さかなの回復日記

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「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」感想文

2023-02-15 14:42:51 | 日記
「うつ病のボクらは、いつでも自分の好きな時間に散歩をしましょう。」
 この言葉には、救われた気がしました。私は、絶対に朝に散歩をしなくてはいけないと、思い込んでいたのです。
 他にも、
「部屋が汚くても、うつ病はよくなる」
など、勇気づけられる言葉がたくさんありました。
 〜自然体で生きるコツは「自分を操作しないこと」〜
そうなんですね。私は自分の感情を操作しようとするクセがあります。世間ではこう言われているから自分も従わなくちゃって思って、感情を圧し殺すんてす。
 この本を読んで、すごく気が楽になり、私はいい加減でもいいや、とにかく楽しく生きれればいい、って思えるようになりました。
 著者のデラさんが、樺沢紫苑さんのYou Tubeに出ていますが、私はそれを見たとき、大笑いを何度もしました。樺沢さんの理論に、ことごとく「異議あり」
と手を挙げるのですが、その時のデラさんの目が輝いていて、すごく生き生きとしているのです。
 〜どんなサブキャラの人生も尊い〜主人公キャラじゃなくても、毎日をゆるく、気楽に、そして目の前にいる人の幸せを考えて、自分なりに生きていく。
「自分のための人生」をもっともっと楽しみ尽くしましょうね。

「健康」から生活をまもる 感想文

2023-02-08 14:41:47 | 日記
 この本を読み終わって感じたことは、嬉しさと疑いだ。そしてそれは、筆者が意図していることでもあると思う。
 「健康」は現代の宗教だ、そして医学はファッションに過ぎない、と筆者は言う。誰もがこれは何かおかしいと感じていても、宗教があると安心するし、医者の言うことになんとなく従って生きている。
 人は楽しむために生まれてきたはずだ。「健康」をまっとうするために我慢を強いられるのはゴメンだ。宗教があってもいい、だけどそれが絶対唯一とは思わないこと。そして、ファッションである医学は、自分の好きなように利用すればそれでいいということ。
 この本では、好きなものを食べ、遊び、のんびり楽に生きていこうと呼びかけている。それは読んでいて、すごく嬉しく感じた。
 しかし疑いを感じた点もある。例えば、カップラーメンを生産するために、東南アジアの森がパームやし畑に作り変えられてしまっているらしいこと、よく汚れが落ちるという宣伝文句とともに、生分解しない合成洗剤が市場を席巻してしまっていること、私達は、これらのことも気にせずに、好きなように消費していてもいいのだろうか。
 個人の幸せが、全体主義のために犠牲になってはいけない。だけど、個人の幸せが、他の誰かの幸せを奪っているとしたら……。
 こんなふうに考えるのは、多分私の悪いクセなのだと思う。コロナが始まった頃、生かすべき命と犠牲になるべき命があるという議論がくすぶっていた。これは恐ろしいと思った。
 これから私達はどう生きていけばいいのか、それは「健康」とか「医学」とかに囚われず、もっと自由に楽しみながら、時に悲しみながらカッコ悪く生活し、社会の出来事を知っていきながら、人と地道に対話していくのがいいんじゃないか、そして、人生に完璧な美しさなどは求めないのがいいんじゃないだろうか、と思った。