栃木発「ちゃりあん」ブログ2

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JR烏山線・さよなら「キハ40形」メモリアル⑤ 2017年3月3日、烏山駅と大金駅でお見送り

2017-03-08 22:10:53 | 鉄道
昭和40年代に巻き起こった「記念きっぷブーム」。


北海道の「愛国から幸福へ」を代表として


全国の縁起駅名が注目された時代がありました。



それは栃木県内にも。。。






烏山線の「宝積寺から大金」です。


国鉄時代から販売されていましたが


僕が購入したのは1989年。


JR東日本が発足して、まだ間もないころでした。


巳年、ということで台紙には「ヘビ」のデザイン。


発売駅は大金駅・・・ではなく宇都宮駅。


郵送での申し込みでした。




・・・・



僕にとっての烏山線は「近くて遠い存在」でした。



日帰りで簡単に行ける場所ではありましたが



なかなか乗車することはありませんでした。



同級生から「乗ろう」と誘われても



別の友人から「山あげまつり行こう」と誘われても



他県にはひとりで電車に乗って旅をしていたにもかかわらず、



なぜか、烏山線には乗りませんでした。



「いつでも乗れる」という過剰な安心感があったからでしょうか。



・・・・・・


今回、キハ40形が烏山線からの運用を終える、ということで



記念のイベントが開催され



2月24日からは



宇都宮・宝積寺・烏山駅にて







限定3000部の記念きっぷが販売され



同じく宇都宮では







1日10食限定の駅弁も販売されました。


※3月3日の最終日には烏山駅前にて100個限定販売あり。



しかし、


いまは鉄道ファンではない、僕は



この2つは買わないことを発表時点で決めていました。



それは



もちろん「欲しいとは思わないから」。



「記念きっぷ」は硬券でしたが、D型ではない入場券・・・



今回は「キハ40形」の引退であって、「烏山線が廃止されるわけではない」のです。



通常タイプの硬券入場券に、魅力は感じませんでした。



また、駅弁についても。



包み紙こそキハ40形デザインですが、内容はごく普通のもの。



烏山の食材を使用した・・・とか


烏山・高根沢あたりの会社で製造したとか・・・(実際は駅弁の老舗・松廼家)



そういう工夫があれば反応することもあったでしょうけど



もう鉄ちゃんではない以上、そそられることはありませんでした。



ツイッターで「最終日に限って群がる鉄道ファン」を批判するものを観ました。



普段は見向きもしないのに、最後となると、「寂しい」とか言い出す人々・・・



「おまえもだよ」・・・なんて僕も言われそうですが



これでも



乗ることはほとんどありませんでしたが



沿線から、その姿、眺めてはいたんですよ。




なにより



想いのものがありまして・・・







烏山線気動車運転50周年記念入場券。



1984年、栃木県宇都宮市で開催された「とちぎ博 ’84」の会場で購入したものです。



当時の国鉄・東京北鉄道管理局が出展していて



いくつかのきっぷがあるなか、僕が選んだのが「烏山線」のものでした。



すでにキハ40形が運転されていて






その画像がプリントされていました。



ミステリー列車として「銀河鉄道999号」の終着駅にもなった烏山駅。



この年になり



こんな感じで取り上げることになるとは



夢にも思いませんでした。



・・・・・・



さてさて2017年3月3日。



烏山駅からのキハ40形としては「上り」の「最終の1本前」。
































この1時間前に「セレモニー」が終了したこともあり



意外とファンも少なかった。




この1時間後に最終。。。



さて、ここで待つか?



・・・その時思ったことは



「せっかくだから大金で見送ろう」



僕は急いで烏山駅から大金駅へ車で移動。




列車交換の都合もあって







烏山で見送った「上り」に大金でタッチの差で対面。


※画像右が上り・宇都宮行き






こちらは烏山行きの最終






上りのお見送り







同時に下りもお見送り



















ファンがじわりと増え始め






いよいよ大金駅で最終のキハ40形が入線。









そこへ


約3か月間、点検で離脱していたアキュムが復帰。







ダイヤ改正前の最後のツーショットとなりました。


※あまりのもファンの勢いがすさまじく、これ以上、正面には寄れませんでした。






これでさよならです。



もうコテコテのファンではないので



正直「寂しい」ということはありません。



今回は「記録」として取り上げたまでです。



ただ・・・キハ40形に比べて


アキュムには興味はもっとなくて


これからアキュムを撮る機会はほとんどないかと。




気持ちとすれば



烏山線がもっと多くの人に利用してもらって廃止の対象にならないことを



地元の人間として祈るばかりです。



利用を増やすためのことであれば



積極的に協力してゆきたいと考えております。
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