トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

水素より電気でしょう

2021-02-17 09:37:50 | 日記
今朝の日経でENEOSがガソリンスタンドで燃料電池車(FCV)向けの水素充填サービスを始めるとの記事があった。

その趣旨がよくわからないが、もしそれが水素を燃料とするFCVの普及を見込んでいるとしたら大いなる無駄な投資だ。

世界中を見渡して乗用車のFCVなんて言っているのは日本、更に言えばトヨタだけで時流は完全に電気自動車(EV)だ。特に欧州と中国は目の色を変えてEV普及に乗り出している。

今のコストや技術を考えると環境保全の為にはハイブリットをもっと積極的に売るほうが良いと思うが、そうすると日本の一人勝ちになる。それを嫌う世界の自動車メーカーは所謂ゲームチェンジで日本有利から自分たち有利な競技にルールを変えようとしている。そしてそれはほぼEVで決まりだ。

それなのにFCVにこだわるのは、例えればワールドカップはサッカーでやると世界が言っているのに日本だけいやいや野球でしょうとマイナー意見をいうようなもの。

例え日本でFCVが普及しても世界では全く相手にされず、時間が経てば日本もEVに席巻される。なんだかほんの数年前の携帯電話のデジャビュだ(スマホvsガラケー)。

ということで水素より電気でしょう。

昨日同じタイミングで出光が電気自動車参入を発表したが、よほどこちらのほうが将来性のある話だと思う。


コメントを投稿