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Bonne journee!

フランス地方菓子に出会うための旅を終え、その後の日々の日記です。

日本到着

2008-06-06 | フランスお菓子の旅
11時間の快適フライトで、日本時間の朝8時過ぎ、無事関空到着です。
フランス旅行で電車の長旅に慣れていたせいか、あっという間。
遠いようで近いんだなと感じました。

日本は初夏って感じ。
パリは最近曇り空が多く、20℃いかないこともあったから明るい太陽がまぶしいです。
それでも1ヵ月半ではあまり何も変わりませんね。

このブログの旅は終わってしまいました。
ですが、これからもフランスの旅を振り返りつつ、日常生活の感じることを綴っていけたらと思っています。
旅で得られたことを忘れないように、そしてもっと充実した毎日を送るために・・・

旅の終わり

2008-06-05 | フランスお菓子の旅
4月末、ハンガリーから始まった旅も今日で終わりです。
あっという間です。
でも、今回はよくいろいろ行きました。
総移動距離、何Kmなんだろう?

以前のフランス滞在より何だか充実しています。気持ちの上で・・・
今やれることはやった感じ。
そんなことを思いながら、CDGでこの記事を書いています。
もうすぐ搭乗かしら?

次、海外に行けるのはいつになるかわからないけれど、この経験を忘れずに日本でステップアップしていきたいなと思います。

では、後ほど日本から・・・

リモージュ さくらんぼの季節

2008-06-04 | フランスお菓子の旅
今日4日はフランス最終日。
にもかかわらず、遠出を決行。
行き先は2日に行けなかったリモージュです。
懲りない私・・・

オステルリッツ駅から片道3時間、到着です。
なぜここまでリモージュに行きたかったかというと、リモージュを中心とするリムーザン地方はさくらんぼのクラフティが地方菓子としてあります。
しかもフレッシュさくらんぼを使用するため、さくらんぼが出回るこの季節しかないお菓子だというのです。
ならば、ぜひ食べてみたい。
あんまり日帰りしないくらいの距離ですが、無理して行っちゃいました。

リモージュの旧市街はこんな感じ。
コロンバージュだけどアルザスとは違って枠が細長いこの感じ・・・どこかで見た。。。トゥールに似てるかも。
地方は違うけど、フランスの真ん中辺りだから似てるのかしら。


旧市街のすぐ近くに常設市場があります。
よく見ると、壁の上のほうに繊細な絵が描かれたタイルが並んでいます。
きっとリモージュ焼きなのでしょう。
陶器の街ならではです。

ありました、ブラックチェリー。今の季節はフランス各地で見かけますが。

市場内のお菓子屋さんで、クラフティー発見。
季節のさくらんぼって書いてあります。

みずみずしいチェリーがたっぷり。
種入りのままゴロゴロ入っているのが特徴です。食べる時ちょっと注意!
生地もやわらかめで食べやすいものでした。

別のブーランジェリー・パティスリーで発見。

ブラックチェリーと、赤いさくらんぼが入っています。
こちらは生地がキブロンで食べたファーブルトンそっくり。
クラフティもクレープ生地と同じようなものだから納得です。
モチモチしていて、少し重さを感じるものでした。

焼きたてだったらまた味も違うんじゃないかと思って、ランチのデセールで出しているところを探したのですが、残念ながら見つからず・・・
他のパティスリーも置いていなさそうでした。
他の街と比べて、パティスリーやブーランジェリーの数もなんとなく少ない。
さくらんぼのクラフティは本当に家庭の味なのか、それとも地元だからこそ忘れられつつあるお菓子なのかもしれないですね。
なんだか、少し寂しい感じでした。

陶器の街にせっかく来たのだから、美術館でも見て行こうかと市立美術館へ。
でも、人もいなくてなんだか工事中。
よく見ると、2006年~2009年まで3年かけての工事の最中らしいのです。
あら~ついてない・・・
結局陶器も見ずに、リモージュを後にしてしまいました。

パリに戻って、ル・ボンマルシェでおみやげ物色。
ここの食品館は本当に品揃えがよく、いつも立ち寄ってしまう場所です。
食品だけじゃなく、小物などもセンスがよくて、他のデパートと一味違って大好きです。

気づけばパリも終わり。
結局パリのお菓子屋さんは全然まわれませんでした。
でも、なんだか満足。
やはり、やりたかった地方めぐりができた充実感でしょうか?

日本にもそれぞれの町で特産のお菓子があるように、フランスにも数限りない地方菓子がまだまだあるのだと思います。
それを全部見ようと思うとどれだけ時間があってもきっと足りない。
今回はメジャーな地方を駆け足で見てまわった旅だったけれど、地方菓子のさわりを見れたのかなと思っています。

行っていない地方もあるし、奥が深い地方菓子。
その地方に根ざした、温かみのあるものだというのはすべてに共通する気がします。
これからは日本で、本を見たり調べて自分で作ってみようと思います。

パリでの再会

2008-06-04 | フランスお菓子の旅
今日3日はお約束が2つ入っています。
昨晩もお会いした奥さまとランチの約束。
夜からはカンヌのホームステイでお会いした、別の女性とです。

まず、ランチ。
カルトナージュを習っていらっしゃるため、そのお教室が終わってからお会いしました。
カンヌで買ったプロバンス柄の素敵な箱が出来上がっていました。

ランチの場所はサンルイ島のポム・キャネル。
パリに来るたびによく訪れるお店です。
安くておいしいためいつも賑わっています。

選んだのはこちら、ブッフ・ブルギニョンとキッシュロレーヌ。
そう、ディジョンとナンシーで食べられなかったものです。
う~ん、どちらもおいしい!キッシュはフワフワ。ブルギニョンはお肉がトロトロでとてもコクがあります。
このお店は、キッシュ類がとても豊富です。冬場はオニオングラタンスープも絶品ですよ。

デザートはベルティヨンのアイス。ブラッドオレンジ、ラムレーズン、キャラメルを2人で。これまたおいしいです。

お店の前に、小学生の集団がやってきました。
どうやら、校外学習のよう。
一人ひとりアイスを食べてうれしそうです。先生がまとめてお会計。
こんな校外学習楽しそうですね。


ランチの後サンルイ島をぶらりとし、BHVに寄った後、名残惜しい中お別れです。
カンヌで数日ご一緒しただけだったけれど、その後もこうしてお会いできたことが本当に嬉しく、楽しい再会でした。

夕方からは別の方と。モンマルトルのテルトル広場で待ち合わせ、迷いながらも無事再会。
彼女は映画関係の方でカンヌ映画祭にお仕事で来られ、宿泊をかねてホームステイされていました。
映画祭の後はしばらくパリでお仕事をされてから日本に戻られるそうです。

結局、彼女のアパルトマンで延々語り続けてしまいました。
分野は違えど、仕事に対する真摯な姿勢、夢を形にしていくために努力する姿や情熱はものすごく共感でき、また尊敬できる方です。
私も数年後にこうして輝き、成長してまたお会いしたいと思いました。
ものすごくエネルギーをいただいた素敵な再会でした。

フランスでこんなにもいい出会いがあるとは思ってもいませんでした。
ホームステイの思いがけない贈り物です。

思いがけず・・・パリ散策

2008-06-03 | フランスお菓子の旅
今日は朝早くおきて、オステルリッツ駅へ。
リモージュへこの季節限定のさくらんぼのクラフティを探しに行こうとしたのですが・・・
ユーレイルパスで使える座席が午前中の便はすべて埋まっているとのこと。
しまった・・・
旅の初めはこういうこともよくあって、それから学んだはずだったのに、最近油断してました。
ということで、リモージュ行きは中止。

どうしようと 考えてマルシェに行こうと思ったものの、月曜日で今日は休み。
あー、ついてない。
とりあえず、仕切りなおすためホテルに戻り予定の組直しです。

まず、小物を探しに蚤の市へ。
クニャンクールは大きいです。分野ごとに区画が分かれていているのですが、それにしても見切れません。

シルバーのカトラリーなどくすぐられるものもたくさん・・・
勉強不足でその価格が適正なのか割安なのかの見当もつかず今回は見送りです。
いつも思うのですが、蚤の市はこれが欲しいという明確な目的がないといいものにめぐり合うことは難しいのではないかと。
素人にはよくわからない蚤の市でした。
ちなみに、エチェリの市場(ハンガリー)の方がコンパクトにまとまっていて見や
すかった気がします。

次は、お菓子を作る人なら誰でも知っているお菓子道具店”MORA”
店内は日本人だらけ・・・
今回はカヌレ型とチョコレートの型を購入しました。
ただ、税金が外税だったらしく、25ユーロくらいとられてしまいました。


次はシャンゼリゼに移動です。
友人に頼まれていた食器類を購入するため、ルノートルへ。

せっかくシャンゼリゼまで来たので、ラデュレへ。
この後、カンヌでご一緒していたご夫婦のお家へおじゃまするため、マカロンではなくケーキを選びました。それにしても、ここも日本人おおいですね・・・


春らしく、イチゴとピスタチオのサントノレ。小さいイチゴはフレーズ・デ・ボアです。

モンブラン。アンジェリーナよりこれの方が好き。メレンゲのほろほろ感おいしいです。

これまた、イチゴとピスタチオ。


残念ながらご主人は仕事の関係でご一緒できず、奥さまとたくさんのお料理でおしゃべりに華が咲きました。
気がつけば、もう10時半をまわっています。慌ててホテルへ戻りました。
とっても楽しい一時でした。

パリ 旅の最終地点

2008-06-01 | フランスお菓子の旅
とうとう6月に突入です。もうすぐ旅も終わり。
朝ゆっくりめに起きると静かなディジョンの街に教会の鐘の音が心地よく響いています。
今日は最終地点、パリへ。
お昼前のTGVで日曜日の静かなディジョンを後にしました。

1時間半後にはパリ到着。
今日のホテルはモンマルトル界隈。
日曜日は街もさぞ静かだろう・・・と思ったのが大間違い。
人だらけでした。
さすがパリ。


荷物を置いて休憩後、ホテルの周りをぶらぶら。
モンマルトル名物、画家さんたち。

サクレクール寺院。美しい。あぁ、パリって感じ。


でも、今日一番興味を惹かれたのがやおやさんで見つけた、これ。

なんだかわかります??
フレッシュアーモンド。
ええ~っ??アーモンドって乾いて中の種子取るだけじゃないの?
思わず買いそうになったけれど、今日のところはがまん。
どなたか食べ方ご存じないですか~?
これはフルーツとして、外側を食べるもの?それとも自分で乾燥させるの・・・?
今度見かけたら買ってみます。

ディジョン 美食の町

2008-06-01 | フランスお菓子の旅
31日、今日は朝早くから移動です。
行き先は美食の町、ディジョン。ブルゴーニュ地方の中心都市。
あのブルゴーニュワインの地域です。
マスタード、クレーム・ド・カシス(食前酒のキールに使うお酒)
お料理では、コック・オ・ヴァン、ブッフ・ブルギニヨン、エスカルゴなどが有名です。
お菓子ではパン・デピス。アルザス地方にもありますが、ディジョンのものは蜂蜜がしっかり入ったパウンドケーキ型のものが多いそうです。
期待が高まります!

ナンシーからは約2時間、ディジョン着。ナンシーからはまっすぐ南下するだけなのですが、電車の便が極端に少ない。パリやリオンからなら簡単に行けるみたいです。

さて、街をぶらり。オフィス・ド・トゥーリズムの前からふくろうさんの矢印・・・

これを、たどって歩いていくと・・・教会とマルシェが見えてきました!
このふくろうさん、ディジョンのシンボルです。主要な観光スポットを案内する目印。これで迷わず観光できます。


マルシェ!しかも今日は土曜日。一番賑わう日です。
常設のマルシェのまわりにテントを張ったお店がたくさん。
お客さんも多く、みんなかごバックやキャスター付きのバックを持ってお買い物です。

野菜は畑から採れたてのようにピンピンでみずみずしく、大きなチーズやお肉、お魚やさんもたくさん。中には馬肉やさんなんてのもありました。
さずが、美食の街。見ているだけで、ホント楽しい。

ベリー類もピカピカです。
今日のフルーツはフランボワーズに決定!食べ歩きフルーツ、ちょっとくせになりそう。


マルシェから少し歩いたところにノートルダム教会があります。教会横の細い路地を通っていると、なにやら写真を撮っている人たちが。
こんな薄暗いところでなに撮ってるんだろう?と思うと、あの幸福のふくろうが!!

ち、ちっちゃ・・・・
しかもみんなに触られてふくろうだか何だかわからないくらいにすり減ってる。。。
そう、これがディジョンのシンボルふくろうです。
右手に金製のものを触りながら左手でふくろうを触ると幸運が訪れるといわれています。
もちろん触りました。右手にカメラを持って。一応金属製だから大丈夫??
効果のほどはわかりませんが、なんだかちょっぴり幸せ気分です。

市庁舎やブルゴーニュ大公宮殿があるリベラシオン広場。
ナンシーほどではありませんが、広々豪華な広場です。

噴水で遊んでいる子供たち。ほほえましい。。。

ここでちょっと珍しい経験をしました。
この日は立派なカメラを持って、街中を撮影している人達がたくさんいました。
首にパスをかけていたので、写真学校の生徒さんたちかな?と思っていたのですが、その中の2人組に声を掛けられました。
どうやら写真コンテストが4つの地域で行われ、その初めの場所がディジョン。テーマは歴史のある町並みに関連するものを撮ることで、彼らは旅行者が歴史的な建物を見ている様子を撮りたいと言ってきたのです。(たぶん、私が理解できていれば・・・)
大きなリュックに、地図を片手に持ち、アジア人の私は彼らのイメージする旅行者にぴったりとはまったのでしょう。
ほんの10分ほど写真を撮り、お礼にCANONのボールペンをいただきました。フランス人からキャノンのボールペンをもらうとは・・・ちょっと笑えました。
彼らにパン・デピス屋さんとマスタードのお店の場所を教えてもらい、別れました。いい写真が撮れているといいのですが。

超有名マスタード。”マイユ”
中で味見もできるみたいです。日本でも簡単に手に入るので今回は違うものを買ってみました。


それから、パン・デピス。
街を歩いているとパン・デピスを売っているお店がたくさん。
パン・デピス専門店もあります。やっぱりアルザスよりメジャーなようです。

パン・デピスはシナモン・アニス・クローブ・ナツメグなどの香辛料を利かせたお菓子です。
ディジョンでは色々な形のものを見ることができました。
普通のパウンドケーキ型、50cmくらいの大きなもの(カットして売っています)、小さな丸い形のもの、クッキー状のもの、グラサージュがかかっているもの・・・
パン・デピス一つとってもさまざまでおもしろいです。

結局、マルシェの中のパン・デピス屋さんのものを購入しました。
味見させてもらったのですが、今まで食べたものより香辛料がそれほどきつくなく、やさしい味わいです。
蜂蜜もたっぷり入っていて、とてもしっとり。
これなら日本人でも紅茶と一緒においしくいただけるのでは?と思うお味でした。

ディナーはブルゴーニュワインとエスカルゴ!と思っていたのですが、イタリア料理のカフェはいくつも見つかるのにエスカルゴの文字が見えません。
残念ながら諦めました。。。
時間があれば、ディジョンから南下してロマネ・コンティなど超有名ワインカーヴを訪ねるのもおもしろそうです。今の季節は絶対きれいだと思いますし。
ナンシーに引き続き、おいしいお料理にありつけなくて、ちょっぴり心残りのディジョンでした。

アルザスからロレーヌ ナンシーへ

2008-05-31 | フランスお菓子の旅
30日朝夜の嵐がうそみたいに晴れています。
郵便局に行ったついでに心残りだったティエリー・ミュロのプティガトーを買ってしまいました。
こちら、フォレノアールとティグレ。

フォレノアールもドイツにもあるお菓子。けれど、とっても洗練されたフォレノアール。
グラサージュの下にはうっすらと木目模様が。芸が細かいです。
チョコレートムースも重すぎず、アルコールもきつ過ぎず、バランスがとってもいいケーキでした。
そしてティグレ。初めて見た瞬間、なつかし~!と叫んでしまいそうに。
以前、製菓のアシスタントをしていた時を思い出します。
他の地域では見ることがなかったティグレ。ここアルザスではちょくちょく見かけました。
しっとり生地に濃厚ガナッシュ。重量感のあるものでした。

お腹もみたされ、いざ、ナンシーへ。
電車に揺られること1時間半。ナンシー着。
街に出ると、アルザスとはまた違った雰囲気です。

この建物、代表的なアールヌーヴォー建築の1つなのですが、ナンシーはアールヌーヴォー発祥の地。街がどことなくエレガントに感じるのはそのせいでしょうか。

歩いていると、マルシェ発見!常設の市場です。

広くて活気があります。リュバーブも売ってました。

ここでフルーツ購入。平べったい桃と大きなさくらんぼ。

桃はこういう種類です。しっかり熟れていて、とってもジューシー!しかも、甘い。
おいし~!桃は大好き。桃の産地に育ったため、ちょっとうるさいです。
小さくて、見た目は変だけど、すごくおいしい白桃でした。日本にもあればいいのに。
さくらんぼもすごく大きくて、ぱんぱんに熟れています。
果肉がすごく分厚い!日本のものは大きいとすごく高価だけれど、桃とさくらんぼ150gあわせて2.5ユーロ。ここに住んでいたら毎日山ほど買ってしまいそう。
歩きながらバクバク食べてしまいました。
こういうフレッシュなものはそのまま食べるのが一番かもしれませんね。
それから、ナンシーと言えばミラベル。黄色い小さなフルーツです。6月くらいに出回ると聞いていて、ぜひフレッシュを食べてみたいと思っていたのですが、まだ時期が早いようでマルシェでもスーパーでも見ることはありませんでした。残念。

次は、スタニスラス広場に到着。
・・・・・なんですか、これ?
ものすごくゴージャス。それ以外の言葉ありません。

これ、スタニスラスさん。もともとポーランド国王でロシアに追われてフランスに亡命してこの地域を譲り受けたそうです。フランスっぽくない名前の理由はこういうわけなんですね。

他にもゴージャスな場所だらけです。ナンシーすごい。
ストラスブールのほうが人も断然多くって都会なのにあの素朴な感じはなんだったのでしょう?
ナンシーも色々見がいがある街です。そういえば、世界遺産に登録されているようですね。

観光はそこそこにマカロン探し開始です。ナンシーと言えば、マカロンが有名。バスクのマカロンとまたどう違うのか楽しみです。
代表的なお店”MAISON DES SOEURS MACARONS”
  
修道院の2人のシスターによって作られたお菓子だそうで、それでこのお店の名前になっているようです。
ナンシーのマカロンについては、後ほど購入したロレーヌの伝統菓子の本に詳しく書いてあったのですが、まだ解読に至っていません。。。

表面が割れたカリカリのマカロンです。紙1枚に12個絞っていて、紙のまま箱に入れて売ってくれます。
外はカリカリ、中は堅いくらいにもちっとしていました。

もう1店、別のパティスリーでも買ってみました。

こちらのものはとてもやわらかさがあり、バスクのものに少し似ていました。
お店によってもずいぶん違うものなんですね。

マカロンはほとんどのパティスリーで売っていました。
ベルガモットのキャンディーやミラベルのキャンディーもメジャーなようです。
でも、ナンシー発祥のババやサバランはあまり見ることがありませんでした。他の街のほうがあった気がします。
マドレーヌはナンシー近郊のコメルシーという村が発祥なのですが、スーパーでは見るものの、パティスリーではほとんど見かけませんでした。メジャーになりすぎて置いてないのでしょうか?

通りがかりのパティスリーでリュバーブのタルトを購入。
フレッシュなリュバーブを使っているためか形がはっきり残っています。

う~ん、すっぱおいしい。
リュバーブだけだとかなりすっぱいです。まわりのアパレイユとでいい具合いに緩和されておいしいタルトでした。

ナンシーは1日ではちょっともったいなかったかもしれません。
見所満載、しかもロレーヌの郷土料理キッシュロレーヌすら食べられなかったのですから!
本当に心残りです。。。

ストラスブール最後の日

2008-05-30 | フランスお菓子の旅
29日はストラスブール最後の日です。
ぶらりと歩いていたらパティスリー発見。
タルト・フロマージュを買いました。
フランスではいわゆるチーズケーキはあまりないのですが、このタルト・フロマージュもアルザス地方のお菓子です。
お菓子でよく使われるフロマージュ・ブランの産地だからだそうです。

アパレイユ部分はふわっふわ。
やさしい酸味と甘みがあって最後にチーズのコクが感じられます。
うーん、おいしい。
一切れが大きかったのですが、ぺろりといただいちゃいました。

次はビスキュイトリーへ。
ビスキュイトリーはクッキーなどの小さな焼き菓子類を売っているお店です。
アルザス地方ではクリスマスの時期に作られる色々な種類のクッキーのことをブレデレといい、このようなクッキー類を売るお店が多くみられます。
その中の1店”cocoLm”

かわいらしいクッキーが並んでいます。

おみやげ用に色々な種類を詰め合わせてもらいました。

他にもパンデピスを中心に焼き菓子を売るお店もあります。
パンデピスはスパイスの効いたお菓子。パウンドケーキのようにふんわりしたものもありますが、乾パンのような硬くてグラスロワイヤルで絵を描いたものなど色々ありました。


そして、今日はお買い物♪
今までに目を付けておいたどうしても欲しいものを購入。
その中の1つ。クッキーの押し型。

たぶん木製だと思うのですが、陶器製もありました。
アルザスのパンデピスはこのような型で模様を付けた硬いクッキー状のものもあるのだそうです。
やはりクリスマスに関連した宗教的なものも多くありましたが、飾ってもかわいらしいものにしました。
形や大きさ、いろいろあり、細工が細かいために型にしては高額です。

他には、やっぱりはずせないのが、クグロフ型。
かわいい模様入りのものを購入。
早く飾りたいですね~♪

そして、今日は何十回目かの私の誕生日。
これだけは食べておこうと思っていたシュークルートでディナーです。
窓辺の素敵な席。

明かりは本物のろうそく。
ふーって消したくなる?!

シュークルートとアルザスワイン、リースリングで乾杯!

アルザスいいところですね~。
南仏も大好きですが、ここもまたゆったりできる感じです。
私はパリよりどうも田舎が合っているよう・・・
もともと田舎ものなので都会の環境についていけないんですね。たぶん。

この日の夜、ものすごい雨と雷でした。
途中で起きてしまったほど。
久しぶりに見た嵐でした。

コルマール

2008-05-29 | フランスお菓子の旅
コルマールに戻って街をぶらぶら散策。
思っていたより大きな街。旧市街は石畳の道が続きます。
コルマールはドイツ国境にありながらほとんど戦火に遭っていないらしく、古い町並みが残っているそうです。逆に考えるとストラスブールはそんなに古くない街ってことになりますよね。そんな感じはしないのですが・・・

中心部の南側にコロンバージュの家々が並んだ一角があり、プティット・ヴニーズ(プチ・ベニス)と呼ばれていてとてもかわいらしい町並みです。
ストラスブールの同じような一角は、プティット・フランスと呼ばれていますが、フランスとベニスの違いが私にはわかりません・・・
両方とも素敵な地域だということです。

道端に咲くバラもとってもきれい。今は色とりどりのバラが至る所に咲いています。


旧市街のほうでパティスリー発見。ルレデセールの看板つきです。
”GILG”おしゃれです。外見はシンプルですが。

こちらの3つを購入。
また、グラスデザート。ピスタチオ・フレーズ・フランボワーズの3層。
ふわっふわのムース。疲れている胃には嬉しいムースでした。

こちらは一番下にわかりにくいですが、フランボワーズのやさしいムースが入っていて、上はバニラとシトロンのムースだったと思います。
これも軽いムースでした。

最後はこちら。上の緑はピストレしてあります。
中は多分、桃のムースとクレムー、プラリネとフィヤンティーヌを合わせたものが層になっていました。
ちょっとビスキュイの分量が多くて、ぱさつく感じとプラリネの味が他と比べて強い気がしました。

カラフルなケーキばかりでなく、チョコレート系のものも色々とありました。
チョコレートのミルフィユは繊細できれいでした。
やっぱり、ルレデゼールだけあって、仕上がりがとてもきれいなケーキばかり。
いいお店に出会えてよかったです。
他にもパティスリーはあったのですが、ストラスブールにもあるお店が多く、見るだけにしてしまいました。

この後大粒の雨が降ってきて、急いで駅に戻りました。
短い時間でしたが、コルマールの旅楽しかったです。
時間に余裕のある方はぜひクグロフ祭り、行ってみてください。
前日からダンスパーティーあり、クグロフコンテストあり・・・みたいですよ。