さかなの回復日記

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高円寺

2022-06-26 17:34:45 | 日記
 今、高円寺の街角に立って、この文章を書いている。この街がとても好きだ。なぜなら、皆、自分勝手に、好きなようにこの街を遊んでいるから。この場所にいると、肩の力が抜けていく。嫌なことも、素敵なことも全てひっくるめて、この街を歩くことを楽しんでいる。
 歩いている人達の恰好を見るのも好きだ。誰一人として、誰かと同じ服なんて着ていない。古着で、サンダルで、或いはどこかのスーパーで売ってるTシャツで、レースのワンピースで、皆のんびりとした表情を浮かべながら、何か面白いことないかなっていう目をしながら、日陰の商店街をそぞろ歩いている。
 私もその一員だ。ギターを背負い、古着屋さんで105円のTシャツを選び、道端に立ち止まり、ニコニコとしながらスマホでこれを書いている。私は確かに心を病んでるけど、皆と大して変わらないじゃないか。皆だってちょっとずつどっかおかしい。そして、それでも生きることを楽しんでるんだ。
 実は今日は、ちょっとウツっぽいんだ。だけど、高円寺を歩く人達みたいに、なんとかなるさ、のんびり行こうぜ、って感じで家に向かおうと思う。今夜はカレーを食べようっと。

ぴあ講習会

2022-06-26 15:54:30 | 日記
 今日は、ぴあ講習会へ参加しました。これから12月まで、月1回、1時間の講習があります。終了すると、ぴあスタッフとして、ぴあ相談員になったり、電話相談を任されたりすることが可能になります。
 今日は、ぴあとは何かを皆で話し合いました。印象に残った言葉がありました。
「いろんなタイプのぴあスタッフがいていいと思う」
という意見です。この言葉には、目を覚まされた気がしました。無意識のうちに、社会が求める「ぴあスタッフ」にならなければいけないと思っていたことに気付かされました。
 私がなりたいぴあスタッフは、助け助けられる、当事者と一緒に生きていくぴあスタッフです。そのためには、自分の意見も臆せずに相手に伝えていく勇気が必要だと思います。
 この1年間、皆で学び合いながら、自分の考えを人に伝えていく力をつけていきたいです。

心に火がついた

2022-06-18 21:14:57 | 日記
 今日は、精神障害者ソフトバレーボールチームの練習会でした。5時間に及ぶ練習が終わり家に帰ってきて、私はふつふつと心に火がつきはじめたのを感じています。早速今夜から、ちゃんとたんぱく質を取れる料理を作りました。「卵とじうどん豚肉入り」です。明日の朝は、もうヨーグルトだけなんて食事はしません。きちんとご飯を食べる。そして、ジョギングを定期的にすること。朝の自主練も、もう少し時間を伸ばしてトスやレシーブの技術を上げること。
 なぜこんなに力んでいるかというと、今日の最後の練習試合の時、私はフェイントボールを滑り込んでレシーブできたんです。エイッて頭で思いながらボールに食らいつきました。そしたら、ボールに追い付くことができたんです。こんなこと初めてです。皆が「すごいね」と言ってくれました。私でもやればできるんだ、よし、もっと上手くなってやるって思いました。ものすごくものすごく嬉しい体験だったのです。
 今朝は体が重くて、気分も沈んでて、バレーボールをお休みしようかと思っていたくらいでした。行って、プレーしていても、ベンチに下がると「やはり私はバレーボールを諦めるべきなんじゃないか」とか漠然と考えたりしていました。だけど、最後のレシーブで、コロッと気が変わったのです。今さっきまでひとりで悶々と悩んでいたことなんて、どこかへ飛んでいってしまいました。そして終了後のミーティングでは、8月に皆で名古屋に遠征試合に行くことが発表されたのです。名古屋に行けるなんてすごいです。私は現金なものですね。これはもう、絶対にバレーボールを辞めるわけにはいかないと決心したのでした。
 私はかなり自己中だから、自分のことばかり考えてしまうけど、これからは自分のプレーだけではなく、チームメイトのプレーもよく見るようにしようと思います。だって、チームプレーですものね、バレーボールは。今まで、私はチームの皆に支えられていたのですね。
 バレーボールができること、そしてチームメイトがいることの幸せを、これからは存分に味わっていこうと思います。
早くも来週の練習がとても楽しみです。

坂道

2022-06-17 21:27:38 | 日記
 まるで目の前に急に坂道が現れたかのように、気分が転がり落ちる時がある。さっき、お風呂に浸かっている時もそうだった。些細な嫌なことが積み重なった結果、不意に大きな嫌なことを、まざまざと思い出す羽目になったのだ。
 だから、急いで体を洗った。この場から逃げようと思ったのだ。だけど、体を無心に洗っているうちに、まるで高速エレベーターに乗り込んだみたいに、気分が上向いていった。お風呂から出た後は、少し胸の奥が痛む程度になった。
 そして今、この文章を書いている。暗いことは書いてはいけないんじゃないかとも思った。けど、もしかしたら、私の文章を読んで、共感してくれる人もいるかもしれないと思ったんだ。
 子供時代も大変だったけど、大人時代もとても大変だ。人間を甘く見ちゃいけないということを学びつつある。人間って奥深くて、全く全貌はつかめない。私に今できることは、私と会話すること。そして、私とお友達になること。冗談を言って笑わせること。
 「私には、『トモダチ』なんて必要ない」ってうそぶいていた時もあったけど、やっぱり友達って必要だ。少しずつ少しずつ、お互いを知っていって、気がついたら友達だったっていう感じが最高だ。
 だから、私は私とお友達になる。そして明日からも、またいつも通りに息を吸って吐いて、のんびり歩いていくんだ。

心が喜んでた

2022-06-12 19:57:29 | 日記
 今日は、詩の朗読会に行きました。阿佐ヶ谷の「よるのひるね」という、本がたくさん置いてある、小さなカフェバーで開かれました。 
 私の胸をわしづかみにした言葉を紹介します。
「朝、目が覚めたから、生きていることにした」
「思い残すことなく飛び立つ為に羽根を一枚切り落としたの」
「水よ 流れる水よ どこまでも猛々しくあれ」
 詩を、作った人が読んでくれるって、とても贅沢ですね。言葉が喜んでいる気がします。そして、胸の中にスーっと入ってくるのです。
 奥主栄さんの朗読は、耳元で優しく囁かれている感じがしました。白糸雅樹さんの短歌は、全身で叫んでる感じがしました。馬野ミキさんの朗読は、まるで歌ってるようで、聴いていると自然と体が動き出しそうになりました。
 終演後、ものすごく幸せを感じました。この会場にいる自分に感謝しようと思いました。お客さんとして来ていた方ともお友達になれて、日曜日の夕方、心から満足した時間を過ごすことができて、本当に嬉しかったです。
 明日から、また仕事。よし、なんとかやっていこう。