日本国有鉄道研究家 加藤好啓が主催する動画チャンネルです。
今回も、交通権学会で発表した内容を元に、内容を修正したものをアップしています。
国鉄は赤字決算を受けて、行動を開始します。
国鉄の中でも最も大きな負担となっていた、地方納付金の減免を自治省に申請しますが、既得権益であるとして減免は認められず。文部省にも同様に、通学定期割引に対する補助を働きかけますがこれも拒否、こうした背景を受けて国鉄は赤字83線として、今後も利用の増加が見込まれない路線の廃止に取り組みますが、引き続き鉄道建設公団への出資という名の建設資金を拠出していました。
道路や港湾が国の予算で行われるのであれば、国鉄の地方開発線木にが責任を負うべきだったと思うのですが、こちらも昭和47年度まで拠出しています。
さらに、CD線と呼ばれた幹線・都市路線などは有償譲渡路線として、国鉄が年賦で支払っているわけで、実質国鉄が拠出したっおかねと言うのは実質的にローカル線建設の費用の一部にまわったと言うことになります。
無償で提供されても、運営のための経費も要るわけで、それ以前に出資金という名目で国鉄が赤字経営の中で負担を続けていたわけです。
更に、こうした事態を受けてさらなる合理化を進め、更には生産性運動を進めようとしますが、国労・動労などは強く反発、結果的には生産性運動は失敗し。国鉄当局自身が当事者能力を喪失して行くこととなります。
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