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管理人(Gil)の文学作品と海外に関するエッセーです。
イラストはハリポタ・ジブリ・ヘタリア・コナンが多めです。

大晦日の過ごし方 ~アメリカ~

2009年12月29日 | 海外エッセー

2009年もあと少し!皆さん如何お過ごしですか?

お部屋のお掃除頑張ってますか?
それともおせち料理の買い出しに人のごったがえすスーパーへ出かけているのでしょうか?
お掃除等は置いておいて、友達と遊びまくっているのでしょうか?
それともまだ忘年会の真っ最中とか?(どんだけ年を忘れたいんだ)

日本では慌ただしいこの時期、今回の海外エッセーはアメリカの大晦日についてご紹介します。


アメリカは師走とか年末大掃除とかそういう文化はありませんから、クリスマスが終わると年末までまったりのんびりムード。

国民性のためか、25日が終わっても個人はもちろん大手のデパートまでクリスマスの飾りをすぐに外そうとしません。年内に取ったらいいや、な完璧だらけムードです。

クリスマスは遠く離れて暮らしていた家族が一同に集まりにぎやかですが、家族が過ごすのは25日まで。
この日が過ぎると若者は友達とスキー旅行に出かけたりして残りの冬休みを満喫する為、さっさと帰ってしまいます。
オゥ ビジネスライク(何か違う)。
子供が小さいうちはともかく、大きくなった子供は大晦日や元旦まで親と過ごす事はないようです。文化が違いますしネ!

だから26日以降は予定がないとホンットに暇なのですが、31日にお楽しみが待っています。
そう、新年を祝うパーティーがあるんです。

12月31日の夜10時を過ぎた頃から、皆で車に乗りパーティー主催の友人の家を訪れます。その友人の家の周辺はすでに車でいっぱい。ドラマのよう。徒歩や自転車と言う選択肢はないんですな!まあ治安の問題がありますけれども!
ここらへん、ザ・アメリカです。

中に入ると人もいっぱい。パーティーは人が多い方がにぎやかで楽しいんでしょうけど、知らない人ばかりで話しかけるのも勇気が要ります。しかしここはアメリカ、じっと黙っていても誰も気にかけてくれません。気づけば周りは皆声をかけまくっています。
彼らが元々知り合いなのか初対面なのかさっぱり分かりませんが、一つ分かった事は、楽しいひとときを過ごしたいなら行動あるのみ。求めよ、さらば開かれん!!(だったっけ)
大晦日くらいのんびりまったり過ごしたいのに、何故こんなにハイテンションを強いられるのか。
この国はいつどんな時でもコミュニケーション能力を磨かれます。あなおそろしや。

ところで、パーティー大好きアメリカ人、年齢がどんだけ高くてもはっちゃけます。恥らいの文化なんてございません。
時間が近づくと、どこからか出てきたパーティーグッズが回されます。
パーティーグッズは三角帽子とホーン(サッカーで鳴らすような物)。三角帽子は子供は勿論、いいおじさんもおばさんもおじいさんもおばあさんもかぶります。
ええ、誰も恥ずかしがっていません。むしろノリノリです。

そして皆のおしゃべりも一通り済み、11時30分を過ぎたあたりからTVのニュース番組をつけます。カウントダウンをする為です。

そうしていよいよ、0時の10秒前から皆TVの前に集まってカウントダウンを始めます。

「10!9!8!7!6!5!4!3!2!1・・・!!」

で、0になった瞬間

「Happy New Year!」

皆で'ホーンをブーブー鳴らしながら、’Happy New Year!’と言い合い、イエーイてなノリで盛り上がっちゃいます。

そうしてパーティーはお開き。皆心がなんとなくホクホクした気持ちで帰るのです。


・・・勿論個人差はあると思いますが、やる所は本当にやりますよ~。 


それでは皆さま、今年も当ブログをご訪問頂いたりコメントを残して下さったりありがとうございました!中には今年初めてコメント下さった方もいて、とても嬉しかったです。勿論、今までコメント下さっている方々も本当にありがとうございます。続ける励みになっています。
不定期のんびり更新ですが、あったかな雰囲気は大事に継続したいと思っていますので、来年もよろしくお願いします。

2009年はあと少しですが、皆さんも良いお年をお迎え下さい^^

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写真はスイス。アメリカの話題なのにスイス。バラの花が今年を締めくくるのにふさわしいかな、と思いまして;;



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