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福祉用具支援研究会「ねまる会」

CW、Nrs、PT、OTなど、様々な専門職が集まり、福祉用具について、知識・技術・認識を共有していく研究会のブログです。

3月度定例勉強会報告

2013-03-25 | 勉強会予定・報告
3月度定例勉強会の報告です。

平成24年度最後の定例勉強会はねまる会の局長でもある頓原デイサービスセンターのPT高垣さんが担当。

前半は褥瘡についての基本的な知識のおさらい。褥そうと言えば、圧迫を思い浮かべてしまいがちですが、そのほかにもさまざまな応力(摩擦、ズレ、引っ張り)がとても重要で危険(増悪)因子となります。減圧ばかりに気を取られていても良くならないですし、他の問題を引き起こしてしまいます。また、栄養管理や清潔の保持、といったところも欠かすこともできない重要な褥瘡のケアを考える上で必要な要素です。対象者の心身状況や介護力を含めた環境それぞれを包括的に考えなければいけないことを再認識しました。



後半は、ベッド上や車いす座位での圧抜きの実技を行ないました。何もしないままベッドを背上げ(あるいは下ろす)だけをすると背中や頭、踵のあたりが不快感でいっぱいです。これは実際に自分がされてみるとよく実感します。思えば、僕たちも日々何気なくお尻をずらしたり、足を組み替えたり、寝ているときも寝返りを打ったりしますよね。



たとえば、ポジショニングを考える際、枕やクッションの位置、手足や頭部の位置に気を取られることが多いですが、きちんと圧抜きをすること、衣服のしわやよじれを取っておくこともとても重要であると思います。日々の忙しさの中でどうしても軽視されがちのような気がします。日々の何気ないところを見つめ直す必要がありそうです。



ワイワイと賑やかな勉強会でした。
みなさん、ありがとうございました!

来年度もみなさんに興味を持っていただけるような、現場で活用できるような勉強会の企画をしていきたいと思いますので、ぜひぜひ気軽に足をお運びください。
運営委員一同、心よりお待ちしておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

記録係

ねまる会3月定例勉強会のご案内

2013-03-15 | 勉強会予定・報告
3月になりいよいよ春の足音も聞こえ始めてきました!!

しかし寒暖の差は激しいので皆さん体調管理と花粉とpm2.5には注意してください。


さて遅くなりましたが3月の定例勉強会は下記のとおりです。
「今年度を振り返って」
「圧抜きと褥瘡」
担当:高垣龍太 氏(頓原デイサービスセンター)

褥瘡と圧抜きの基礎をおさらいし、実技を含めて学んでいきます。
普段仕事で行われている褥瘡予防は行えていますか?
もう一度再確認をしてみましょう!

日時:3月19日(火) 19:30~21:30
場所:雲南市立病院2F リハビリテーション室

桜の咲きそうな雲南でお待ちしております!!

皆様、お誘いのうえご参加くださいますよう宜しくお願いいたします

勉強会に参加される方、事前に参加の申し込みが必要になりますので下記の連絡先に18日までに必ず所属・氏名を記入しご連絡下さい。
ビジター会員:300円(定例勉強会つど)

研究会メールアドレス:bisyamon6@mail.goo.ne.jp 企画係宛
福祉用具支援研究会「ねまる会」

2月度定例勉強会報告

2013-02-22 | 勉強会予定・報告
北日本の日本海側は大雪のようですね。青森の方では500cm積もったようです。500cmと言えば、歩道橋の高さくらいだそうです。すさまじいですね。

そういえば、今年の島根は雪が少ないような気がします。とはいえ、まだまだ油断はできませんが。

さて、2月度定例勉強会の報告です。先月度の勉強会は「バックサポートについて」でしたが、その流れを汲み、今月は「円背姿勢の方に対するバックサポートの検討」ということで事例報告とフリーディスカッションを行ないました。



まずはじめに、通所リハビリテーションなごみのPT大森さんによる事例報告。先月の勉強会後にさっそく対象者の車いす座位、バックサポートの再検討を行なったそうでそこからさらに新たな課題や取り組むべきことが見つかったようです。また、日々の忙しさに「見て見ぬふり状態になっていたのかも…」と話されていましたが、僕たちが日々目の当たりにしている光景の中でヒントや課題が多くあっても、その多くを見落としていたり、見れども見えずになっていたりしているのかもしれません。何かひとつでもまずは意識して着目してみること、その重要さを感じました。

次に、こころね訪問看護ステーションのPT後藤さんによる事例報告。パーキンソン病の腰曲がり症状を呈した方の事例報告でした。こちらはバックサポートの調整というよりは車いすの座幅やアームサポート高を主に調整し、姿勢を修正したり骨盤を起こしたりする方向ではなく、姿勢に沿わせる形で日常生活動作や座位姿勢の負担の軽減を図っておられました。対象者の日々の生活の様子、身体状況をアセスメントすることの大切さを感じました。

これらの事例報告を踏まえ、小グループでフリーディスカッションを行ないました。それぞれが日々感じていること、困っていること、取り組んでいること、そういったことをお互いに情報交換を行ないました。バックサポートからかなり話が逸れていたようですが…。でも、あの賑やかぶりだと有意義なディスカッションが行なえたのではないでしょうか。

最後に製品紹介をしていただき、みんなで実際に座って確かめてみたり、適応や利点(あるいは欠点)を話し合ったりしました。





参加された皆さん、ありがとうございました。

来月は今年度最後の定例勉強会です。
「まだ参加したことがない!」そんなあなたの駆け込み乗車をお待ちしております。

記録係

ねまる会 2月定例勉強会のお知らせ

2013-02-06 | 勉強会予定・報告

2013年もあっという間に1ヵ月が過ぎました。

2月は「逃げる」と言われますのでこれまた、あっという間に過ぎてしまうのでしょう。


さて、今月の勉強会の案内です。

  日時:2013 年 2 月 19 日(火)19:30~
  場所:斐川生協病院
  内容:「円背姿勢の方に対するバックサポートの検討」
      症例検討、ディスカッション

前回はバックサポートについての基礎の学習を行いました。今回はそれを活かして円背姿勢の方に対するバックサポートの検討を行いたいと思います。

今回は症例を提示し、皆さんで共通点、相違点を洗い出し、どのような対応が良いのか検討していきたいと思っています。

皆様、お誘いのうえご参加くださいますよう宜しくお願いいたします

勉強会に参加される方、事前に参加の申し込みが必要になりますので下記の連絡先に18日までに必ず所属・氏名を記入しご連絡下さい。
正会員:1,500円(年会費)
ビジター会員:300円(定例勉強会つど)

研究会メールアドレス:bisyamon6@mail.goo.ne.jp 企画係宛
福祉用具支援研究会「ねまる会」


1月定例勉強会報告

2013-01-23 | 勉強会予定・報告
今回は福田氏よりバックサポートについて講義・実技を交えながら勉強しました。


まずは脊柱の構造、関節面から考える各部位の動きを骨模型を使用しながら説明してもらいました。
姿勢の観察では体幹を一つの部位として捉えてしまいますが、実際には頚椎・胸椎・腰椎で動きに違いもあり脊柱の構造を改めて理解する必要があることを感じました。


iPadのアプリを使用しながら関節の構造を説明し、セラピスト以外の参加者にも伝わりやすく工夫されていました。


また、脊柱だけでなく骨盤の構造も確認しどのように評価していくのか実技も行いました。
今まで行なっていた方法も、改めて脊柱の構造を理解することで評価肢位から見直せる良い機会となりました。


バックサポートの目的から高さ・角度・幅など対象者への適合をどのように考えていくか。よく目にする円背姿勢の対象者へのバックサポートはどう工夫する必要があるのかディスカッションを最後に行いました。


すぐに答えが見つかる訳ではないですが、勉強会に参加している会員で問題点や改善点を共有して少しずつでも前進していきたいと思います。


新年が明け忙しい時期にも関わらず参加して頂いた皆様ありがとうございました。

今年もねまる会を宜しくお願い致します。

福祉用具支援研究会 1月定例勉強会のお知らせ

2013-01-18 | 勉強会予定・報告

明けましておめでとうございます。本年もねまる会をよろしくお願い申し上げます。


さて、今月の勉強会の案内です。

  日時:2013年1月22日(火)19:30~
  場所:市立雲南病院
  内容:「バックサポートクッションを考えよう!!」

担当:福田氏(島根リハビリテーション学院)
前回、車いす座クッションの検討を行いました。今回はその女房役となるバックサポートクッションの検討を行いたいと思います。

1.バックサポート、骨盤・背骨の基礎知識のおさらい。
2. どのようなクッションが良いか検討。

今まで背張りなどの検討はしてきましたが、バックサポートクッションの検討はしてきていません。
これを機会に一緒に考えてみましょう!!

皆様、お誘いのうえご参加くださいますよう宜しくお願いいたします

勉強会に参加される方、事前に参加の申し込みが必要になりますので下記の連絡先に◯◯日までに必ず所属・氏名を記入しご連絡下さい。
正会員:1,500円(年会費)
ビジター会員:300円(定例勉強会つど)

研究会メールアドレス:bisyamon6@mail.goo.ne.jp 企画係宛
福祉用具支援研究会「ねまる会」


12月勉強会報告

2012-12-18 | 勉強会予定・報告
早いもので今年最後の勉強会になりました。
忙しい時期に参加して頂いた皆様ありがとうございました。


今回は車いすクッションについて、座位保持・クッションの工夫などをディスカッションしました。



クッションの形状からどのような対象者に使用できるか?また、クッションによる影響がメリットだけでなく、デメリットもあることを話し合いました。

例として座位保持や座り心地を目的とした場合に、駆動や車いす操作などが逆に阻害となっていないか注意が必要です。

また、クッションを変更した場合その後の評価が大切です。特に皮膚トラブルが問題となりやすい方では、ケアスタッフと協力し経過を観察する必要があります。

ディスカッションをしていく中で、普段関わっている患者様・利用者様の問題点からどうクッションを工夫していくか話が盛り上がりました。特にケアスタッフが中心の現場では福祉用具の相談が行いにくい問題があります。
今回の勉強会を通じて座位保持を見直さなければいけないと話が出て、明日からの関わり方に少しでも参考になればと思います。


車いすやその他の福祉用具も新しいものが日々現場に出ていますが、活かしきれていない現状があります。ねまる会が少しでもお役に立てるようにこれからも頑張りたいと思います。

毎月勉強会を開催し新しい出逢いも沢山ありました。来年も繋がりを大切にしながら活動していきたいと思いますので、宜しくお願い致しますm(__)m



福祉用具支援研究会ねまる会 12月定例勉強会のお知らせ

2012-12-10 | 勉強会予定・報告
12月に入りました。


山の色づきは赤、黄と鮮やかな色から白へ・・・。


この時期を楽しめる人もいればそうでない人も・・・。


局長は後者の方です。


さて、定例勉強会の案内です。


 日時:12月18日(火曜日)19:30~
 場所:雲南市立病院           
 内容:クッションの検討と適合の工夫について

    
皆様、お誘いのうえご参加くださいますよう宜しくお願いいたします

勉強会に参加される方、事前に参加の申し込みが必要になりますので下記の連絡先に18日までに必ず所属・氏名を記入しご連絡下さい。また、正会員、ビジター会員の受付も行います
正会員:3,000円(年会費)
ビジター会員:300円(定例勉強会つど)

研究会メールアドレス:bisyamon6@mail.goo.ne.jp 企画係宛
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10th anniversary企画 兼 11月定例勉強会報告

2012-11-14 | 勉強会予定・報告
今回の定例勉強会は10th anniversary企画として(株)加地へ商品説明と工場見学に行きました。


まず始めに会社の概要を説明していただきました。

福祉の分野だけではなく、モータースポーツ、チャイルドシート用衝撃吸収材、自動車用クッション、理美容用品、リラクゼーション用品、パソコン用アクセサリー、アウトドア、旅行用携帯クッション、手術用・治療用マット、まくら類、医療機器用パッド類など様々な分野で製品を提供されていることを知りました。

その後、福祉、特に車椅子用クッションについてのお話を以前テレビで紹介された映像も交えながらしていただきました。




場所をかえ、工場内も見学させていただきました。
稼働はしていませんでしたが、実際にクッションが作製されていく工程をみることができました。そこには職人さんの技術と利用者様に製品を届けるという熱意が詰まっていたように思います。
また、なぜ、アウルクッションになったのか、なぜフクロウのデザインになったのかという裏話もお聞きすることができました。

今回の、商品説明と工場見学を通して、利用者様に安全に安心して使用していただくためにという熱い想いがひしひしと伝わってきました。
そして私たち中間ユーザーは患者様、利用者様の身体機能の評価を行い、想いを聞き、あらゆる選択肢を考えた上で、製品を提案する必要があると改めて考える機会となりました。

今回、お忙しい中、快く工場見学をさせていただいた(株)加地の職員の皆様、ありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。

10th anniversary 企画 兼 11月定例勉強会 のお知らせ

2012-10-25 | 勉強会予定・報告

今年、福祉用具支援研究会「ねまる会」は発足して10年を迎えました。そこで、10th anniversary企画を考えました。



内容はクッションが作成されるまでの説明&工場見学とサプライズ会を考えております。


 日時:11月10日(土)14:00~
 場所:(株)加地 & 島根リハビリテーション学院           
 内容:(株)加地にて商品説明、できたら工場見学も・・・
    島リハにてお楽しみ&サプライズ会
 

 定員:30名
 ※今回は定員を決めさせていただきます。お早目にお願いします。

 ※この企画は11月の定例勉強会とします。

なお、変更があれば、再度ご連絡させていただきます。
    
皆様、お誘いのうえご参加くださいますよう宜しくお願いいたします。

勉強会に参加される方、事前に参加の申し込みが必要になりますので下記の連絡先に11月7日までに必ず所属・氏名を記入しご連絡下さい。また、正会員、ビジター会員の受付も行います。
正会員:11月ら3月までなので1500円にいたします。
ビジター会員:300円(定例勉強会つど)

研究会メールアドレス:bisyamon6@mail.goo.ne.jp 企画係宛
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