「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」
金子哲雄著、小学館、2012年11月
生前流通ジャーナリストとして活躍された金子哲雄氏が、自らの闘病生活を綴った本。
本のレビューの時は、
ブログのタイトル=本のタイトル
にしていましたが、本書のタイトル「僕の死に方」はこの時期刺激が強すぎると思い、
サブタイトルの方をブログのタイトルにしました。
お昼前後の帯番組は見ていないので、金子氏がメディアに出始めたころは知りませんでしたが、
「ホンマでっかTV」でよく見ていました。
「最近よくテレビで見るなあ」から「最近痩せたなあ」と思っていたら、突然亡くなられた印象。
しかしテレビに引っ張りだこだった時期も含めて、闘病生活は500日にも及んでいたそうです。
医療・葬儀の内容や費用について具体的に書かれています。
死の直前・瞬間、死後については奥さんが続けて執筆され、最後に会葬礼状も公開しています。
死後まで読者におトクな情報を届ける姿勢は見事で、
41歳という早すぎる死は望んでいなかったにせよ、
死ぬまで仕事をしたいという本人の希望は十分叶えられたのではないでしょうか。
いまは文庫化されています。
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