1970年代、スイス時計産業は日本のセイコーが発表したクォーツ時計にあっという間に席巻され、機械式に拘る時計メーカーはバタバタと潰れていきました。クォーツ革命(クォーツショック)です。
こうした時世に反骨精神をもって機械式時計の復権を図るべく立ち上がったのがポール ピコです。
クォーツ時計は人間の手がかからず量産が可能なため、安価でしかもどんな機械式時計よりも正確です。
しかし、ヨーロッパの宮廷文化の嗜好品から始まった何百年もの時計の歴史は、正確さや実用性だけでは覆され消し去られないのは言うまでもありません。
そこには機械式時計の「工芸品としての価値」、そして100以上もの小さな部品を正確に組み立て時間を作り上げる工程は人間の技や英知の結晶としての計り知れない価値があるからです。
さて本題ですが、今日ご紹介しますのはちょっとお洒落なダイバーウォッチです。
300m防水でケース径48mmとインパクトのある大きさですが、ケース素材がチタンのため全く重さが気になりません。チタンのケースは金属アレルギーの人にも安心してお使いいただけます。
ベゼルの数字・バーが立体的で、カーボンファイバーを使った文字盤に黄色と赤が差し色で入り、他のダイバーウォッチでは味わえない色気とセンスがいいですね。
COSC(クロノメーター認定)を取得した高精度ムーブメントを搭載し、細部まで手をかけた作りこみの良さがよくわかる少量生産の限定品です。
手首回り16,8cmと少々細めの私にも装着感は申し分ありません。
交換用の黄色のラバーストラップも標準装備され、気分によりこの1本でONとOFFで使い分けできるのもいいですね。
ムーブメント:自動巻き PP 1600 (Base ETA 7750)
ケース径: 48.00 mm
ケース厚:16.40 mm
風防:Crystal Antireflective sapphire crystal
ケース素材:チタン&ブラックPVD
文字盤:カーボンファイバー
ストラップ:黄色のラバーストラップが予備で装備
防水: 300 meters (30 ATM)
限定品:世界500本
価格:1,090,000円+税
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