足指ダイヤ

音楽☆子育て☆食べ物を中心に綴ります。

心霊写真

2006-02-06 | 不思議な話

2歳の次男は、身の回りの物を絵に描いてもらうのが好きです。
バナナ、リンゴなどの果物やコップ、スプーンなどの生活用品は誰が描いてもそう違いは無く、次男にもちゃんと伝わります。
自動車や自転車は車輪がサインになるので多少ヘタでも伝わります。さらに自動車の天井に小さな四角を描けば即座にパトカーだと分かってくれます。
アンパンマンやミッキーマウスは難しいですが、大切なパーツを忘れず描きさえすれば力技で伝わります。

ところが、きちんと描いてあっても伝わらないものがあります。例えば、ロックされていることを表す南京錠のマークは、南京錠を知らない次男にしてみればバッグ以外の何物でもありません。また犬をかたどったバルーンアートのイラストはその風船が赤だったために蛸に見えてしまいました。

人は絵を見る時に自分の知識を総動員してその絵は何なのかを理解しようとするのでしょう。だからこそ、騙し絵に感心したり、シュールレアリズムの不可解さに嫌悪感を感じる人も出てくるわけです。

先日、深夜放送で心霊スポットを回って心霊写真を撮って来る企画をやっていました。このタイプの番組のオチにありがちな「不思議な赤い光線」や「不思議な白い光玉」は運悪く全く写っていなかったので、リポーターが「写ってませんねぇ」とがっかりしたところ、隣にいた霊媒師が「ちょっと待ってください!ココ!ココに写ってますよ!」と指摘します。
霊媒師がリポーターの持っていた写真を右に90度回転させ指し示す部分には、朽ちた廃墟の塀におぼろげに浮かぶ女性の顔が……。

そんなこと言ってたら家具の木目にも、水溜りの水面にも、服の皺にさえ霊はいるじゃないかと笑ってはいけません。見えない物を見るという霊媒師の適切な仕事ぶりにディレクターから感謝状を贈りましょう。


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