
おお~これは結構寝てますね。
そしてあまり力を入れないこと。
万年筆というのは、力を入れなくても
ペン先を紙面につけるだけでもインクがでてくる構造だから、だそうです。
うーんこれは私にはなかなか難しいかも。
筆圧かなり強いのです(><)
でも、たしかにこの持ち方だとあまり力入らないかもしれません。
というか、持ってて手に違和感ありまくりです。
こんな状態で字がかけるのかしら・・と不安でした。

まあ、書いてみれば意外に手になじんで
あまり力を入れずに書けている気がします。
そしてペンを寝かせて力を入れずに書いている自分の手が
なんかうれしい。←ちょっと意味不明?
なんとなく「お、やるやん」という雰囲気を醸し出しています。
文字は全然書けてないんですけれど(><)

万年筆ってそういう、カッコよさがあると思うんです。
小学生の頃の先生が、万年筆でサラサラと文字を書かれていたのが
本当にカッコよく見えて。
そして、乾いたインクの濃淡・・・まさに大人の世界、と思えました。
こうして書いていると、私も大人になったんだな・・と実感します。
やっぱり万年筆っていいですよね!!

と、ささやかな感動に酔いしれながら、最初の歌を練習しました。

秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ  天智天皇

歌の意味は
「秋の田のほとりにある仮小屋は、屋根を葺いた苫の編み目が粗いので
 私の衣の袖は露に濡れていくばかりである」
という、農民の苦労を詠んだ歌で
「農作業のつらさというよりは、晩秋のわびしい静寂を美ととらえたもの」だそうです。

天皇が農民の苦労を思い描けるのかなぁ・・と思っていたら
どうももともと万葉集にあった「詠み人知らず」から伝わった説が有力のようです。
天智天皇が尊敬された人物であったことから
農民の労苦を理解できる、理想的な天皇だったという姿を重ね合わせたものか、と。
面白いですね。少しずつ変化しながら伝わるうちに
「いい歌だからこの人が詠んだってことにしちゃえ!」ってなったんですね^^
この歌を一番に持ってきたというのは編者・藤原定家の敬意の表れとか。
やっぱり尊敬された人だったんですね。

天智天皇といえば大化の改新、ですね。
私は昔読んだ、大和和紀さんの「天の果て地の限り」というコミックで
天智天皇(中大兄皇子)より天武天皇(大海人皇子)が好きだったなぁ・・
額田王をめぐる二人の攻防がよかった・・
と何十年前の思い出もよみがえったりして。
わ~、年がばれる!!

ほかの歌で「わが衣手に雪は降りつつ」ってありましたよね?
それといつもごっちゃになってたんですが
歌の意味をちゃんと理解したので
これでもう間違わなくてすみそうです^^

歌の意味や背景などは
私の持っている「原色小倉百人一首」(文英堂)を参考にさせていただいています
(10年以上前に買った本です!)

さて、結構がんばって練習したので、なにか成果をまとめておきたいなと思い
自分の手習い帳を作ってみました。
クリアファイルに入れていくだけですが。


↑表紙まで作ったりして^^


こんな感じで全百首書いていこうかなと。


うーん・・・書いてる時はなかなかキレイに書けた!て思ったのですが
こうして見てみると、ダメダメですね。
一つ一つの文字よりも、バランスが悪いのかなぁ・・・
最後の「つつ」が気持ち悪い・・・
あと「天智天皇」はお手本がないので自己流です。
うーん・・まだまだです。当然ですが。

でも、インクの濃淡は少しでてて、ニンマリ^^いいなぁ・・・
できればやっぱり青のインクで書きたいな!
買おうかな・・・・と思案中。

「を」という字が苦手で、どうしてもカッコよく書けないんです。
で、その後、著者の鈴木栖鳥さんのツイッターに
書き方を解説されているのを発見!!
ちょっとこれでまた練習してみます。
鈴木栖鳥さんのツイッターは、万年筆の文字が満載で
役立つ情報や解説もたくさんで
とても見ごたえあります!早速フォロー!!!

とにもかくにも、自己流ではありますが
万年筆の文字も練習していきたいと思っています。

公文での約1年間・・

2019-05-01 10:28:11 | 公文で筆ペン!
公文始めました!とアップしましたが
昨年6月から通い始めましたので
すでに1年近く経っております・・・

なのでこの間の練習について、まとめて書いてしまいます!

公文のテキストは書き込み式プリントです。
一番初めは「横画」でした。つまり「一」です。

そう言えば、ペン字では必ずひらがなから練習するのですが
筆では漢字からなんですね。
これは、ひらがなの方が圧倒的に難しいからだそうです。
やわらかい曲線や線の強弱など、筆遣いを身につけていないと
なかなか書けないのだと。
なるほどそうかもしれません。
今の私に「ぬ」とかの、くるりんとしたとこ絶対書けない(><)
力の入れ方と抜き方が難しそうです。
・・・ということで漢字、その元になる点画からスタートです。

最初は筆の持ち方、姿勢から。
持ち方で驚いたのは、筆をすごく立てるんだ!ってこと。
筆の軸が人差し指の第2関節に添うようにと。
かなり立ってる状態ですよね。
そして、力を入れない。
私はもともと筆圧が高くて、すぐに指先が痛くなるんですが
それではダメなんですね。
基本的に筆は中指の動きで誘導するイメージで
親指と人差し指は添えるぐらい、だそうです。
筆を持った時に、掌にボールを握るような感じで
中指・薬指・小指は緩めておくと。
この緩めた3本の指を握るようにキュッと締めたり
また伸ばしたりの動きで筆を動かすんですね。
・・・説明するのも難しいですが、実践するのはもっと難しいです(><)

まずは基本練習で横画、次に基本練習の縦画。
そして正式な点画ごとの練習に入って、まずやっぱり横画と縦画。
プリントにして40枚。
先生がOKとされるまでは10枚ワンセットのプリントを
何回ももらって繰り返すんです。すいすい進むわけじゃないんです(TT)
さて私はこれをどれぐらいの期間練習したでしょう?
正解は約3カ月間。教室10回ぐらい、延々と横と縦を練習してました・・

先生曰く、これが全ての文字の基本だから。
これが書けないと、どんな字も書けないから・・と。
うう・・よく頑張ったわ私!!

でも、きちんと習ったこともない私ですから
筆使いもまったくできず。仕方ないことでしたね・・
丁寧に何度も教えていただきました。

特に、縦画が本当に難しかったです。
書いても書いても、終筆(線の書き終わり)の形がおかしい・・
お手本のようにはならなくて(TT)
下へ引っぱるんじゃなくて、中指以下の3本を握ることで
縦の線を引く・・
難しい・・・

でも、すごいもので練習してるうちに、少しずつできてくるんですね。
ようやく8月の終わりから次の点画「折れ」へ。

折れは「日」や「目」の2画目の「¬」の部分と、
「口」や「中」の2画目、↑と違うのは曲がってからちょっと内側へ入る感じですね
(わかりにくくてすみません)
そしてもう1つ、「山」や「出」の「∟」の部分です。上のと逆の折れですね。
これがまたね・・・難しいです。
角がキレイに出なくて。

次に「はね」、そして「点」・・を
進んだり戻ったり。
ここまででプリント100枚分です。
実際はその倍以上やってますが(TT)

今は筆の使い方も覚えながらなので
少しずつ、綺麗にかけるのが増えてきたらいいんですよ。と先生。
10個のうち、1つだったのが2つ、3つと書けてくると
どんどん書けるようになってくるから・・
その言葉を信じてついていきますよ、先生!!

そして、年は変わって2月に入り・・・
私は、今も克服できない大きな壁にぶつかってしまうのです・・・
それは恐怖の「縦はらい」!!

書けない!とにかく書けないのです。
縦画の最後をすっと払う。
左は真っ直ぐで、線の右側から細くなっていく感じ。
(伝わりますでしょうか)
それができない!
あまりに書けないもので、先生も困ったように
あれこれアドバイスしてくださって・・(申し訳ないです)
頭では理解しているのですが、うまく手が動いていないんでしょうね。
少しずつ、書ける割合が増えてきたような気はするのですが
書けた時と書けない時の手の動きの違いが自分でイマイチわからないんです。
これ、書けるようになるのかなホントに・・・不安です。

プリントは少しずつ進んで、「左はらい」へと。
まさに「左」の1画目の「ノ」ですね。
これがまた難しいんだ・・・
やっぱり3本の指の握り・緩めで調節しながら書くんですね。

そして先週、「右はらい」へ突入!
絶対一番難しいと思っていたのですが・・
意外と書ける!!
いや、書けてないけど、書けるようになる気がします^^
縦はらいや左はらいの方が書けません・・
きっと、3種類のはらいはまだ何度も繰り返すことになるのでしょうね・・

・・とここまでが現状です。
1年ほどでこの程度か・・・とちょっと情けない感じですが
先生曰く、全ての点画をキッチリ習得すれば
その組み合わせでどんな字でも書けるから、と。
単純に文字のお手本を見て練習しているだけだと
違う字を書く時はまたその字のお手本が必要になっちゃう。
書きたい文字全てのお手本がないと書けない・・なんて困るでしょう・・と。
なるほど、そう言われれば。

あと、プリントは全てに「名前」欄があって
毎回自分の名前を書いています。
まだ点画も習ってないうちからでしたが
自分の名前だけは書く機会も多いだろうから、ということでしょうね。
さすがに1年も書き続けていますと、名前については
結構いい感じに上達したな、と実感できます。
私の名前がわりと単純な点画で書けることもあって^^
もう、金封に名前書くのは恐れませんよ!!なんて(^^♪
成果を感じられると、ちょっとうれしいですね。

まだまだ習っていない点画はいっぱいで、先は長いですが
今のところ、楽しさがずっと勝ってるので
頑張れそうです!!

ただ、今は後から入ってきた方の進みがめっちゃ早くて
そのうち追い越されそう・・というのがちょっと悲しいです・・・
まあ、それはそれで別にいいんですけどね・・・(TT)クスン

せっかくなので、これまでに点画と共に習った文字を書いてみました!
一発勝負で、大失敗してるのもありますが
それも今の自分の実力!ということで。



目を覆いたくなるのもありますが・・・(><)
また、しばらく経ってから書いて並べてみようと思います。
成長してるといいなあ・・・

これからはちょこちょこ練習記録を報告していきたいと思っています。