十七夜は立ち待ち月という
この年にして、月ごとに呼び名があるのを初めて知った
しばらく立って待っていればのぼってくる月
なんとなくいい
幼なじみが逝って三年
少し遅れたが
夕方お花を持って
彼女の実家に持って行った
床の間には小さな尼僧さんの像が置いてあった
慎ましく暮らしておられるお二人
先日法要はすませたとのこと
二人ともが、笑顔の彼女の夢を見るとはなされていた
帰り道
老親方の愛娘への思い
その時間を考え
胸が詰まった
そして見れば
東の山すその少し上に
ぽっかりと見事な月が浮かんでいた
この年にして、月ごとに呼び名があるのを初めて知った
しばらく立って待っていればのぼってくる月
なんとなくいい
幼なじみが逝って三年
少し遅れたが
夕方お花を持って
彼女の実家に持って行った
床の間には小さな尼僧さんの像が置いてあった
慎ましく暮らしておられるお二人
先日法要はすませたとのこと
二人ともが、笑顔の彼女の夢を見るとはなされていた
帰り道
老親方の愛娘への思い
その時間を考え
胸が詰まった
そして見れば
東の山すその少し上に
ぽっかりと見事な月が浮かんでいた