poppo徒然画帳

思いつくまま、徒然なるままに、絵や画像とともにつぶやきます。

白いイチジク

2009年12月29日 | Weblog
 ライフルーツの「白イチジク」を食べています。一口サイズの大きさで堅いようですがそうでもなくて独特の食感です。乾燥させると甘味が凝縮されて美味しい。いちじくは漢字で「無花果」と書きますが、花がないわけではありません。親しい友人が教えてくれました。実の中に赤いつぶつぶがつまっていますが、これが花です。外からは確認できないのですが、この花の部分によって独特の食感を生み出していたのです。食感もさることながら甘くて美味しく、焼酎に合います。

 チジクは不老長寿の果物といわれるほど、実も葉も薬効と栄養価が高い果物とか。イチジクの果汁から抽出した抗ガン物質「ベストアルデヒド」はガンに効果的だといいます。血液をきれいにし、美容にも効果を発揮し、胃腸病にも効能があるといわれるイチジク。食物繊維のペクチンを含んでいて、腸のはたらきを活発にするため、よく熟した実を1日に2~3個食べれば便秘に効果 がある。実は、その「便秘に効果的」という言葉に惹かれて購入してしまったのです。

 だし、未熟な実を食べると効果がないだけでなく、胃があれることになりますから注意しましょう。酵素が含まれているイチジクの実は、消化作用を促進させるので、お酒を飲んだ後に食べると二日酔いになりにくいといわれています。そのほか、炎症を抑えるはたらきもあり、喉の痛みを抑えたり、黄疸の治療にも効果があるそうです。イチジクは、ミネラルを少量ずつでもいろいろ含みそのバランスもよく、味も独特です。

 イチジクの効能は赤ワインやブルーベリー、ザクロと同様に、脂肪酸などの酸化を防ぐポリフェノールの働きによるものです。それによって活性酸素の発生を抑え、動脈硬化の予防に役立つという。

 なみに「イチジク」という名前の由来は、毎日1つずつ熟すことから「一熟」→「イチジク」になったという説や、ひと月で実が熟すため「一熟」→「イチジク」という説などがあります。また呼び名としては南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)ということもあるとか。

 さすがに俺は一晩や一月では熟することはなく、よわいを重ねること半世紀を過ぎても未だ未熟ものでございます。しかしながら、人間未熟なものほどこれからの時間が楽しみです。腐ることなく熟成し程よい色香が醸し出され美味しく味わっていただけるよう日々精進してまいりたいと思います。絵はパステルで描いた「柿とザクロ」です。
 

今、呑んでいる「酒」

「黒霧島」720ml 25度
黒麹仕込みの本格芋焼酎
霧島酒造(宮崎県都城市)
とろりとした甘味がいい。お湯割りにして呑んでます。
以前はロックで呑んでいたのですが、病後はお湯割りがいい。


冬至

2009年12月24日 | Weblog
 日新聞12月22日夕刊の記事写真です。大阪市住之江区の大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)の朝日に照らされたビルの長い影が海に映る光景。(朝日新聞本社ヘリから、日吉健吾氏撮影)

 記事のタイトルは「長ーい影 短い日」

 聞記事のタイトルや画像は非常に簡潔で分かりやすい。「冬至」を表現する記事として今、大阪府でもっともその活用のしかたが注目されているWTCをこのように形で活用するとはさすがですね。

 売新聞にも同じような写真、こちらは高層ビル群が長い影を落とす新宿副都心の映像(22日午前、読売ヘリから、小浜誓氏撮影)でした。

 やはり新聞記者というのはどこかで共通する表現方法を持っているようです。
 ところで、「冬至」のことですが、太陽が東から出て西に沈む、その出方、沈み方がもっとも南に近づくことから日の出が遅くなり日の入りが早くなる。その結果として一日(明るい日)がもっとも短くなるというですが・・・。

 ですが、実際は半月ほどズレ(均時差)があって、1月7日の方が遅いようです。(冬至;7時04分頃、1月7日;7時08分頃 「こよみのページ」参照)

 て、冬至の日にゆず湯に入り、カボチャを食べるとよい、という話を聞いたことがあります。ゆず湯には、風邪を防ぎ、皮膚を強くするという効果があるというし、カボチャには、カロチンやビタミンが多く含まれているので供給不足を補うのによいということです。ゆず湯にも入らず、カボチャも食べなかったけれど、風邪をひかず、インフレにも感染しないで、元気に健康にすごしたいと思っています。

なまけ者になりなさい
ゲゲゲの鬼太郎・水木しげるデザイン

本格芋焼酎720ml 25度
株式会社稲田本店(鳥取県米子市)
米子は、大山からの伏流水に恵まれた土地
この焼酎は説明によると紅芋と黄金千貫の二種類の芋を使用し、
さらに黄麹で仕込む事で、スッキリ・爽やかな印象の焼酎に仕上げたとある。
お湯割で美味しくいただきました。


絵仲間の息子

2009年12月20日 | Weblog
 物画を描く場合、問題はやはりモデルである。男か女か、ヌードかコスチュームかがポイントになる。そして、次に描くモチーフとしての感情移入の問題がある。描きにくいモデルとか描きやすいモデルとかといったことでなく、モデルにナニを感じたのかが描く側のモチーフとして重要になってくる。

家とモデルの関係性というのだろうか。全く知らない初対面の間柄でも描かれるモデルと描く側との間にはそれなりの関係性が生れるものである。そして、それが知人であったり友人であってりすると非日常でない関係性が重なってくる。

かつて多くの画家が愛人や恋人、妻、子どもなど日常関係性が深い人をモデルに描いてきている。そんな画家とモデルの関係について自分なりに色々考えてみた。

物や風景を描く場合と全く同じだと言う人もいるだろう。描く対象が異なるだけに過ぎないと割り切ってみれば全くそのとおりだ。

ところで愛する異性のヌードを描くとしよう。その場合、愛し合った後に描くのがいいのか、愛する前に描くのだろうか。愛する行為を伴わずに描くのだろうか。画家とモデルの間にはすでに深い関係性が存在しているのだが、画家は何を描こうとしているのだろう。

そんなことを考えること自体おかしいと思っている人もいるだろう。でも、風景画を描くとき、モチーフは選択するはずだし、静物画でも何かを選ぶはずで、そこには何らかの関係性を考慮しているはずだと俺は思う。

 ヒゲの男をモデルに描いてみて野性的魅力というものを感じた。絵になりやすいモデルでもあった。描いた後、絵として残った作品に他人は何を感じるのだろう。


今、呑んでいる「酒」


霧島 20度  900ml いも製
霧島連山を臨む
都城盆地の豊かな自然から生まれた本格芋焼酎
芋どしっとしたコク、ほわんとした香り、お湯割りがいい。



【一口メモ】本格焼酎と名乗るには酒税法および酒税関連法規の細かい基準をクリアする必要があります。最近、本格焼酎と名乗るための基準がさらに厳密となり、2006年4月からは各酒類の定義が変更となりました。

 焼酎は、酒税法上では「しようちゆう」と呼んでいますが、ここでは「焼酎」の方が分かりやすいので以下単に「焼酎」と言います。焼酎には甲類と乙類の2種類があります(旧酒税法)。新しい酒税法では、甲類・乙類の区別(等級ではありません)をせずに、連続式蒸留焼酎と単式蒸留焼酎に分けています。蒸留酒(焼酎など)と醗酵酒(日本酒など)の区別はまた別の機会にメモします。

 本格焼酎とは、単式蒸留焼酎で旧酒税法では乙類に分類されるものです。アルコール度数はいままでと同じように連続式が36度未満、単式が45度以下となっています。それに加えて、1.穀類、芋類を原料や麹に使用している。2.清酒かす(酒粕)を原料に使用している。3.政令で定められた砂糖と米麹、水を使用している。4.これらに該当しない場合は、穀類もしくは芋類と穀類麹もしくは芋類麹が、水を除いた原料の50%以上の重量を占めている。この基準をクリアしたものが「本格焼酎」を名乗ることができるのです。

夕日が笑う

2009年12月17日 | Weblog

底引き網漁船の係留された港に夕日が沈む。
また明日の朝は早くから漁に出るのだろう。
しばしの間、お休みだ。



 このパステル画は、底引き網漁船の風景は関西空港に近い泉佐野漁港ですが、夕陽は芦屋浜のヨットハーバーから見た光景です。大阪南港のトレードセンターから見る夕陽も左右の灯台の間に沈むのが美しいのですが、それらが混ぜ合わされたように描いたのがこの絵です。「夕日が笑う」はスピッツの歌からの引用です。

さて、昨日と今日、やっと真冬になりました。朝夕の散歩も完全武装してお出かけです。久しぶりにホームページの掲示板に読者から書き込みがありました。東京都美術館が来年の春以降から2年間閉鎖になるのですが、展覧会がどうなるのか心配されての投稿でした。実は2年間しか使えないことは最初からわかっていたことなんです。そんなこともあって、広い会場が確保できたという次第なんですが、ご心配をおかけして申し訳ない気持がします。

 さて、ぼちぼち芋焼酎をいただくようになって、毎日が潤いのある生活になってきました。以前に比べてかなり節酒していますが、それでも気分転換になって精神保健上、いい按配です。今呑んでいるのは、「伊佐大泉」(芋焼酎)です。鹿児島の霧島連山を東方に仰ぐ水郷伊佐地区の水を使用した本格焼酎です。伊佐地区は大口酒造(伊佐錦)、甲斐商店(伊佐美)そして大山酒造(伊佐大泉)の伊佐3焼酎が有名です。

 鹿児島では芋焼酎はお湯割で飲まれることが多いようだと聞いております。お湯割りの作り方は、まず、グラスにお湯を注ぎ、それから焼酎をゆっくりと注ぎ込む。お湯から入れた方が対流でよく混ざるからというのですが、先日、友人が頑固に俺は先に焼酎を入れる。その方がどれだけ焼酎を入れたかよく分かるからだと言い張ってききません。それもよし。


芋焼酎 伊佐大泉(大山酒造)

 




焼酎サーバー

2009年12月13日 | Weblog
器製のサーバーです。焼酎を注ぐ容器のことです。中には、ニンジン、クコ、ナツメが入っていて、いわゆる焼酎漬けになっています。


人参(ニンジン)



ニンジンはオタネニンジンのでスライスしたもの、クコは生薬名クコシ(枸杞子)のことでナス科のクコの果実を乾燥したもの。ナツメは生薬名タイソウ(大棗)のことでクロウメモドキ科のナツメの果実を乾燥したもの。いずれも市販されているものです。


枸杞子(クコシ)



養強壮、疲労回復、健胃整腸によろしかろうとマイブレンドしたものです。糖尿病も克服し、十二指腸潰瘍も治癒し、肝機能も相当回復してきたので、そろりそろり飲酒モードに入ろうかなと思っています。


大棗(タイソウ)



しかし、これからは酒というか、朝から晩まで一日中飲んでいるようなことはせずに嗜む程度で味わいたいものと考えております。今、呑んでいるのはマイブレンドじゃなく、「黒伊佐錦」です。


黒伊佐錦
黒麹仕込みの芋焼酎25度。
大口酒造協業組合(大口市原田643)
お湯割りで呑む。病上がりなので82に薄めるが、
特有のコクと微妙な甘さがあり、しっかりと味わえる。


快気祝いに温泉旅行

2009年12月07日 | Weblog

日本海を見渡す露天風呂



 一泊2日マイカーでの温泉旅行。越前・(くりや)温泉経由で片山津温泉泊まりです。越前海岸は、ダイビングでよく行ったことがあるので道はよく知っていたが、しかし、久しぶりの越前・厨はカニミュージアムなどが出来ていて、随分と様変わりしており、行き過ぎてしまったほどでした。いつも利用していた民宿の前を通過して行き過ぎたことに気がついて引き返した。

 本海を見渡す2階の露天風呂はさすがに広々とした空間を眺められるので心も開くほどだ。そこから海岸を見おろすとエチゼンクラゲが浮遊していた。入湯料はJAF割引で一人400円。1階には温泉プールもあり、3階には食堂もあった。午後1時ごろだったので入浴後そこで食事をした。

 端には水仙がバケツに入れられて販売されていた。海岸に面する斜面一面に水仙が咲いていて、それを切って販売していたが素通りして武生インターに向かった。


越前海岸を望む水仙



 山津温泉街は今やかつての賑わいがない。閉鎖したホテルもあり、スナックや居酒屋などの関連店も閉鎖しているところが多い。「柴山潟」と名づけられた湖だけが昔と変わらない。スナックや居酒屋を利用するつもりはないのだが、血糖値コントロールに成功したのでハメを外して飲み食いしたかったので散歩がてらに街中を探索してみた。

 泉に入った後、ビールでまずはノドを癒したあと、地酒を所望した。3点セット1000円という割引券がフロントから渡されたからでもあった。カニを食べるのに時間がかかるが、こんなときは冷酒をちびりちびりとやるのが一番だ。


地酒セット甘口・辛口・辛口



 屋に戻って、自宅から持参した芋焼酎をお湯割りで飲んだ。大分温泉で購入した「原酒35度」の残りをポケットボトルに詰め替えて持って来たもので、片山津温泉街を散歩中に買った「白い鯛焼き」を肴にして呑んだのだが、やはり美味しい。

 一夜明けて、2日目は朝から雨だ。傘を借りて早朝も温泉街を散歩し、高台にある愛染寺から柴山潟を取り巻く街の風景を一望した。地元の人だろうか朝から軽自動車で公衆浴場に入湯しに来ている人に出会った。旅館でもう3回も温泉に入っているので、公衆浴場はパスした。


片山津温泉街



 食はバイキング、よく食べた。帰路はどこにも立ち寄らず、マイカーは雨の中をひたすら走るだけだった。自宅で計量したら2キロも体重が増加していた。


パステルで描いた水仙


夜が明けるよ

2009年12月01日 | Weblog

夜明け前の紅葉並木



 朝の散歩、といっても真っ暗なうちの散歩です。夜明け前の散歩と言った方が趣があるかな。目覚まし時計で起床しているのではありません。体内時計というのでしょうか、寝入った時刻から起算して一定の時間(5~6時間)が経過すると目が覚めるのです。で、窓越しに外を見るのですが、マンションの外灯に照らされた駐車場が見えるだけで空は真っ暗です。それでも何とか雨ではなさそうというのが分かります。

 最近は朝がどんどん暗くなっていくようです。と言うか日の出の時刻が遅くなっているのです。今年の冬至は12月22日とのことですからそれまではどんどん夜明けが遅くなるのですね。でも、最も遅い日の出の時刻が遅いのは冬至ではなく、それから半月ぐらい後だそうで、逆に日の入りの時刻は半月ほど早いとか。結局一番夜が長いということですね。

 さて、夜明け前の散歩というのは実に変化に富んでいます。暖冬とはいえ冷え込むのは太陽が昇る前が一番です。なので、歩き始めると次第に冷気が肌を刺すようになり身が引き締まります。そして一段と冷え込んでいく空気を透かして天空が次第に明るくなってきます。黒い群青色の天頂、裾に広がる辺りは赤紫色を帯びてきて、白んでいきます。

 iPodのシャッフルからスピッツの曲がビートを刻み、それに合わせるかのように足早に歩くと心も軽快になっていくようです。次第にカラダが温まりますが、逆に手袋の中の指先はしびれるほどに痛く冷たくなっていきます。遠くで騒いでいるカラスの鳴き声が聞こえる。ねぐらを飛び立つのでしょう。いつもの散歩道から外れて少し遠回りしてみたくなりました。紅葉が美しい街路樹が目に入ったからです。

 人の姿がちらほら見える頃になりました。もう夜明けです。初めて歩く道は新鮮です。すると目の前に見事に色づいた並木道に遭遇しました。驚くほどの美しさです。思わず携帯を取り出し写真撮影しました。今日から12月、師走です。もう「ゆく年くる年」に思いを巡らす頃になりました。ことし一年、色々ありました。あと1ヵ月ですが、色々あるのでしょうね。そして来年・・・。