Blue jewel

拉致の解決を願って
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内側に響く声

2005-06-29 | 座り込み(2005/6/24~26)
3日間の座り込みが終わった。
連日マイクを持って訴えるご家族の声は悲痛であり、その声が官邸に届かないむなしさが支援者に更なる苛立ちを覚えさせる。
勢い集会では、マスコミ批判、政治家批判が過激になる。ご家族の気持ちはよくわかる。

だが、奪還のためには、私たちは、その声に寄りそうだけで良いのだろうか?
参照:お気に召すまま

集会の帰り電車の中で、「しばらく活動から離れようと思う」という声を聞いた。苛立ちのあまり過激なヤジが多かった集会に少しばかり嫌悪感を感じてのものらしい。

ご家族は只、走り続ける、走り続けないではいられない、その気持ちは、よくわかる。走り続けることを助け、支援していくだけで良いのだろうかという疑問がわいてくる。

ご家族は必ず「私たちはみなさんの支援が力になります。勇気を貰っております。」と言う。
私たちは、彼らを走らせる為のカンフル剤なのだろうか?

少なくとも、今回の座り込みは政府を動かさなかった。マスコミの反応も鈍かった。
外側からは、「なんでこんな時期に座り込みなんてするの?」という声も聞いた。

参照:山際澄夫のESSAYS6/24~26
引用------
家族はどこかに待機していていただいて、支援者だけで座り込んではどうなのか。それも国会を包囲するぐらいの勢いが重要だと思います。
--------
煽るだけではいけないと改めて思う。

酔夢 in Voiceで取り上げられているように、アメリカの人権団体が横田夫妻に支援の手を差し伸べようとしている。

記事:拉致問題の手記米宗教関係者に

これをアレンジしたのは、3日間ご家族に寄りそった、フォラツェン氏だ。(私は日本に山といる医師の一人も被害者ご家族に付き添いを申し出なかったのかとがっかりした。)医師も人権団体も国内からは積極的な支援がない。それともアメリカからの申し出なら受け入れられるという素地が救う会にあるのだろうか?そんなことは無いと思う。

我々は、すべての被害者を救い出すという目的のために、何が有効なのか、何をすればいいのか、救う会にも戦略を持って欲しい。私たちも、それを考え提言し、実行して行かなくてはならない。

声は内側に響かせるものではない。外側に広げ、支援の輪を広げ国民運動として拡大して行かなくてはこの問題は動かない。ご家族の疲労は増すばかりであり、それはとりもなおさず命を削ることになる。

今日も、家族は走り続けている。都議選の応援に立つ横田滋さんの表情を見るのが辛い。

参照リンク:奪還

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2 コメント

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徒桜さんとこでコメント拝見。 (枇杷)
2005-07-02 20:14:36
金木犀さんのぼやきも私、その辺いろいろ調べてきたんで、

理解できますですよ。



以前、拙ブログの旧住所に書いたことあるんですが、

こういうことをしてきた方々があったわけです。

すごい執念と情熱だな…と感動されること請け合いです。

リンクしておきますが、北の金正日のしていることこそ、

この処置に値する、と常々思っておりますです(怒)
コメントの件 (枇杷)
2005-07-03 00:09:28
リンク入れておきました。

各地の会館へのリンクつきです。

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