2025年3月28日、宇都宮でソメイヨシノの開花宣言が出されました。
いよいよ栃木県内でもソメイヨシノの開花が始まり、本格的な「お花見シーズン」到来となります。
桜の定点観察第2週は3月30日。
今週も、大田原市・ふれあいの丘敷地内の桜をチェックしてまいります。
「河津桜」
河津桜は開花と同時に葉が出ます。
なので、まだ満開ではありませんが、葉が見えます。
「十月桜」
少しづつですが、花が増えてきました。
「カンザン」
遅咲き種はしばらく「恐竜の脚」のまま。
「エドヒガン」
うっすらピンクに。
角度を変えて
そんな可憐なエドヒガンですが・・・
枝の剪定を誤ると・・・
このようにサルノコシカケが増殖。
木が衰えてしまい、やがて伐採されることに。
「ソメイヨシノ 運動場側」
非公式ながら「開花宣言でございます!」
ハナモモとソメイヨシノ
ふれあいの丘のソメイヨシノの並木
【てんぐ巣病】
てんぐ巣病をご存じですが?
桜の木に菌が入ってしまい木の枝が異常に増殖され、花がほとんど咲かずに、開花時期でも緑の葉が生い茂ってしまう状態のもの。
まるで鳥の巣作りをしているみたいに見えますが、そこに鳥はいません。
まだわかりにくいですが・・・
中央部分、細かい枝が多いのわかりますか?
各地でソメイヨシノが高齢化を理由に「桜祭り」の注意が相次いでいる話を聞きます。
推定寿命60年といわれるソメイヨシノはほとんどの地域で高齢化が進んでいます。
樹幹の空洞化やてんぐ巣病、根を踏まれることで衰退するなど、各地で伐採が増えています。
新たなソメイヨシノの苗木の供給はすでに終了していて、これから増えることはありません。
年々花の付き具合はよくないかもしれませんが
貴重なお花見ができるのはいまだけかもしれません。
そっと見守りつつ、春を満喫しませんか。