ぼくのへや/ぼくのせかい

ボロボロおじさんのニートな日記。
いつか自力で生きれる日まで。

はじめましての自己紹介

2021-02-02 18:35:25 | 自己紹介
ぼくがどんな人間か、誰が見てくれているか分からないけど簡単に話してみよう。

性同一性障害という言葉をご存知だろうか。今はテレビでも見たり聞いたりするようになったし、学校でも勉強されている様だし、SNSを開けばそんな話題いくらでも探せる時代になった。
だからもう珍しくはないだろう。

ぼくは女性として生まれてきた。
今みたいに情報もないし、成人しても女性として女性の格好をして働いていた。
違和感や苦痛それは仕方のないことだとおもい生活してきた。

あるきっかけがあり診断してくれる病院を知り隠れて通った。
結果「性同一性障害」と診断された。

ぼくは仕事を辞め改名や手術をし誰も知らない街でゼロから男性としての生活をはじめた。
ここまで見るとすんなりうまくいってるように見えるかもしれないがここまで10年以上はかかっている。

地元で噂になる事を恐れ別の街に来たため、誰もぼくの事を知らない。そんなに若くないのに地位も名誉もない無職の中性的な人。
ホルモン注射は毎月打たなければいけない。その為にもお金が必要。
微々たる退職金は手術や手続き、引っ越しなどで消えていた。

新しい街で新しい仕事についた。
デザイン、アート系の職場。
1から優しく教えてもらっていたし、男性としてスーツやジャケットを着て毎朝出勤してる事がすごく嬉しかった。

貧乏になったけど、毎月くる生理もない、胸もない、声が低くなって、毎朝髭を剃る。心は豊かになって楽しかった。
人生で初めて楽しいと思っていた時期。
そんな日々は長くは続かなかった。
会社倒産
いきなり無職に。
そして個人事業主に。
この間も色んな事があった。
でもぼくはまだまだ未熟なのに独立してしまったのだ。
その頃、男性になってからの人脈は0ではなかったからその人たちに呼びかて仕事をさせてもらおうとした。

そのころもう歳はおじさんだったが、身長は小さいし、同じ年代の生まれながらの男性にくらべるとはるかに若くみられ営業してもなめられる。
ぼくも言い返せるくらい強い心はなかったし、最初は無料。これは仕方ない次の為にも最高の仕事をしよう!そう思ってやってきた。
それが何年も続いた。
口コミで広げてもらえてもどれも無料か食事か交通費。

きればいいと言われるだろう。最初に仕事(無料は仕事じゃないか)させてもらったからと思ってなかなかきれなかった。

何年もこれでは生活ができない。紹介していただけるのはありがたいけど全て無料だと赤字が増えるばかりだと。
紹介相手には料金が発生することをいってほしいと。
そしたらそんなこと言えるわけがない。
知り合いからお金をとるきかと。
早く就職しろよ。
あ!ぼくは趣味でやってると思われてたんだと気付いた。
ぼくにとっては知り合いでもないのに。
気に入ってるから使ってやってるんだって結局無料だから使おうだったんだな。

新しい街での人間関係0になった。
そこからも赤字だけど個人事業を続けている。
タダ同然で働かせてた人たちからの人脈で繋がってちょくちょく仕事貰ってた人からもぷっつり。
なんか言われたのだろう。
他の人からも文句も言われたし、人に頼らず自分で営業しろとか、いきなり払えばいいんだろと言ってきた人もいたな。

これはぼくが営業した結果だし、全て人に任せてない、お金も仕事したぶんをくださいといってるだけで、足りないから金くれと言ってるわけじゃない。

企業でも出来映えにケチつけて支払わないといって、でも使用してる企業もいる。けど払わないといけない事を分かってるから払わなくて済む方法を言ってる。
けどその人たちは払う気持ちがない。
企業の方がマシだと思ってしまった。

今はSNSが普通の時代。
ちょっとかかれたらその業界で仕事できないくらいになることもある。
色んな人に見てもらえて幅が広がる分とても怖い。

女性として暮らしてきた時を知る人が今のぼくをみたらびっくりするだろうな。
見た目とか男性になったとかじゃなく、金銭感覚も違うし、清潔でもない家、オーラ。

男性になって見た目も内面もかっこよくなってと思ってたけど今のぼくはなんだ。
自分で自分に腹が立つ。

恋愛。
ぼくはずっと結婚願望がある。
男性になってからは彼女もいない。
男性になる前は居たけど、子どもがほしいから、結婚したいからだいたいがそんな理由で別れがくる。
ぼくだって欲しいししたいのに。

せめて結婚できる優しい日本になってほしいそう思ってきた。
海外では手術しなくても戸籍変えれるのに日本は手術しないとかえられない。
精神的、肉体的、金銭的にも大きな負担。戸籍が変わらないとホルモン注射も100%自費だ。

養子縁組とかして子どもを育てても子どもがいじめにあう。かわいそう。って、
いじめなきゃいい。いじめる前提じゃなくいろんな形の家族があることを当たり前にする努力と世の中になればいい。それを考えればいいこと。

逆の立場にたってとよく言われてきたけど逆の立場も色々考えてるよ。ぼくはね。
好きな人と一緒にいること、それは平等でいいじゃない。幸せなことなのだから。
今はどん底で誰もこんなぼくを好きにならないことも知ってるし、男性になったとはいえ、子どもをつくる機能はない。

もし誰かと出会ったとして、それをいつのタイミングでいえばいいかも分からないし、結婚になった時の相手の家族、親戚にどう話すか、もちろん申し訳なく思うしぼくはこのまま独りぼっちかと思うと、たまに今の苦しみより女性だった時の苦しみの方が我慢できてたのではないかと思う時がある。
女性のときにぼくを女性として好きになってくれた人が何人かいた。
好かれることは嬉しい。
自分が女性だと言うことに我慢して結婚してたらどうだったのだろう。

この街でぼくを誰も知らない。
ぼくが元女性であることも知らない。
心の支えもお金もない現実の苦しみと、育った街で学生時代の友だち、職場の仲間、好きだと言ってくれた人たち、安定収入もあり、ただ女性としての自身の苦痛。
後悔などしないそう思ってやってきた結果。少し後悔もでてきた。
でももうもどれない。ぼくは一般の人が一般的に暮らしてる、その普通の生活がしたい。

もちろんバイトも色々してきた。男性になってからはカミングアウトすることもほぼない。
ただ着替えやトイレ、研修や派遣で泊まりのときのお風呂。ばれそうになるとやめてきた。飽き性、続かないやつそう思われるだろうけど違う。

そうこうしてると人間に疲れてきた。
今はほぼ仕事0
うまくいってないときに追い討ちのコロナ。
お金の切れ目は縁の切れ目。
人脈作りでまた無料でします!
とはもう言えない。どんなに無理しても打合せにいくお金も何もない。
今は1日一食ご飯をいただく。
生きるただ息する事を頑張っている。

他人と比べることじゃないけど、10代で企業トップの人がいる中。
おじさんになったほぼニートのぼく。
情けない。
もし誰か苦しんでいる人がこのページを読んでくれてたら笑ってくれてもかまわないよ。
こんな情けないおじさんもいるんだなって、かわいそうだなって。その笑いで生きてくれたら、とりあえずは誰かの役にたったわけだからね。
直接会わないからそう言える。
もう夕方。
明日はどんな日にしようか。
明日はどんな話がいいかな。
暗い事ばかりもねー。
また迷惑かけました。