本を読もう、旅に出よう。

管理人(Gil)の文学作品と海外に関するエッセーです。
イラストはハリポタ・ジブリ・ヘタリア・コナンが多めです。

涙のクリスマス

2008年12月07日 | 海外エッセー

ク~リ~ス~マスキャロルがあああ~♪
はい、良い子がワクワク楽しみなクリスマスの時期がやってまいりました!


ところが管理人は悪い子判定されたのか(子じゃないし)、海外でのクリスマスはお笑い芸人のネタにしかならないような哀しい体験が多いです。


その頂点たる悲惨なクリスマスは2006年に書きましたが、

過去の記事「涙のクリスマスイブ in ニュージーランド」はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/bnptk39/e/c899bd8fb554cc9d0220f7998518c6f5



ふと、思い出しました、

まだあったって事に。


これは皆さんにお知らせせねばね!
笑ってでももらって元を取らないと(何の)、本人にとっては哀しいクリスマス以外の何物でもないしね!


と言う訳でお話しします。


あれはニュージーランド旅行より前の、アメリカでのクリスマスのお話。


管理人が当時お世話になっていたホストファミリーのマザーは、明るく社交好きのとっても素敵な女性。外国の友達もたくさんいました。

こちらはクリスマスこそ家族で過ごしますが、その前や後の日は友達を招いてホームパーティーもしたりなんかします。


ホストマザーもクリスマス前のあるお昼時、ホームパーティーを開きました。
既にクリスマスの為に帰省していた息子達、その友達、ホストファーザー側のご両親、(もしかしたらホストマザー側もいたかもしれない)、招いた外国人のご夫婦、ホストマザー、ホストファーザー、管理人でなかなかの大所帯です。


招待される側がぽつぽつと訪問し始め、全員がそろわないうちは、飲み物でも片手にまずはソファに座ったり手近のイスに座ったりして各々談笑。
堅苦しくなくて、いい雰囲気です。

そうこうしているうちに全員そろい、さあごちそうを食べましょうとダイニングへ移動したらば・・・あれ?



ダイニングにはこの日の為に長~く引き延ばしたテーブル(通常は6人掛けくらいのテーブルが、両端を引っ張り、専用の板を乗せる事で広くなる。向こうでは結構使われています)があり、ホストマザーがゲストの外国人夫婦はこちら、お義父さん達はこちら、と指示していきます。
私はゲストではないし、末席だね、と席に手をかけると、マザーがあなたはここね、と指をさす。

なんとそこは、引き伸ばしテーブルにはさらに入りきらなかった人達の為の折りたたみ極小テーブル席。



いや、それはいい。ゲストにいい席を譲るべきです。それは全く気にしていない。


しかし、そこに座るメンバーが気になるんですけど!?



メンバーは、管理人、ホストの息子A、息子Aの友人男性B。

いえ、管理人は息子Aや友人男性Bと仲が悪いわけではない。
問題はそこではない。


問題なのは、私が彼らとほとんど面識がないという事だ。


しかも息子A、これがまあ優しく温厚な男前
現在のようにツラの皮が10センチほど分厚くなっている管理人ならば、’これはラッキー♪’とばかりにしゃべりまくると思われますが、当時は花も恥じらうお年頃。
普段お目にかかれないような金髪碧眼の男前にのぼせあがって、しゃべれないったらありゃしない。


管理人は助けを求めようとホストマザーを見た。
年が離れていようと、マザー、外国人の奥さん、マザーの義母、と同姓がいるテーブルの方が話しやすい。

しかしマザー側のテーブルは、’中高年’のくくりですっかりなごんで大盛り上がり。こっちの視線にも気づきもしない。


翻ってこちらを見れば、どう見ても年齢を考慮した「後はお若い方で」みたいな簡易テーブル席。


・・・これは。

放置プレイ。放置プレイですか!?



とりあえず友人男性Bにおずおずと自己紹介を試みる。
・・・あれ、この人見たことあるな。ああ、クラスメイト(←しかもこの人も親しくはない)の知人だ。


息子A「あれ、お互い知り合いなの?」
管理人「あ、ああ、うん、あのクラスで見たことはある」
友人男性B「ああ、そうそう、あのクラスに、君、いるよね」


一分と経たないうちに会話終了。



ここで図解してみましょう。


管理人の立場で言うと、息子Aと友人男性Bの新密度は
(新密度;最高;レベル3 最低;レベル0)

男性B レベル0(顔ぐらいしか知らない)
息子A レベル1(今まで少しはしゃべった事がある、が、男前な為しゃべりづらい)


【息子Aの場合】

男性B レベル3(かなり親しいと見た)
管理人 レベル2(同居人。少しはしゃべった事がある)


【息子Aの友人男性B】

息子A レベル3(かなり親しいと見た)
管理人 レベル0(顔しか知らない)



男性二人は友人同士。話がしたいに違いない。

しかし同じ席にもう一人、しかも女性がいるばっかりにものすごく話づらそう。さすがレディーファーストの国、女性を無視してしゃべれないってか(本当か)。

息子Aも管理人に気にせず友人Bに話しかければいいのに、優しい性格が災いし、こちらに気を使ってしゃべろうともしない。

三人の、なんか三人の共通項があれば・・・・って

↑上の新密度を見て分かる通り、一体全体三人に共通点なんてものがあるのか。



あああせめて管理人が男性だったら、もう少し和んだ雰囲気になったかもしれないのにぃぃいいいいい


・友人男性Bは知らないわ、息子Aは男前で話しかけられないわ、一人恥ずかしがってる管理人。

・管理人に気を遣い、友人男性Bと話したくても話せない優しい男前の息子A。

・何故か日本人でもないのにその場の空気を読み、押し黙る友人男性B。



「男性2 対 女性1」って少女漫画で言えば女性側ウハウハの黄金比なんですが、


なに この拷問感。


私何か悪い事した?しましたか?マダム?



この後’お若い三人’は運ばれたクリスマスディナーを黙々と食べるのだった・・・。





写真はその時に食べた、いわくつきクリスマスディナー。影が入っていてすみません。
伝統的なクリスマスディナーだそうで、ターキー、グリンピース、コーン、クランベリー(ストロベリーの一種)、マッシュポテト(上のソースはグレービー)、パンをやわらかくした物で構成されています。



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2 コメント

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……。 (ねぽん)
2008-12-25 20:41:30
……。
………。
お疲れさまでした…。
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忘れたくても (Gil)
2009-01-02 19:44:22
忘れられない気まず~い思い出です。
いつかこれを’甘酸っぱい思い出’なーんて
100トンハンマー食らうような事言える日がくるんでしょうか。
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