①からの続きです。
4月18日・日曜日。 この日はスタートからの快晴でしたが、ときおり強い風が吹き、帽子が飛ばされないよう手で押さえながら歩くこともあったり、風が弱まれば一気に暑く感じる時もあったり、前日の大雨を考えれば「晴れなくても、曇りで雨さえ降らなければ」と思っていた私にとっては想定外の天気でちょっと困りました。
でも、やっぱりウオーキングは青空がいい。
ある程度歩き続けると、次の「長倉線遺構」がすぐにわかってくる。
おぉ、やってきたな。
同じ栃木県民であり、とくに里山の風景は「当たり前のように」目にしていますが、なぜか、歩くと、すべてが新鮮に見えてくる。なんとなく懐かしい風景というか。
この橋も長倉線の遺構です。
振り返って橋の全景
そして、すぐに再び遺構が。
切通しです。
周囲では田植えの準備が進められています。
振り返って
茂木駅から2.5キロ地点。
いかにも・・・という路盤跡を進みます。
※この道は私有地も含まれていますので、関係者以外のクルマでの通行はできません。
茂木駅から歩いてきてください。
せっかく歩くのだから、その時の植物にも目を向けたい
あやしい沼のような大きな水たまり
ガイドさんいわく「決して怪しい人たちではありません」
ちょっと見えにくいですが、奥で手を大きく振って待ってます。
こちらも手を振って返してあげてください ※ツアー参加時
3キロ通過。
ここでツアー参加代に含まれている「ヘルメット・懐中電灯」を借ります。
3点セット。 ※白いのは頭に先にかぶるヘルメット保護シート。
振り返ります
懐中電灯。 意外と重要になってきます。
さてヘルメットを装着して先に進みます。
いよいよメインです。
左に止まるクルマはツアーのスタッフのクルマです。通常は許可された車以外の通行はできませんのでご注意ください。
※農作業者の通行が多くあります。通行の妨げになる場合、警察の出動を要請することになりますので絶対にクルマでは進入しないでください。
そしてトンネルが見えてきた!
わくわくするねぇ
小さな橋を渡って「立ち入り禁止エリア」へ・・・
大峯山トンネル。
長倉線で完全な形で残っている遺構としては最大のもの。
※デジカメで撮影しているため明るく見えてますが、肉眼ではほぼ真っ暗ですw
実際は真っ暗ですけど・・・
まだ明るく映ってますね
もっと暗いです、実際は。
こんな感じです、実際の暗さは・・・
トンネルの中央に、一人スタッフさんがいまして、プロジェクターを準備していました。
ツアー参加者はその左右、横に並んで特別上映会。
※タイトルのみ撮影。
あとは有料のツアーに参加してご覧ください。
上映会が終わると、さらに奥へ。
あの小さな懐中電灯では明るさが足りないくらい、真っ暗ですので、歩くのに注意が必要です。
※この日は雨の翌日だったため、天井からの雨漏りもひどく、地面はぬかるんでいました。
後ろを振り返ってます
泥ですべりやすくなっているので、スニーカーはやめた方がいいです。
かなり汚れます
謎とされている六角形の穴。
通常は立ち入り禁止です。
ツアー参加者のみ立ち入ることができます。
ちなみに4月17日㈯・18㈰の「大峯山トンネルまでの3.1キロ」ツアーは2000円。
両日とも満員御礼(最大催行人員25名)
ウェブサイトのみでの先着予約申し込みで、クレジットカード決済のみ取り扱いです。
食事なし、トイレ途中に無し、雨天決行、現地解散です。
この大峯山トンネルから先も、長倉線の跡は続きますが、今回の私たちのツアーはここまで。
トンネルを戻って解散となります。
実際は真っ暗でこんなにはっきりは見えないのですが、なんとなくうっすら六角形の穴があるのがわかりましたので、思い切って撮ってみたらこんなでした。
トンネル横の目地
同じく天井の目地(頭上真上)
天井からの雨漏りが体に降りかかります。 けっこう量が多いです。
そして
トンネルに入る前にガイドさんが「実は今日、先にお客さんがいまして・・・」といっていた
先客がとても元気だったのでごあいさつ。。。
その先客とはトンネルの天井付近におりまして・・・
そこ! その・・・黒いウネウネ・・・
わかるかなぁ・・・
拡大するよ
もっと拡大するよ
動いているんだ
うわぁ・・・
これはコウモリさんの群れ。
けっこう、飛んでるのもいるし、けっこう鳴いてるし、上映中もずっと騒いでいたし。。。
コウモリさんは襲ってこないので安心してください
気が付いたら一番最後になっていたようで・・・
最後を歩く商工観光課長よりも後ろにいるという。。。
大峯山トンネル、またね
奥に、第2班が待っていました。
私が通過しないとトンネルに入れなかったみたい。。。
・・・で
左に居る、商工観光課長殿はここでお別れ
2班の面々はこれからトンネルに入ってゆきました。
ガイドさんのあいさつで1班はここで解散。
各自、茂木駅まで歩いて帰ります。
ガイドさんともここでお別れ。
1班の参加者はまとまって駅へ
その後の商工観光課長やガイドさん
2班がトンネルから出てくるまでの合間に補修作業をしておりました。
では、ここからは一人で駅まで歩いて戻ります。
さよなら
ここは山に囲まれているため風が通らないみたいで、とても暑いです。
みんなさっさと帰っちゃってる。。。
早いなぁ ※私が遅いのです
植物が気になる。
鹿よけでしょうか?
せわしないので、なかなか撮れませんでしたが、いろいろな種類のチョウが飛んでいました。
振り返って
路盤の斜面に石がゴロゴロしてます。
これも長倉線の遺構です。
左にぐるっと弧を描いている曲線がとても気になる。
歩いていて思い出したのだけど、この道、ウン十年前に走ったことがあって・・・
その時は「長倉線」なんて知りもしなかったし、ネットもデジカメもケータイもなかったから、当時の記録なんてまったく存在していないのは・・・なんというか悔しい思い。。。
カエデがいま紅葉するのは「日焼け防止」なんです。
いわばサングラスの役割で紅くすることによって葉が日焼けして枯れてしまうのを防いでいるのだそう。
前に止まっている軽トラは農作業をする許可車です。
※左下の田んぼで作業をしています。
ここの遺構も、もう一度・・・と思ったのですが、すぐ左で農作業をしていたので、そのまま通り過ぎました。
まるでイノシシの顔みたい
ここからの区間は長倉線の着工当初の姿ではありません。
その経緯についてはツアーに参加してお話を聞いてみるといいですよ。
・・・ということで②はここまで。
また明日、③へ続く。
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