最後

長男との旅はこれが最後にしよう


本人にしたら ほんとにどうでもよかったんだろうな

行きたい所も したい事も 食べたい物も

母の思いも しんどさも 気のつかいも 伝えた所で

別にどうでもいい とわかりもしないのだろう


こやつは今後 友人 彼女 はたまた自分の家族を旅に連れていこうと思う時がくるんだろうか

自分のペース優先で 周りへの気づかいに欠ける所は 私とは違う遺伝子そのままだ

こんなに 気をつかいしんどいばっかりの旅は もうしない

逆に 私にはやはり一人旅がむいている


そうだ ２５年前に私は何かを求め この地を一人さ迷っていたんだった

倍の人生生きてきても
まだ なにものにもなれずにいる