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拉致の解決を願って
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【自己の足元利益を守るためにも】

2005-06-20 | アンデスの声さん投稿集
【自己の足元利益を守るためにも】 6月20日(月)

日本の組織腐敗の中枢は霞ヶ関にある。我々納税者から見れば、とりわけ日々の資金繰りに呻吟し社員の給与に身銭を削っている零細企業のオヤジからすれば、一列に並べて機関銃で撃ち殺したくなるような、ロクな仕事もせず役得手当をせしめる意地汚くいじましいフザケた血税の浪費が既得権・慣行として黙認され、当人達に罪悪感は全く無く、部外者が問題を指摘すると「俺達だって納税者だ!」「これも生活費に織り込み済みの必要な収入だ」という答えが政労協組合員からも返ってくる(恥を忍んで言えばかつてそこにいた当時の私もその慣行に無批判に従っていた)。組織体にはその組織と人間を守るための常識がある。ゼネコンの談合も当事者にとっては真面目で真剣な、実際に自分たちの生活のかかった常識、だれもがやってる必要悪、バレたのは運が悪いから、上の人間がコクミンノミナサマに頭を下げればよい、そこの労働者は「仕事が無くてもキヨク・タダシク、不正な談合するな」とは絶対に言わぬ、言っても思わぬ。拉致被害者を見殺してきた外務省には外務省職員に好都合な大切な彼等の常識がある。そしてそういうあまたの不正常識を暴き追及する正義のマスコミですら自らの常識の汚れにはゼネコン並に開き直り、弱者の味方が党是の政党が自分の組織に不都合な弱者の命は虫ケラ扱いすることを、拉致事件で我々は知った。だからダニのような総連にもダニ組織として守るべき常識があるのだろう。そして冒頭の零細企業のオヤジも可能な脱税の手だては試みているはずだ、当然。

古今東西人間が自分の身を守るのは動物としても当然だから組織・集団間の利害対立も当然生じ、自己利益のため相手を殴る場合もある、そして殴られた側に相手の事情を斟酌する義務はなく、殴った“敵”を糾弾し殴り返すか場合によっては殺して良いのが、衝突と和解の葛藤の歴史の中で(日本人以外の)人類が辿り着いたコモンセンスとしてのとりあえずのルールだ。なのに、今の日本はその常識の範囲が自己組織保全の姑息な利益確保の中だけで組織間のとりあえずのルールもない、ゆとりがない故にそういう状況に追い込まれているのだろうが、一歩引いてもう一つ上の共通のルール(コモンセンス)を確立しないといずれ個々の利益組織すら根本から崩壊してしまう、その危機を避けるために、大局的見地から英断大鉈をふるうのが・・・、オイコラ!、聞いてるか官邸と外務省。

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