予約していた有栖川有栖の新刊『壁抜け男の謎』と、『マジックミラー 新装版』が届きました
新刊を購入するのは普通のことですが、『マジックミラー』は3冊目の購入です
『マジックミラー』は有栖川有栖作品の中でも人気の江神シリーズ、火村シリーズのどちらでもないのに、地の文章そのものが大好きな作品で1990年の新書版、1993年の文庫版はすでに持っているのですが、文庫の新装版が出たのをAmazonで見つけてつい買ってしまいました
3冊も同じタイトルの本を買うのは、装丁やサイズが違うこと以外にもお楽しみがあるからです。それは、新しいあとがきが付加されていることと、必ず何箇所か修正された部分があること。もちろんシーンが追加・削除されたり、主要な登場人物が増減したりはしませんけど
有栖川有栖作品は、推理小説なのに犯人あて以外の部分も印象的で文章自体が端整で、何度読み返しても文章の向こうに広がる光景に魅了されてしまいます
以前は毎日本を読む習慣があったのですが、ここ数年は本を読む時間がなかなか取れないでいます。今日も午後から家族全員で高校の演奏会に出かける予定でしたが、アミの急な発熱で私はお留守番になってしまいましたので、思いがけなく本を読む時間が取れそうです
そういえば、実家の母がよく送ってくれる【豚丼のたれ】のラベルには北海道の空知で作られたという表記があり、ラベルを見るたびに『マジックミラー』を思い出すのでした