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栃木発「ちゃりあん」ブログ2

日常の「あたりまえ」を、より深く。

『ニャン』とも知らなかった話。 栃木県那須地域「猫碑」をたどってみたニャ

2022-03-11 06:34:00 | B級スポット

昨年、2021年11月17日付の地元紙「下野新聞」朝刊19面の記事。

宮城県にある旅行会社が、ニャンと! 栃木県の那須地域(大田原市・那須塩原市・那須町)にあるという『猫碑』をめぐる旅行ツアーを開催した、という内容。

 

『猫碑』? そんなものがあるのか・・・

 

まぁ、普通の人は「そうなんだぁ」で済む話なんだと思いますけど

 

私にとっては、軽い衝撃がありまして・・・

「猫の石碑なんて、聞いたことも見たこともなかった」

 

しかも、それが「地元にある」っていうものだから・・・ねぇ

 

それからずっとモヤモヤしてました。

 

・・・で、行動に移しました。

まずは、今年の1月。

地元の役所に行きまして、教育委員会の文化財担当に話を聞きました。

すると・・・「文化財の指定は無いようなのでこちらではわからない」とのこと。

ただ、すごく丁寧な対応で「ひょっとするとご存知かもしれない」と教えてくれたのが・・・

実は、この記事に紹介された旅行ツアーに同行した、宮城県村田町の「村田町歴史みらい館・館長」の石黒さんのお名前と連絡先。

 

すぐに電話をかけるも、当時は「年末年始のお休み」でつながらず・・・

 

いったんはそこで収まっていたのであります。

 

が、再び動き出しすきっかけが起きます。

それが・・・今年、2022年2月22日の「スーパー猫の日」。

この日に「猫碑」の特集を組めると面白いではないか!

 

やっとのことで重い腰を上げて、私は「村田歴史みらい館」に電話をしました。

1回目は不通、2回目は館長不在。 そして、3回目に「折り返しの」連絡があり

 

記事をみて連絡したこと、地元でも猫碑の存在は初めて知ったこと、そして「位置を知りたい」と熱く語ると・・・

 

後日、郵送で猫碑の地図と、説明が届きました。

 

残念ながら、資料が届いたのは2月21日。

翌日の2月22日も仕事であったため、その日には訪問ができませんでしたが

3月6日・日曜日、彼女も知らない、私もなにも用意していないまま・・・

午後、ちょっと行ってみるかって・・・資料もなにも用意のないまま

那須地域へ北上することに。

 

これが村田歴史みらい館の館長・石黒さんより提供された資料の一部。

 

届くとすぐに、グーグルマップ等で位置を解析。

 

3月6日には行く予定がなかったので、手元には資料は無かったが

自分の頭に焼き付けた記憶をたどって・・・

助手席に彼女を乗せたまま・・・いざ! 那須地域の猫碑めぐりへ!

 

【① 大田原市町島の猫碑】

この日、那須地域は「昼から大雪警報」が出ていて、だから南へ出かけたのですが

やはり着くとすぐに雪がぱらついてきました。

これかな?

 

ひとつひとつチェック

お、猫いた!

あぁ・・・写真だとわからないけど、肉眼だと確かに猫がいる!

 

左の猫碑

右の猫碑。

うっすら、わかるかな?

 

ぱっと見はまったくわからなかった。

 

あー・・・本格的に雪が舞ってきた。

 

場所をグーグルマップ・ストリートビューで特定できたのは、背後にこの建物が写っていたから。

地元だからようやくわかった話。

 

南側にはうっすら青空、そして太陽も。

 

なんとか行けそうだ。

 

近くには那須日赤

資生堂

 

では次へ

 

【②那須塩原市寺子赤坂・熊田坂温泉神社の猫像】

もう北へ進んでいますから、那珂川を渡ったあたりから雪が強くなってきちゃった。。。

右の猫像

 

左の猫像

 

左から

次は右

 

あ、これが首輪

 

せっかくなので上にもあがってみました

 

傘には白い雪が

 

意外と遠いな

 

熊田坂温泉神社です

 

狛犬はいませんでした

 

津々と雪が降ります

 

寒いので帰ります

 

 

気温は1℃でした。

 

【③那須町寺子乙・下川の犬碑】

民家の軒先に紅い馬

この石碑・・・なんども目にしてたけど・・・

 

あ・これ?

 

資料では「犬の碑」となっていますが、この日は位置しか頭に焼き付いていないので

必死に猫碑を探していたが・・・

あ、犬ってことか!

 

現地で理解する私。

 

説明を受けないと、キツネにも見える、犬碑①

 

これは・・・馬頭観世音の馬の顔3つね。

 

これも犬だ。

 

犬碑②

 

 

近くには「余笹川」

ここは20数年前、那須の水害で水があふれた場所。

 

電柱のこの位置まで、ちかくの余笹川の水があふれたそうです。

 

因みに、この石像群はその後の復興の際に、この位置に収められたそうです。(一部は流出して不明)

 

 

さ、急ぎ移動します。

 

【④那須町高久甲・菱喰内の猫碑】

まだ行くの?

 

彼女が呆れるレベルになりましたが、私は止まりませんでした。

 

これ・・・かな・・・違うな

 

あ! これか・・・

 

「ねこ」って書いてある

 

これも・・・写真じゃわからないけど・・・肉眼だと、猫ってわかる。

 

もう、文字の解読は寒いのであきらめました

 

 

気温は0℃から-1℃の間を行き来してました。

 

雪は収まりつつありましたが・・・あたりは白い世界。

太陽はいつの間にか消えていました。

 

【⑤の猫像】

目印は東北道の那須高原サービスエリア

この看板を左って覚えていたので左折すると・・・

 

あれ?

 

こんなだったかな?

 

目印は「墓地」

 

でも・・・なんか違う。

 

ここでナビの位置情報を確認すると・・・

 

あら、全然違う!

 

・・・・・

 

いったん国道4号線に戻って仕切り直し・・・

 

あー・・・さっき来た、この看板は「まず右折」ね・・・

そして・・・こっちの・・・・

ここを「左折」ね。。。

 

あわててしまって・・・大きな「看板の勘違い」。

 

ロスしちゃいましたが・・・

 

 

あった、あれかな。

 

墓地は奥にあって、実はグーグルマップ・ストリートビューでも唯一、猫の像の位置が確認できなかった物件。

 

道路にクルマを停めて、歩いて奥の墓地へ。。。

 

足が雪に埋まるくらいの積雪量。

 

猫の像かどうかも雪をかき分けないとわかりません。

 

雪は止みましたが時間がかかりました。

 

あ!

 

これじゃないな・・・どこだろう・・・

 

 

ふと、奥にもう一つ墓地が。

 

行ってみると・・・

 

あった!

 

【⑤那須町豊原丙・高津の猫像】

ようやく青空と太陽が

 

猫だけに丸まっているようです。

 

雪を払って、両耳を確認

 

なんとなく猫の横顔に見えます?

 

帰って資料を確かめると、紅い首輪があったそうですが、さすがに気づきませんでした。

 

ここまで来ると、すごい積雪量でした。

 

彼女が言う通り、なにもこんな寒くて雪深い時に来なくても・・・

 

おっしゃる通りで。

 

すべてを見終わると

 

太陽が出て、すぐに隠れるところでした。

 

もうすぐ夕焼け時刻です。

 

飛行機も霞んでみえます。

 

気温は0℃。

 

さ、帰りましょ!

 

ということで、スーパー猫の日記念! 猫碑めぐり突貫ツアーは無事終了です。

 

村田町歴史みらい館の石黒館長さま、ご協力ありがとうございました!

 

 

 

 

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