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福祉用具支援研究会「ねまる会」

CW、Nrs、PT、OTなど、様々な専門職が集まり、福祉用具について、知識・技術・認識を共有していく研究会のブログです。

10月度定例勉強会のお知らせ

2013-10-07 | 勉強会予定・報告

このところ気温の変動が激しい日が続きますが、みなさん、体調はいかがでしょうか?

風邪も流行っているみたいなので十分に注意してください。 

 

さて、10月度定例勉強会のお知らせです。

シリーズ『身体評価と適合』(9月~11月)の第2弾。

今回は『車いす適合のための身体計測』についてです。

 

日時: 平成25年10月15日(火) 19:30~21:30

場所: 斐川生協病院 リハビリテーション室

担当: 後藤氏(こころね訪問看護ステーション)

テーマ: 車いす適合のための身体計測について

ビジター会員: 300円(定例勉強会つど)

 

勉強会に参加される方は下記のメールアドレスに必要事項(①所属、②職種、③氏名)を明記の上、お申込みください。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

福祉用具支援研究会「ねまる会」

bisyamon6@mail.goo.ne.jp (企画係宛)


9月度定例勉強会報告

2013-09-20 | 勉強会予定・報告

朝晩めっきり寒くなってきました。

 

9/19は十五夜、中秋の名月でした。山陰地方はこの上ない晴天に恵まれ、綺麗な月を拝むことができました。みなさんは月を見ながらお団子を食べましたか?それともお酒を飲みましたか?僕は後者です。

 

 

さて、9月度定例勉強会の報告です。雲南市立病院のリハビリテーション室にて。8月は定例勉強会をお休みしましたが、今月より3ヵ月はシリーズ「身体評価と適合」です。

 

今月は「車いすを知る一日」として車いすの構造・機構について。担当は斐川生協病院のPT桑原さん。

 

桑原さんには車いすを取り扱う(調整や分解を行なう)上での手順や注意点、工具の取り扱い方を紹介して頂き、あとは時間をたっぷり使って、各グループで車いすに触れてみました。

 

 

 

タイヤやチューブを外しているグループもあれば、車輪のベアリング部の構造まで確認を行なっているグループまでありました。はじめて分解に取り組まれた方もおられ、「ここってこういう風に動くんだ~」「ここはこういう仕組みになっているんだ~」と多くの発見があったようです。モデルに使用した車いすはどれもかなりの年季が入った標準型車いす。汚れや劣化もかなりのものでした(笑)

 

身体の大きさに合った車いすの提供を行なう上で、身体の機能や構造について知ることが大切であるとともに、車いすそのものの機能や構造について知ることが大切です。どこがどのように動いているのか、調整することができるのか。あるいは劣化しやすいのか、メンテナンスや注意が必要なのか。割と単純な作りをしてそうな車いすですが、実はけっこう奥深いのですね。

 

みなさん、ありがとうございました!

 

 

来月は「身体のことを知る」として、身体計測について企画しています。今月参加された方も、参加できなかった方も是非是非ふるってご参加いただければと思います。

 

記録係


7月定例勉強会報告

2013-07-24 | 勉強会予定・報告

こんにちは。今回の定例勉強会は7月23日に行われました。7月も後半となり暑さも増してきましたが、皆さまの体調はいかがでしょうか。こんな時は辛いカレーを食べ、十分に睡眠をとりましょう。脱水症状の一つとして疲労もあるようなので、皆様もあまり御無理をされないように。カレーは水分と塩分を程よく摂取できるメニューみたいです♪

 

さて、今回は雲南市立病院のリハビリテーション技術科で理学療法士として勤務されています、藤原康英さんのお話です。テーマは【基礎知識と合併症~福祉用具の不適合による二次的障害~】です。

 

藤原さんの話しの中で、車椅子・車椅子付属品による事故として第1位が転倒、第2位が転落とありました。この2点を考えてみると、ベッド~車椅子間、ベッド~ポータブルトイレ間等の移乗動作の際に起きている可能性が高いのではないかと考えられます。

 

移乗動作には《人》と《物》が関わってきます。《人》のリスクとしては、介護者又は本人の体調不良、移乗方法の十分な理解が無い状態で移乗介助を実施、認知症等による状態把握が困難等があります。《物》のリスクとしては、福祉用具の整備不良、環境との不適合等の原因があります。この《人》と《物》のリスクを踏まえて福祉用具を用いた生活を考えていくことで、上記のような危険な場面を回避できると思います。

 

その他にも車椅子のブレーキをかける、アームサポートを外す、フットサポートを外す、ベッドの高さ調節をする等を行うことで事故を防ぐこともできます。皆様の中でも「当たり前の事だろう」と思われる方が多いと思います。しかし、【慣れ】というものは恐いもので、この当たり前なことも、『面倒』という理由で蔑ろにされてしまうことがあります。「車の運転は慣れた頃が一番危険だ」とよく父に言われていたことを思い出しながら講義を聞いておりました。

 

そんなリスク面の講義の後は、トランスファーボードを用いた移乗練習です。触れることが少ない方には使いにくい物ですが、一度方法を覚えると介護者、対象者両者に体の負担も少ないですし、安心して移乗してもらうこともできます。私個人としてはこのような福祉用具を使用した実技を行い、気軽に相談できる点は【ねまる会の特色】と考えています。今後も福祉用具を用いた実技も座学と交えながら行っていければと考えています。

 


最後に…申し訳ありませんが、8月の定例勉強会はお休みさせていただく予定にしております。9月からはまた新たなシリーズで定例勉強会の運営に努めていきますのでご期待ください♪


皆様、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。


記録係


7月定例勉強会のお知らせ

2013-07-11 | 勉強会予定・報告

みなさん、こんにちは。

梅雨もあけ、これから猛暑が続くことでしょう。

熱中症にならないように小まめに水分をとりましょうね。


さて、遅くなって申し訳ありません。7月度定例勉強会のご案内です。

シリーズ「基礎知識と合併症」(5月~7月)の第3弾です。
前月参加できなかった方でも大丈夫ですので、気軽に足をお運びください。

日 時:平成25年7月23日(火) 19:30~21:30
場 所:雲南市立病院 リハビリテーション室
テーマ:福祉用具の不適合による二次的障害
担 当:藤原氏、景山氏(雲南市立病院)

正会員:3,000円(年会費)
ビジター会員:300円(定例勉強会つど)

勉強会に参加される方は下記のメールアドレスに必要事項(①所属、②職種、③氏名)を明記の上、お申込みください。
皆様のご参加をお待ちしております。

福祉用具支援研究会「ねまる会」
bisyamon6@mail.goo.ne.jp (企画係宛)


6月定例勉強会報告

2013-06-19 | 勉強会予定・報告

今月も福祉用具支援研究会ねまる会のblogをご覧いただき、誠にありがとうございます。

勉強会当日は少し涼しくなりました。しかし気温が25℃でも湿度が60%以上あると脱水になりやすいとのことです。皆様小まめに水分・塩分をとりつつ、日々の業務に努めていただければと思います。


さて、早速6月の定例勉強会の報告をさせていただきます。どうぞ最後までお付き合い下さい。


今回は雲南市立病院で、理学療法士をしておられる影山哲士さんから講義をしていただきました。

                     

テーマは『高齢者の基礎知識』です。

要介護認定についてのお話があり、要介護者のうち65歳以上の方が全体の80%を占めるようです。

……何故でしょうか??
まぁそうだろうと思われるかもしれませんが、改めて考えてみましょう。

まずは加齢による筋力低下があります。特に足の筋肉の方が腕の筋肉よりも低下しやすいとのことで、その中でも抗重力筋と言われる筋肉の低下が著しいです。

【抗重力筋とは重力に抵抗し、立ったり歩いたりする際に体を直立させる為に必要な筋肉の事を指します。詳しくは図をご覧ください。】

                                                                        

その他にも感覚・平行機能の低下もあります。高齢者は若年者に比べて重心動揺が2倍にもなるようです。目を閉じると3倍にもなります。
筋力だけでなく、感覚が鈍ることも加齢に伴う日常生活動作の低下や転倒に結び付くということになります。



                                                   



転倒には運動機能だけでなく、精神状態、環境という要素も含まれてきます。ねまる会では福祉用具についての勉強を定期的に行っています。福祉用具を上手く患者さん・利用者さんの環境に適合することで、転倒の危険性を軽減することができ、安心して生活していただけるのではないでしょうか。

影山さんの講義の中で『福祉用具が必要になるには原因があり、その原因に対しての取り組みも大事になるのではないでしょうか。』という言葉がありました。対象者のその時の状態に応じて、福祉用具を適応することはもちろん大切なことですが、過去や経験などじっくり話をしてみると、また違った角度から福祉用具の導入について考える事ができるかもしれませんね。

講義の後に参加者の方々と転倒に対して知識の共有と現状について考えていきました。

         

ねまる会を知ったきっかけや、当勉強会で今後扱って欲しい内容など、様々な意見交換ができました。知識だけでなく、人との繋がりを持てることも、他職種で考えることを目的に挙げている『ねまる会』に参加するメリットだと思います。

今後も参加される方々に有意義な時間を過ごしてもらえるよう、企画・運営等努めて参りますので、今回参加できなかった方々もお気軽にご参加下さい(^-^ゞ

ということで、今からまた来月の勉強会が楽しみになってきました!!

それではまた来月もお会いしましょう♪ 最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。


ねまる会 6月定例勉強会のお知らせ

2013-06-03 | 勉強会予定・報告
みなさん、こんにちは。

遅くなって申し訳ありません。
6月度定例勉強会のご案内です。

シリーズ「基礎知識と合併症」(5月~7月)の第2弾です。
前月参加できなかった方でも大丈夫ですので、気軽に足をお運びください。

日 時:平成25年6月18日(火) 19:30~21:30
場 所:雲南市立病院 2F リハビリテーション室
テーマ:高齢者に関わる基礎知識
担 当:影山哲士氏(雲南市立病院)

正会員:3,000円(年会費)
ビジター会員:300円(定例勉強会つど)

勉強会に参加される方は下記のメールアドレスに必要事項(①所属、②職種、③氏名)を明記の上、お申込みください。
皆様のご参加をお待ちしております。

福祉用具支援研究会「ねまる会」
bisyamon6@mail.goo.ne.jp (企画係宛)

5月定例勉強会報告

2013-05-22 | 勉強会予定・報告
もう少しで6月ですね。少しずつ暑くなってきましたが、皆さん体調はいかがでしょうか?

さて、5月の定例勉強会が21日に行われましたので、ご報告させていただきます。

今回は『基礎知識と合併症~身体に関わる基礎知識~』というお題で、雲南市立病院で理学療法士をしてらっしゃる藤原さんに講義をしていただきました。
特に『座る』という所をメインに話をしていただきました。



そもそも『ねまる』というのは出雲弁で『座る』という意味なのです!

そんな藤原さんの講義の中でも印象に残ったのは、『正しい座り方ってどんな座り方なんでしょうか?』という部分でした。骨盤の動きによっては背骨、頭、足、腕の動きや姿勢が悪くなってしまう為、苦しい姿勢になってしまう。その結果悪い座り方になってしまうという例を挙げられました。良い姿勢とは人によって変化してくる為、個別的にみていく必要がありますね。当たり前ですが、その当たり前が難しいですよね。

ではどのようにして良い姿勢をサポートしていくのでしょうか。



骨盤を安定すること、バックサポート(背もたれ)の形状、上から9~10番目の胸椎(背骨の上から16~17個目)を伸ばすといった方法の話がありました。ただし何を目的に良い姿勢をサポートするのかを考えなければなりません。食べやすい姿勢にしたい、手や足が動かしやすくなり活動性を向上させたいのか、目的はその方によって変わってきます。具体的な内容は今後の勉強会で取り扱っていこうと思っているので、興味のある方は気軽に参加してみて下さい(^^)/





最後に実技として参加者様同士で骨盤に触れてみました!特に上前腸骨棘と上後腸骨棘という部分の触診でした。触れるのが意外と難しいので、このような場で色々な方から教えてもらうと、楽しみながら勉強ができます。

                  

今月も非常に有意義な時間を過ごすことができました。

皆さんありがとうございました。

ということで、以上が5月定例勉強会の御報告とさせていただきます。

今後も勉強会の報告を行っていきますので宜しくお願いします。


記録係

ねまる会 5月定例勉強会のお知らせ

2013-05-08 | 勉強会予定・報告

新年度もあっという間に1ヵ月が過ぎました。


GWは良い休日でしたでしょうか?


さて、5月度定例勉強会のお知らせです。


シリーズ「基礎知識と合併症」(5月~8月)の第1弾です。

日 時:平成25年5月21日(火) 19:30~21:30
場 所:雲南市立病院 2F リハビリテーション室
テーマ:身体に関わる基礎知識
担 当:藤原康英氏(雲南市立病院)

正会員:3,000円(年会費)
ビジター会員:300円(定例勉強会つど)

勉強会に参加される方は下記のメールアドレスに必要事項(①所属、②職種、③氏名)を明記の上、20日までにお申込みください。
皆様、お誘いのうえご参加くださいますよう宜しくお願いいたします。

福祉用具支援研究会「ねまる会」
bisyamon6@mail.goo.ne.jp (企画係宛)

4月度定例勉強会報告

2013-04-22 | 勉強会予定・報告
平成25年度、第一回目の定例勉強会の報告です。
4月16日に斐川生協病院にて行なわれました。

まずは製品検討ということで、足こぎ車いすを実際に触ってみました。テレビや雑誌等で見たことがある方もおられるかもしれません。イメージ的にはシートモジュールに自転車のペダルやクランク、そして、方向転換やブレーキを行なうためのハンドルが付いたようなものでした。自転車好きな記録者の私個人としては気になるところがたくさんありました(笑)
こういったものが活用できてユーザーの生活範囲が広がるといいですね。



後半は島根リハビリテーション学院のPT福田さんが担当。「福祉用具支援総論~必要な知識と技術について~」という内容でした。

「障がい」というものを捉えたとき、どうしても個々の因子にとらわれがちになってしまいます。その対象者を取り巻く文化や社会環境、僕たち支援者を含めた資源も重要な因子であり、個人の身体属性に帰結するものではありません。そういった対象者を取り巻く諸々の因子を整理しながら、そのうえでの生活環境支援について、求められる知識や技術について、ねまる会が行なっていく活動について考えました。内容は多岐に渡り、膨大な量になってしまいますが、どれも必要なことですよね。

また、架空の事例を提示し、「その方が自宅で困りそうなことは何か?」、「どのようなことが考えられるのか?」、「福祉用具を含めてどういった支援が必要なのか」等々を参加者同士でグループワークにて話し合いました。手元にある限られた情報、もっと付け加えてほしい情報、そこにいったい何が含まれているのか、参加者それぞれの知識や経験を総動員して膨らませました。とても盛り上がったディスカッションだったようです。



みなさん、お疲れさまでした。

今年度も概ね月1回のペースで勉強会を行なっていきますが、今年度は企画の仕方に少し変化をつけることとしました。例年だと毎月単発で企画をしていましたが、今年度は3ヶ月ごとにシリーズ化をして少し流れを汲んだような企画としたいと考えています。5月~8月は「シーティングの基礎知識と合併症」です。もちろん、毎回出れなくても各月である程度完結するような内容になるかと思いますので、都合がつくときに足をお運びいただければと思います。

今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

記録係

ねまる会 4月定例勉強会のお知らせ

2013-04-08 | 勉強会予定・報告
いよいよ新年度平成25年度が始まりました!!

今年度はどんな年になるでしょうか!?

さて今年度もねまる会は活動をいたします!


いろいろ計画を立て、皆さんとともに学んで行きたいと思います!

今年度もよろしくお願いいたします。

さて今年度一発目の福祉用具支援研究会ねまる会 4月定例勉強会の案内です。

日時 : 平成25年4月16日(火) 19:30~
場所 : 斐川生協病院
内容 : ①商品検討
      足漕ぎ車イスについて
     
     ②福祉用具支援総論 ~必要な知識と技術について~
      担当:福田氏(島根リハビリテーション学院)

皆様、お誘いのうえご参加くださいますよう宜しくお願いいたします!


勉強会に参加される方、事前に参加の申し込みが必要になりますので下記の連絡先に15日までに必ず所属・氏名を記入しご連絡下さい。また、正会員、ビジター会員の受付も行います。

正会員:3,000円(年会費)
ビジター会員:300円(定例勉強会つど)

研究会メールアドレス:bisyamon6@mail.goo.ne.jp 企画係宛
福祉用具支援研究会「ねまる会」