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Bonne journee!

フランス地方菓子に出会うための旅を終え、その後の日々の日記です。

アルザスワインの村

2008-05-29 | フランスお菓子の旅
28日は電車で違う街に出かけることにしました。
行き先はコルマール。
ストラスブールより南に電車で30分ほど行ったところです。
そして、コルマール周辺はアルザスワインを作っている小さな村がたくさんあります。
その中で、行きたい村が2つ。
一つは、リヴォービレ。もう一つはニーデルモルシュヴィル。
リヴォービレは6月1日日曜日にクグロフ祭りが行われるそうです。
で、それを見たかったのですが、そこまで待っているほど時間がなく、今回は諦めました。しかも日曜日ってコルマールから村まで行くバスはないようなんです・・・
そこで、ニーデルモルシュヴィルに行くことにしました。
この村はあのコンフィチュールで有名なフェルベールさんのお店がある村です。
コルマールからは8kmほど。でも、バスの便はかなり少ないです。

バスに乗り、コルマールの街を抜けると、一面のブドウ畑が広がっています。

道のそばまでブドウがあり、新緑がとてもきれいです。

ブドウ畑の間の道をくねくね登ってしばらく行くと、小さな村が見えてきました。
そこが、ニーデルモルシュヴィル。私以外には誰も降りませんでした。

鳥のさえずりとトラクターの音くらいしか聞こえてこない静かで小さな村。
窓辺に赤い花が咲いていて、いかにもフランスの田舎といった風情です。

で、目指すフェルベールさんのお店はすぐにわかりました。
着いた時間はちょうどお昼の時間。いやな予感はしていたのですが、やっぱり閉まっていました。
フランスのお店はお昼2時間程度のお休みを取ります。パティスリーもしかりなんですよね・・・

かわいらしいディスプレイ。奥にはジャムがありました。

午後の開店時間まで待ってもよかったのですが、そうすると今度はコルマールに帰るバスがそれから3時間程度待たなくてはいけませんでした。
それも厳しい・・・
というわけで、今回はお店を眺めるだけです。ジャムはパリはもちろん日本でも手に入るみたいですね。

この村はフェルベールさんで有名ですが、アルザスワイン農家の村。
そこかしこに、ワインのかわいらしい看板が出ていました。

道端のまだ小さなブドウ。これがおいしいワインに変わるのはいつでしょうね。


お菓子には出会えませんでしたが、ブドウ畑に囲まれたワインの小さな村に行けたのはいい経験です。
車がないとなかなか行けないところですし、思い描くフランスの田舎がそこにあったのですから。


お菓子屋さん探し

2008-05-28 | フランスお菓子の旅
今日27日はお菓子屋さん巡りです。
まず、ストラスブールの超有名店”Negelネゲル”


ケーキ、タルト、クグロフ・・・たくさん並んでいます。
トレトゥールも充実していて、何日か通わないとダメなんじゃないかしら?と思うほど。
で、購入したのがこちらの3品。

イチゴのケーキ。フレジエのクリームがとっても軽いバージョンのような感じでした。上の緑はマジパンでしたし。
日本ではイチゴのケーキは年中見られますが、フランスでは取れる時期だけのもの。華やかなイチゴが並んでいるのも春ならではの光景なんですね。


タルトリンツァー。このお菓子はオーストリアのリンツという町が発祥のお菓子だと言われています。
アルザス地方でもよく見られるもので、シナモンのきいた生地とフランボワーズジャムが特徴のお菓子です。
厚みがある生地だけれど、ふんわりやわらかでホロホロと溶けていきます。シナモンとフランボワーズの酸味が相性抜群!このお菓子、大好きです♪


そして、プチクグロフ。ネゲルはクグロフも有名で、ここは試しておかなければいけません。
生地はしっかりパンらしさを感じるもの。もっちり弾力のあるきめの細かい生地です。レーズンもたっぷり入っていて、朝食に食べたいクグロフでした。

お腹が一杯になったところで、ちょっと運動。
大聖堂に登ります。

急な螺旋階段をひたすら登っていきます。
息が切れ、太ももがプルプル・・・
で、到着した展望台から見えるのは、ストラスブール全景!

宮崎駿アニメに出てきそうな世界です。。。
少しずつ色の違う赤茶色の屋根の家々がなんともキュート。
そうそう、ストラスブールって世界遺産に登録されているんですよね。
なるほど、納得。

次に行ったお店は、”Thierry Mulhauptティエリー・ミュロ”

お店自体は大きくありませんでしたが、並んでいる生ケーキがとってもきれい!
でも、まずおいしいと言われているクグロフを試さなければ・・・

こちらがクグロフ。他のお店と違って、表面にグラニュー糖がまぶしてあります。
これがシャリシャリアクセントになっていて、おもしろいです。
生地はボソボソしすぎず、密度が濃すぎずいい感じ。レーズンはラムがしっかりきいている大人のクグロフでした。

後で街を歩いていたら、少しはなれたところにこのお店のショコラとコンフィズリーのお店がありました。

帰りにスーパーに寄ると、フレッシュのルバーブとアプリコットがあります!
ルバーブ欲しい・・・
ルバーブは蕗のような形をした大黄と呼ばれるもので、日本でフレッシュなものを手に入れるのは難しいです。酸味があり、コンフィチュールにするとおいしいです。
ホテルにはキッチンがありませんし、眺めるだけです。
結局アプリコットを購入。皮ごといただいちゃいました。
ビタミンの足りていない体に程よい酸味がおいしいです。
これでタルト作ったらおいしいんでしょうね~。


ストラス船の旅

2008-05-27 | フランスお菓子の旅
午後からはイル川の遊覧船で街を一周することに決め、その前にお腹が空いたので開いてたパティスリーに。
”Christian”お店は2軒見つけました。2階より上がラボになっているようで、作業をしている感じでした。

タルトリンツァーの姿が!でも大きいので諦めました。

結局、購入したのはこの2品。
アップルシュトゥルーデルとクグロフ。このクグロフ手のひらサイズのプチクグロフなんです。

両方ともドイツやオーストリアで作られているお菓子です。
ドイツとの国境であるアルザスでもよく見られるもの。特にクグロフはどのお店でも置いているアルザスのスペシャリテです。
クグロフはパンのような発酵生地で形とてっぺんのアーモンドが特徴です。
このクグロフ、ウィーン出身のマリーアントワネットの大好物で、お嫁入りでパリに来たことでフランスに広まったと言われています。アルザスのものは多分ドイツの影響だと思いますが・・・

さて、お菓子を手に遊覧船に乗り込みます。
船はこんな感じ。


早速、アップルシュトゥルーデルをほおばりながら出発です。
シュトゥルーデルは生地を新聞の文字が透けて見えるくらい薄くのばし、アパレイユを巻いていくものだと思っていました。
が、これはけっこう生地がしっかり厚みがあります。でもパリッと焼いてあるため、いやな感じはしませんでした。
りんごはシャキシャキ感が残っていておいしいです。シナモンがしっかりきいていました。

もちろん、この間もよくわからないフランス語ガイドを聞きながら、右、左だけ聞き分けてわかった振り観光してました。。。

遊覧船はストラスブールの中心部をくるりと一周してくれ、主要な観光スポットがゆったり見て廻れるためおススメです。
川からしか見られない景色も楽しめますしね。

この近代的な建物、EUの本部です。大きい・・・

ちなみに、クグロフは翌日の朝ごはんとしていただきました。
パンの生地ですがとろけるような舌触りでとてもおいしかったです。

ちょっと外国へ・・・

2008-05-27 | フランスお菓子の旅
26日、ストラスブールの街へ。
今日は月曜日、なんとかなりのお店が閉まっているではないですかっ!日曜日ならわかるけど、月曜日もなんて・・・
そこで急遽、今日は観光メインでいこうと決定。

で、思いついたのが、ちょっと外国行ってこよう♪
しかも、徒歩で・・・

ずいぶん前にテレビでストラスブールとドイツを歩いて渡れる橋があるとやっていたのです。
国境越えに密かな憧れがある島国民のわたくし。
ぜひぜひ行ってみたいと、思っていたのでした。

でも、ガイドブックにも地図にもそんなこと一言も書いていない。かろうじて観光案内所の地図の端っこに橋の絵が切れているけれど、明らかに”歩道橋”と書いている橋があります。
きっとこれに間違いない。変な確信のもと、トラムD線に乗り込み最終まで。そこからはドイツに渡るバスが出ているようですが、やっぱり歩いて渡りたい。
地図を見ると2kmくらいあるけば橋に行けそう。ということで、地図頼りにずんずん歩いていきます。

正直歩いている人なんて、一人もいません。立派な歩道がついているので安心ですが、横を車がビュンビュン通り抜けていきます。
途中歩道が工事中でなくなってしまい、反対車線まで中央分離帯乗り越えて走って渡るというハプニングがありつつも、ドイツとフランスの国旗が立っているところまでやってきました。
さらにそこから南下し、広い公園の中を通っていくと、左手にゲートが見えてきました。
その中は緑豊かなとても大きな公園。そしてその向こうに、お目当ての橋が!

公園を突き抜けて向こう側に橋が見えます。
公園はとても立派。広くてベンチもたくさんあり、お花の手入れも行き届いています。それなのに人はまばら・・・
観光名所になってもいいくらいだと思うのになんだかもったいないですね。
たぶん、車で来れるストラスブール市民の密かな憩いの場なのでしょう。

近くではこんな感じ。

これが、国境の川、ライン川。
真ん中辺りで国境。のはず・・・
橋には何も目印がなく、自然にドイツに行けたのでした。
ちなみにこの橋、自転車でも通れます。

橋を渡り終えると、そこはドイツ。看板すら読めません。

ドイツ側は渡り終えると、そこは静かな住宅地でした。
住民でないとこの橋の存在はわからないのではないでしょうか。
パスポートチェックなんてもちろんありません。パスポート持ってたっけ?なんてちょっぴりドキドキしてしまいましたが。

せっかくドイツに来たので、橋から見えていた教会目指して歩いてみます。すぐに教会に着き、ここまで来たら子供たちの声が聞こえてきました。
そちらに歩いていくと、町が現れました。

聞こえてくるのはドイツ語のみ・・・
さっきまでフランス語だったのに、ものすごく不思議な感じです。
本屋さんを見つけ、ドイツのお菓子の本を物色します。何を書いているかわかんないけれど、激安3ユーロのお菓子の本を購入しました。

お会計の際も何を言われたか全くわかりません。
ユーロが共通でよかった。。。と思いながら、たどたどしくダンケとだけ言ってドキドキのお買い物終了です。

もう少し行くと駅があり、Kehlという町だったことが判明。
そこからトラム駅まで戻るバスがあり、帰りはあっという間にフランスに帰ってこれたのでした。

ストラスブール観光としてはマイナーかもしれませんが、なかなか楽しいショートトリップでした。
でも、トラム駅からずっと歩いて歩道橋まで行くのはやはりお勧めしません。
公園の入り口までバスで行き、そこから歩くほうが賢明だと思います。
レンタサイクルで行くのもいいかもしれませんね。

アルザスへ

2008-05-27 | フランスお菓子の旅
今日25日は大移動です。
ボルドーから一路アルザスのストラスブールへ。
乗り換えなしの直通TGVがあり、所要時間6時間半ですが、乗っているだけなのでらくちんです。

夕方5時前ストラスブール到着。長かった~。
駅はとてもきれい。
ホテルも駅の目の前でとっても便利♪
ホテルの部屋から見える景色。どどーんと駅が見えます。

駅の前は芝生の広場になっていて、ごろごろ寝転がっている人多数。
のんびりしててなんだかいいですね~。
ボルドーは駅前が殺伐としていてあまり雰囲気がよくなかったので、ここは安心できます。

まだまだ明るいため、ぶらりと散策に出ます。

かわいらしい家々がそこかしこに・・・
さすがドイツ国境の街。メルヘンです。
今朝までと全然違う街の様子にテンションあがります。


こ~んなでっかいクグロフが宙に浮いてたりします。

ディネはアルザスのワイン、ゲヴェルツトラミネールとアルザス料理タルトフランベで、アルザスまで来れたことに乾杯です♪


アルザスはお菓子の宝庫。明日からがんばります!


ビアリッツ 大西洋の高級リゾート地

2008-05-26 | フランスお菓子の旅
サン・ジャン・ド・リュズからわずか10分ほど。ビアリッツ駅到着です。
中心部まではバスで移動します。
着いたところは、ゴージャスな高級ホテルが立ち並ぶリゾート地。
バイヨンヌのすぐお隣だというのに、こうも雰囲気が違うとは。
こっちの方が断然都会です。

大西洋に面しているため、風も強く波が高い海岸では、サーフィンを楽しんでいる人達がたくさんいました。

あじさいもたくさん咲いています。南仏とは違って雨もたくさん降るのでしょう。
日本もあじさいが咲く頃でしょうね。


しばらくビーチでぼんやり癒されてから、本来のパティスリー探しへ。
ビーチから程近い場所にお目当てのお店”Henrietアンリエ”

生菓子も品よく作られていました。ベレバスクを買うつもりだったのですが、もう入らないと思い眺めるだけにしてしまいました。
ショコラやコンフィズリーも充実しているようです。

場所柄、洗練された高級感のあるパティスリーが多く見られました。あまり地方菓子という感じではないかもしれません。

バスに乗ってバイヨンヌに戻り、荷物をピックアップしてボルドーへ。
短い滞在でしたが、いろんなお菓子に出会えて楽しいバスクでした。

ちなみに、バイヨンヌからビアリッツに行く場合はバスが便利です。中心部を結んでくれているのでおススメです。私は帰りに気づきました・・・

バスク サン・ジャン・ド・リュズのパティスリー

2008-05-26 | フランスお菓子の旅
24日は大急ぎでバスクのほかの町を回ります。
なぜかというと今日中にボルドーまで戻らないといけないため。
翌日ボルドー発の電車に間に合わせるためです。

まずは、サン・ジャン・ド・リュズ。スペイン国境までわずか15分という海辺の町です。
バスクの特徴的な赤い屋根と窓枠に漆喰壁の家々が立ち並び、バイヨンヌとはまた違った雰囲気です。


サン・ジャン・ド・リュズは小さな町でしたが、パティスリーはたくさんありました。
”Paries”バイヨンヌにもあったお店です。一応ここが本店らしく、立派な店構えです。開店間際だというのにお客さんがたくさん訪れていました。

ガトーバスクもたくさん並んでいます。

購入したのは、これ。
左がマカロン。右はベレ・バスクというチョコレートの生菓子。
ベレバスクもこの地域でよく見られるお菓子で、バスクの男の人は黒いベレー帽をかぶっていて、その形をお菓子にしたものです。

マカロンはマカロンリスに近いもので、わざと表面に切り込みを入れているようです。食感は少しだけもっちり感がある柔らかいものでした。このお店は、表面がでこぼこしたタイプの違うマカロンも売られていました。

ベレバスクは濃厚なチョコレートムースが中にたっぷり。甘さと供にカカオの香りもしっかりしました。

次はすぐ近くにあったマカロンのお店”ADAM”なんと創業1660年!と書いておりました。日本は江戸時代・・・?


マカロンはとっても素朴でざっくり混ぜて焼いた感じでした。程よくもっちりしていて、バイヨンヌのマカロンと少し違うように感じました。

ちなみに、このお店に少しだけあったガトーバスクにバスクの卍模様が書いてあり、唯一ここでだけ出会うことができました。

通りがかったパティスリーでガトーピレネー発見!
でも、大きくて買うのは断念です。ちょっと食べてみたかったです。

ここ、サン・ジャン・ド・リュズはバスクで人気のラ・リューヌ山へ向かう登山ルートの出発点です。ここからバスに乗り、さらに登山列車に乗って山頂を目指すというもの。
それでガトーピレネーが置かれていたのかしら?と思ったのですが、他のお店では見当たらない辺り、ちょっと違うのかもしれません。

まだまだパティスリーが色々あり、小さな町なのに個性豊かでした。それぞれ微妙に違いがあっておもしろいです。

サン・ジャン・ド・リュズの主なパティスリーを見た後、急いで駅に戻ります。滞在時間わずか1時間半。バスツアー並みの忙しさです。電車を逃すと次は数時間後ということはざらで、このスケジュールも仕方ないことなのでした。
次はリゾート地ビアリッツです。

バイヨンヌ バスクの焼き菓子

2008-05-26 | フランスお菓子の旅
通りがかった小さなパティスリーにスペシャリテ・マカロンと書いてあります。
これはっと思い、入ってみると素朴なマカロンが並んでいました。

右がマカロン。左はバイヨネーズという名前のお菓子。名前に惹かれて購入。

マカロンはパリや日本で見られる表面がつるんとした、マカロンリスではなく、表面が割れてふんわりした食感でした。生地のみそのまま楽しむお菓子です。
バイヨネーズはヴィジタンティーヌに近いお菓子で、バターがしっかりきいていました。

ガトーバスクもあり、クリームを購入。カズナーヴのものより生地とクリームが一体化していて濃厚な感じでした。洋酒も入っておらず、やさしい味がしました。
他にコンフィチュール入り、ショコラ味の3種類を置いていました。

他のお店にもバイヨンヌのマカロンとして置いているお店が多くありました。
よく考えたら、お隣のスペインは良質なアーモンドの産地で知られています。アーモンドはマカロンの主原料であり、バスクでマカロンが盛んに作られていても不思議はないわけですね。


窓際にガトーバスクが並んだ大きなパティスリー発見。
”L.Rauxエル・ロー”


ルレデセールのマークがお店の入り口に。
知りませんでした。バイヨンヌにルレデセール会員の方のお店があったのですね。
中はさすがに洗練されています。
ショコラで作られたハンドバックやハイヒールもありました。
生菓子もパリのものとそん色ありません。
でも購入したのはガトーバスクのスリーズ入りのもの。こちらにもクリーム、スリーズ、ショコラの3種類がありました。

さくらんぼのジューシーさでとても食べやすかったです。個人的にはクリームよりこちらの方が好きかもと思いました。

町のパンやさんにもたくさんのガトーバスクが売られています。
それだけ生活になじんだお菓子なんでしょう。
ただ、表面は何も模様がついていないものが多く、バスクの卍のような模様を描いているものは、スーパーのガトーバスクだけでした。


ガトーバスクやマカロンはたくさん見たのですが、ガトーピレネーやもう少し内陸部のお菓子ガトー・ア・ラ・ブロッシュは見ることがありませんでした。近いとはいえ、地方が違うということで作られていないようですね。

バイヨンヌは思ったより小さな町でしたが、多くのショコラティエやパティスリーがあり、お菓子が生活の一部なのだろうと想像されました。

お菓子以外にもバスクは独自の文化を持っています。
本屋さんにはバスク語を勉強する教材などもありました。(バスク語はフランス語とは全く違う言語だそうです。確かに標識のバスク語は全く読めませんでした・・・)
街にトリコロールカラーを見ることはほとんどなく、赤と緑のバスクカラーがあちこちに見られました。
フランス語を話しながらも、バスクという地域に誇りを持っているようなそんな感じです。それが、独特のお菓子にもつながっているのではとなんとなく感じることができました。

バイヨンヌ バスクのショコラ

2008-05-26 | フランスお菓子の旅
23日、今日からいよいよバスクのお菓子探しです。
バスク地方はスペインとフランスにまたがる地域で、フランスとはまた違った独特の文化を持つ地域です。
もちろん、お菓子についてもガトーバスク、ガトーピレネーなど有名なものがたくさんあります。

天気予報は雨だったのにいいお天気に恵まれました。
街もとてもきれいです。

こちらは、ニーヴ川沿いのグランバイヨンヌと呼ばれる地域。
明るい色合いの建物が南の地方であることを感じさせてくれます。


バスク地方はフランスのショコラ文化発祥の地。
アメリカ大陸からスペインにココアが伝わり、それがバスクに伝わってフランスのショコラが始まったそうです。

まずはrue Port-Neufにあるショコラの有名店”Cazenaveカズナーヴ”
ここでは、ショコラをあわ立てた飲み物ショコラ・ムソーが有名です。
朝ごはん代わりにガトーバスクも一緒にいただきました。


この泡、手立てだそうです。ショコラの泡。お抹茶みたいに泡立てているのでしょうか。
泡部分はスプーンですくっていただき、下のココアは一緒についてきたシャンティーを浮かべていただきます。
ココアはショコラショーに比べてさらりとした飲み心地でしたが、2杯分サーブされるため最後はものすごく苦しくなってしまいました。
ガトーバスクはキルシュの香りがしっかりついたもので、クリームがぶりんとしてしっかりわかるものでした。

カズナーヴの2軒むこうにもショコラティエが。大きなロッシェなどが並んでいます。


さらに通りの向かいにも。



お菓子屋さんにパテと生ハムが並んでいる!!
よく見ると、マジパンのお菓子です。ホントよくできています。
後で他のお店にも見つけ、よくあるお菓子なことがわかりました。

他にも、あちこちにショコラのお店が。普通のパティスリーより断然多い気がしました。それだけショコラになじみがあるのでしょうね。
ボンボンはどれも大きめ。日本の3倍はある大きさです。
胃がすでに限界を迎えつつあり、大きなショコラは眺めるだけにしました。

ボルドーのカヌレ 

2008-05-26 | フランスお菓子の旅
22日はトゥールからバイヨンヌまで南下します。
バイヨンヌはスペインとの国境バスク地方の中心都市です。

ただ問題が一つ。。。今日はなんとスト。
フランスのストライキって半端じゃありません。
昨日からニュースでやっていて、トゥール駅にも確認に行き、ボルドーまでは行けそう。ただ、乗り換えてバスクまで行けるかどうかがトゥールではわからなかったのです。

無事着けることを祈りつつ、電車に乗り込みました。
で、ボルドーまでは無事到着。そこから10分程度の乗り換え時間のはずですが、乗るはずの電車が、ない・・・

やっぱり。。。
インフォメーションで確認すると、次の便は・・・5時間半後。。。
あぁ、フランス。
こんなことして窓口がぐちゃぐちゃになるくらいなら、ちゃんと働いてください。

予約を取り直し、駅で待っていても仕方ないため、荷物をロッカーに入れて町に出ます。
ボルドーは以前スタージュしていたときに唯一遠出して来た町。なつかしいです。


ボルドーと言えばカヌレ。
カヌレ専門店”Baillardran”へ。このお店、パリにもあります。ボルドー市内にはいたるところに見られます。
前回もカヌレのおいしいところを探してみたのですが、結局よく分からず仕舞いでした。


頼んだのはカフェ。小さいカヌレが付いてきます。前回ふらりと入ったカフェでも同じように小さいカヌレが付いてきました。


お店にはカヌレがずらり。店内はとってもおしゃれ。

窓側には型もずらり。うらやましい。ちょっと分けて欲しいくらい。

すでに胃の調子がいまいちになってきていて、普通サイズのカヌレは買わずに出てしまいました。

この後大きな本屋さんでカヌレの本に遭遇。ちょっと重くなるけれど、本は後でじっくり読み返せるのでご購入。
この本に出会えてボルドーに途中下車した甲斐もありました。

19時前ようやくボルドーからバイヨンヌへと出発です。
結局夜9時前に到着し、この日はホテルへ直行して終了してしまいました。