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映画 初代ゴジラの原体験

2006-04-22 08:52:43 | Weblog
僕が映画第1作「ゴジラ」と出会ったのは1983年。
すでに初上映から29年の時を経ていました。
な~んにもない田舎町の2人の高校生が「地元でゴジラを見たい!!」と
署名活動を開始したのがきっかけでした。

それを聞きつけた中学生の僕らも、同級生に声をかけ
その署名運動に加わりました。
「地元でゴジラを見たい!!」署名運動の勢いは止まらず
近隣の市の中学生、高校生、商店街のおじさん達も巻き込み
多数の署名を集めることに成功しました。
そしてぼくらの町に1つだけ残っていた
廃館寸前の映画館の館長にその署名を持っていきました。
館長はみんなの情熱に賛同し、配給元に交渉してくれた結果、
遂に僕たちは「地元の映画館のスクリーン」で
ゴジラを観る事ができたのです。

そして目の前に現れた初代ゴジラ。
とにかくカッコ良かった!!!
怪獣プロレスをするようになったゴジラ(それはそれで好き)の
印象が強かった僕の頭をガ~ン!と強い衝撃が走りました。
モノクロ画面に浮かび上がる黒く巨大なシルエット
モノトーンの画面が想像力をかきたて陰がただ黒いわけでなく
何かそこに蠢いているような得体のしれない大きな「闇」が
そこに映っていると感じました。

そんな訳で僕にとっての初代ゴジラの原体験は、
「初期衝動」と「モノトーンの衝撃」なのです。

「THE LAST KAIJU」の第1期彩色版でその原体験を表現します。

KAJI