タネの縁側  

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カルトはどこも一緒

2022-06-15 | ネットフリックス
「キープ・スイート 祈りと服従」

ネットフリックスにあったドキュメンタリーシリーズ

末日聖徒イエス・キリスト教会原理派の教祖ウォレン・ジェフスと創始者がカルト教団で行ったこと。
ドキュメンタリーシリーズ、とあるけど、ちょいちょい作られた「再現映像」が挟まれていると思う。

ドラマはカルト教団から脱退できた女性たちの話から始まる。
もちろん、一夫多妻制で家庭を持っている男性も話をする。


カルト教団、集団ってやってることは国は違えど、ほぼ一緒。
信者からの金銭搾取 性的搾取 人権侵害。

一番許せないのは、家族全部を取り込んでいるので、
子どもの人権はない、教祖に自分の娘を「妻」として差し出すことを「喜ばしい」こと、あるいはそういう教義にされていれば、
それが「当たり前」のこととなる。

一夫多妻、少女(未成年)との婚姻が教義にあるので、
男たちは、教団に貢献することで、教祖から「妻」を与えられる、より貢献したものほど、たくさんの妻を持てるシステムになっている。
女たちは手作りで似たようなドレスをまとい、自給自足と育児に従事する。



教祖の裁判



2000年代に入って教団はどんどん大きくなり、ラスベガス郊外に大きな施設を作り、選ばれたものたちがその施設で暮していた。

一夫多妻制で、子どもはたくさん生まれ、男たちが余る。男たちは未成年のころより出稼ぎで外貨を稼ぎに行くことになる。
教育は教団の中で行われ、彼らは無知ではない。ないがTV、ネットは禁止され、教義が教祖と教団だけが都合よい教えを徹底される。

警察は被害届が出ないからなかなか動かない、この教団の異様性を感じたジャーナリスト、教団近くの地元新聞、一般人たちが協力し、
2006年、FBIにより教祖逮捕。

教祖逮捕後も信仰心を捨てない信者は大勢おり、刑務所から細かい指示を出し続けて、権力を維持している。

恐ろしいわ。



「星の子」


毎日の儀式の姿を「カッパかと思った」という同級生の言葉に笑ってしまったが、
「鰯の頭も信心から」の言葉通り、しかし、宗教はほぼ間違いなく「集金教団」である。


日本の新興宗教でよく知られらたような、ある教団の信者たち一家の映画
子どもの病気を治したい一心で入信した両親、その愛情がわかっているし、
自分は子どもで親に従うしかない。
姉はそんな親に反抗して家を出る。


淡々とした暮らしぶり、芦田愛菜が「信者」の子として主演。
信者じゃない友人も持っているし、憧れのヒトもいる。
信者じゃない親戚のおじさんおばさん、従兄弟も彼女を救おうとする。

普通の中学生としての毎日、「親の信仰」を否定できず「宇宙のパワーが込められた水」を飲む。

ああ、こういう暮らしなんだなあと納得できる。
教団が販売する水、教団が発行する「新聞」「書籍」を何冊も南部も購買する「献金」
友人にも親戚にもいた(今もいる)


憧れの教師の似顔絵を描いていたけど「エドワードファーロング」と胡麻化す。
岡田将生はかなりの美形俳優なんだと思った(笑
その教師に親を見られて「怪しい奴がいる」と言われてしまう。

「星の子」
監督 大森立嗣
脚本 大森立嗣
原作 今村夏子
製作 吉村知己
金井隆治
近藤貴彦

出演者
芦田愛菜
岡田将生
大友康平
高良健吾
黒木華
蒔田彩珠
新音
大谷麻衣
永瀬正敏
原田知世


音楽 世武裕子
撮影 槇憲治
編集 早野亮
制作会社 ヨアケ
ハーベストフィルム
製作会社 「星の子」製作委員会
配給 東京テアトル
ヨアケ
公開 日本 2020年10月9日
上映時間 110分
言語 製作国 日本

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