goo blog サービス終了のお知らせ 

poppo徒然画帳

思いつくまま、徒然なるままに、絵や画像とともにつぶやきます。

夜が明けるよ

2009年12月01日 | Weblog

夜明け前の紅葉並木



 朝の散歩、といっても真っ暗なうちの散歩です。夜明け前の散歩と言った方が趣があるかな。目覚まし時計で起床しているのではありません。体内時計というのでしょうか、寝入った時刻から起算して一定の時間(5~6時間)が経過すると目が覚めるのです。で、窓越しに外を見るのですが、マンションの外灯に照らされた駐車場が見えるだけで空は真っ暗です。それでも何とか雨ではなさそうというのが分かります。

 最近は朝がどんどん暗くなっていくようです。と言うか日の出の時刻が遅くなっているのです。今年の冬至は12月22日とのことですからそれまではどんどん夜明けが遅くなるのですね。でも、最も遅い日の出の時刻が遅いのは冬至ではなく、それから半月ぐらい後だそうで、逆に日の入りの時刻は半月ほど早いとか。結局一番夜が長いということですね。

 さて、夜明け前の散歩というのは実に変化に富んでいます。暖冬とはいえ冷え込むのは太陽が昇る前が一番です。なので、歩き始めると次第に冷気が肌を刺すようになり身が引き締まります。そして一段と冷え込んでいく空気を透かして天空が次第に明るくなってきます。黒い群青色の天頂、裾に広がる辺りは赤紫色を帯びてきて、白んでいきます。

 iPodのシャッフルからスピッツの曲がビートを刻み、それに合わせるかのように足早に歩くと心も軽快になっていくようです。次第にカラダが温まりますが、逆に手袋の中の指先はしびれるほどに痛く冷たくなっていきます。遠くで騒いでいるカラスの鳴き声が聞こえる。ねぐらを飛び立つのでしょう。いつもの散歩道から外れて少し遠回りしてみたくなりました。紅葉が美しい街路樹が目に入ったからです。

 人の姿がちらほら見える頃になりました。もう夜明けです。初めて歩く道は新鮮です。すると目の前に見事に色づいた並木道に遭遇しました。驚くほどの美しさです。思わず携帯を取り出し写真撮影しました。今日から12月、師走です。もう「ゆく年くる年」に思いを巡らす頃になりました。ことし一年、色々ありました。あと1ヵ月ですが、色々あるのでしょうね。そして来年・・・。