1/30にWindows Vistaが一般発売された。
巷ではいろんなイベントが行われたようだった。
愛でる会メンバーである
片貝さんもおっしゃられているように、企業ですぐに導入するところはあまりないだろう。
それでも、私は他人とは違う観点で
Vistaが登場したことには非常に大きな意味があると考えている。
パソコンの(MS系の)OSがDOSからWindowsに移行してから、Windows3.1,WindowsNT,Windows2000,WindowsMe,Windows95,Windows98,WindowsXPとめまぐるしくOSが変化してきた。
この時代の流れに、アプリケーション開発会社のほとんどはついていけず、体力がある大会社と実力がある会社のみしか残らなくなってしまった。
しかし、今回のVista発売により、数年毎のOSのバージョンアップという時代から、おそらく約5-6年はXPが主流という時代を迎える。
これは、いままで複数のOSが混在し、互換性やOSバージョンアップの恐怖に悩まされてきたソフト開発会社にとっては
千載一遇の好機なのだ。
DOS時代はOSが変わらなかったので、その上で動くアプリケーションをじっくりと開発することができた。同様に、XP(とVista)で動くアプリケーションを開発すればよい。
このようなほぼ単独のOSをターゲットとして開発できるチャンスは今しかない。
また、団塊の世代が定年を迎え技術の喪失が不安視されている。システムにおいては、オフコン、初期のパソコンシステムを支えてきた世代が引退の時期を迎えている。ゆえに、各企業においては旧システムを新しい世代に引き継いでいくために、
システムを刷新する時期にきている。
年頭にも
今年の目標を書いたが、今年は上に述べたような要素などが絡み合って、
Webアプリケーション、3Tierがよりいっそう本格化してくる。
Biz/Browserにとっても、非常にチャンスの年となっていくだろう。
SODECが行われる時期はVista騒動は一段落している時期にあたる。Vistaには当然よい面も多くあるのだが、マイナス面も明らかになってくる頃である。そこで発生する心理は、新しいものは欲しいが、安定して動くものがやはりいいということに落ち着く。
先ほど引用させていただいた片貝さんのBlogでも、1月ですでに2件、Biz/Browserの引き合いがきているらしい(
1/25,
1/30)。
また、
ThinkITでもアクシスソフトの永井社長のインタビューが掲載されたが、これもThinkITの中で、ソフトウェアベンダーとして今年最初のインタビュー記事にあたる。
Biz/BrowserはVistaに完全に対応し将来性も見せつつ、既存のOSでも十分に動作するパワーと開発パフォーマンスを上手にアピールできれば、一気に採用の動きが広がるのではないだろうか?
(補足ですが、Curlのメーリングサービスからきたメールでは、Curlは今日からVistaランタイムの提供をはじめるそうです。Biz/Browserも早期に対応お願いいたします)