萬福童~福太郎のおうち~

萬福童では8ニャンズと共に、笑顔と仄々を発信しております。ボノボノして頂けたら幸いです。子猫の里親さん募集中です♪

子供の頃の動物愛護教育の必要性

2010-05-10 21:21:41 | Weblog
~こちらの記事のコメント欄は閉じさせて頂きました~

ボ~ちゃん保護時、
実際に目の当たりにした事です。

去年の11月、マンションの前で小学生の兄弟が、一生懸命仔猫を捕まえようとしてました。
にゃ~にゃ~鳴く声を聞いて、「捨て猫だ!」直感しました。

お兄ちゃん何と虫捕まえる網を持ち出してました。
「こりゃ無理でしょう・・^^;」とニャンズ保護グッズ(内緒です)持ち出して行きました。

私「こんばんは、仔猫が居るの?」

兄「うん、仔猫が鳴いてたの」

私車の下を覗き込み、「小さいね~!」

妹「うん、可哀想でしょう??だから、助けてあげるの!」
その目はとても輝いて居ました。

私「じゃあそれじゃダメだから、網で追わないでね」

兄弟「ハイ、捕まる??」

それから5分くらい・・
ボ~ちゃんを抱っこした私を見て、「すご~い!」歓喜する兄弟。
持参したキャリーに入れて渡すと、まるで世界チャンピオンになったような顔。
それは、自分達が命を助けたと言う誇らしげな顔に見えました。


私「猫、飼ったことあるの?」

兄「無いですが、可哀想なので飼ってあげたいです」

妹「こんなに小さいのに、死んじゃうよね」(笑顔)

私「そっか~。偉いね^^。猫の御飯とか無いんじゃないの?
うち、ここの○○○号室だから、御飯もトイレもあるから困ったらお母さんとおいで」

兄弟「ありがとうございます」

ちょっと気になった、、、
私「お母さんは知ってるの??」
兄「まだ知りません」
嫌な予感・・・
メモなど持って居なかったので、電話番号と部屋番号を覚えさせて、
「もしも、ダメだったらおばさんが面倒見るから連絡してね。
絶対にまた捨てないでね」・・・


うちへ帰ると、すぐにインターフォンが鳴りました。

さっきの輝いていた目はどこへ・・
かなりキツイ言われ方をしたようでした。
兄弟達は、うなだれて「お母さんがダメだって・・」
妹は今にも泣きそうになってゲージの外からボ~ちゃんを撫でて居ました。
まるで、自分達が悪い事をしたかのように・・・

色々飼えない事情はあると思います。
ペット禁止・家族がアレルギー・家族が動物嫌いなどなど・・

しかし、あれだけ誇らしげな顔をしていた子供達がこんなにペシャンコになるような言い方はすべきではないのでは?
ダメなら面倒見ると言ってる人が居るのだから、一緒に出向いて
「申し訳ないですが宜しくお願いします」
と子供と一緒にお願いする。
それが、小さな命を助けようとした自分の子供への思いやりではないでしょうか・・?
そして、小さな命を助けようとした子供達を褒めるべきであって、決して叱ってはいけないのではないでしょうか・・?

大丈夫だよ、おばさんは慣れてるからちゃんと面倒見てこの猫ちゃん幸せにするから、、

と言うと、泣きそうになっていた(泣いてた?)妹さんの目は一瞬輝きました。

お兄ちゃんはなんと「すいませんが、どうぞ宜しくお願いします。」
と言って頭を下げました・・。

この国の大人達は間違っていると私は思います。
簡単に「また‘捨てて’来なさい」と子供に犯罪を犯させようとする親
(動物の虐待や遺棄は犯罪です)

去勢や避妊もせず、生まれたら捨てる、

飼えなくなったら簡単にセンター(保健所)へ連れて行く。

子供が捨てたりセンターへ連れて行ったりはしませんよね?

全て、大人がしている事です。

今の大人は(もちろん私も含めて)動物愛護の教育を受けていません。

幸いな事に、私はネコやイヌを拾う母の姿を見て動物愛護を教わりました。

しかし、お恥ずかしいのですが、センターでの処分の方法についてまでは知りませんでした。

もちろん、動物のボランティアの方々やセンターから動物を引き出して来て、なんとか助けようとする素晴らしい方が沢山いらっしゃいます。

それでも、ボランティア団体も個人で保護されてる方も、もうこれ以上無理と言ういっぱいいっぱいな状態です。

助けても助けても、簡単に捨てられる命。

堂々巡り。

もしも、今の子供達に動物愛護の教育をして行って10年後、20年後に今の子供達が親になったらどうなんだろうか・・?
と私は考えました。

もしも飼えなくなっても、ちゃんと里親さんを探すとか去勢や避妊をする、と言う事だけでも随分変わって来るのではないでしょうか?

幸いな事に、日本は余程の事が無い限り子供達は小学校へ入学します。

小学校で、道徳の時間にセンターの有り方や動物愛護への教育をして行けば変わると思います。


最後に、友人の猫の手さんがセンターで撮影した命の期限、最後の部屋のワンコの写真です。

何を考え、耐えていたのでしょうか・・
きっともう、このワンコは居ません。
立派な首輪をしていたワンコ、人間の身勝手でまだまだ生きれるのに命を奪われました。
こんな事が一日も早く無くなります様に・・
命を大事に出来る、ドイツやイギリスのような国に成れますよう、祈って止みません


~拙いブログへお越し頂き、読みにくい文章を最後までお読み頂きありがとうございます~


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