45 そして,エノクは見た。すると,ノアから始まり,地のすべての氏族が見えた。そこで,彼は主に叫んで言った。「いつ主の日が来るのでしょうか。いつ義なる御方の血が流されて,嘆き悲しむすべての者が①聖められ,永遠の命を受けられるようになるのでしょうか。」
46 主は言われた。「それは①時の中間,悪事と報復の時代である。」
*今現在、現代は神に言わせると時の中間地点のようだ。
47 見よ,エノクは,人の子がまことに肉体を取って来られる日を見た。そして,彼は心から喜んで言った。「義なる御方が上げられる。①小羊は世の初めからほふられている。信仰によって,わたしは御父の懐におり,まことに,②シオンはわたしとともにある。」
*キリストが十字架張り付け死亡から転生復活により原罪消去する。
エノクは信仰により永遠の命を約束されたので、神の懐に魂を保管され、神の国シオン、またはエルサレムに住む事を約束されているということかな。
48 それから,エノクは①地を見た。すると,地の中から声が聞こえた。「災いだ。人々の母であるわたしは,災いだ。わたしの子供たちの悪事のゆえに,わたしは苦しみ,疲れている。わたしはいつ②安息を得て,わたしより出た③汚れから清められるのか。わたしの創造主はいつわたしを聖めてくださり,わたしが安息を得て,義がしばらくの間わたしの面にあるようにしてくださるのか。」
49 エノクは地が嘆き悲しむのを聞いたとき,泣いて,主に叫んで言った。「おお,主よ,あなたは地に哀れみをかけられないのですか。あなたはノアの子孫を祝福なさらないのですか。」
50 エノクは主に叫び続けて言った。「おお,主よ,地が二度と洪水で覆われることのないように,ノアとその子孫を憐れんでくださるよう,わたしはあなたの独り子,すなわちイエス・キリストの御名によって願い求めます。」
51 そこで,主はそれに応じないではいられなかった。そして,主はエノクに聖約し,①洪水をとどめることと,ノアの子孫に呼びかけることを彼に誓って約束された。
52 そして,主は,大地のあるかぎり,彼の子孫の①残りの者がいつでもすべての民族の中に見いだされるという不変の定めを出された。
53 そして,主は言われた。「子孫からメシヤが出る者は,幸いである。彼は,『わたしは①メシヤであり,シオンの②王であり,永遠のように広い天の③岩である。だれでも門を入り,わたしによって④登る者は,決して落ちることがない。それゆえ,わたしが語った者たちは,幸いである。彼らは永遠の喜びの⑤歌を歌いながら来るからである』と言う。」
54 さらに,エノクは主に叫んで言った。「人の子が肉体を取って来られるとき,地は安息を得るのでしょうか。どうか,これらのことをわたしにお示しください。」
55 すると,主はエノクに,「見なさい」と言われた。そこで,彼が眺めると,人の習わしに従って①人の子が②十字架に上げられるのが見えた。
56 また,彼は大きな声を聞いた。天が覆われ,神が創造されたすべてのものが嘆き悲しみ,地が①うめき,もろもろの岩が裂けた。また,聖徒たちが②よみがえって,人の子の③右において栄光の④冠を受けた。
57 ①獄にいた②霊たちの多くが出て来て,神の右に立った。そして,残りの者は,大いなる日の裁きまで暗闇の鎖につながれていた。
58 そこで再び,エノクは泣き,主に叫んで言った。「地はいつ安息を得るのでしょうか。」
59 するとエノクは,人の子が御父のもとに昇って行かれるのを見た。そこで,彼は主に呼びかけて言った。「あなたは再び地上に来られないのでしょうか。あなたは神であられ,わたしはあなたを知っており,あなたはわたしに誓いをなし,あなたの独り子の名によって尋ねるようにわたしに命じられました。あなたはわたしを造り,あなたの御座に至る権利を,わたし自身によらず,あなた御自身の恵みによってわたしに与えてくださいました。それでわたしは,あなたが再び地上に来られるかどうかお尋ねするのです。」
60 すると,主はエノクに言われた。「わたしが生きているように,まことにそのように,わたしは①終わりの時に,すなわち悪事と報復の時代に来て,わたしがノアの子孫に関してあなたに立てた誓いを果たそう。
61 地が①安息を得る日が来る。しかし,その日の前に,天は②暗くなり,暗黒の③幕が地を覆うであろう。天が震え,地も震えるであろう。そして,ひどい艱難が人の子らの中にあるが,わたしは自分の民を④守ろう。
*終わりの時、悪事と報復の時代、つまり現代に、悪人と永遠の命を約束された聖徒達の種が第1の復活をする。
キリストはこの時代の救世主役でもあり、裁きを下す役でもある。「ワクチンの父」発言した者がトリガーとなって律法違反の罪人にワクチン接種するように促す見えない力が働いている。
キリストはエルサレムの王となる。
神は自分を民を守ると過去に言われていたようだ。
自分の民とは、キリストと神を信じる者のことだろう。
62 また,わたしは天から①義を下そう。また,②地から③真理を出して,わたしの独り子と,死者の中からの独り子の④復活と,またすべての人の復活について⑤証しよう。そして,わたしは義と真理が洪水のごとくに速やかに地に広まるようにし,わたしが備える場所,すなわち聖なる都に地の四方からわたしの選民を⑥集めよう。それは,わたしの民がその腰に帯を締め,わたしの来臨の時を待ち望めるようにするためである。わたしの幕屋はそこにあり,そこはシオン,すなわち⑦新エルサレムと呼ばれるであろう。」
*悪事と報復の時代、現代に置いて、神は義を下す、信じる者は救われるという律法を下す。
神自身が自分を信じる者を救うという義である。
わたしの独り子とは聖霊(モーセ書に聖霊は神の独り子と書かれていた。ただ何故か複数系になっている描写が多々ある。改竄の可能性がある)のことで、死者の中からの独り子の復活とはイエスキリストのことで、そして全人類が現代に裁きを受けるか、命を受けるかいずれかのために復活すると。
将来エルサレム(シオン)に神が聖別した者達を集める様だ。
63 また,主はエノクに言われた。「そのとき,あなたとあなたの①町のすべての者はそこで彼らに会い,わたしたちは彼らを懐に迎え入れ,彼らはわたしたちを見るであろう。そして,わたしたちは彼らの首を抱き,彼らはわたしたちの首を抱いて,わたしたちは互いに口づけするであろう。
64 わたしの住まいはそこにある。それは,わたしが造ったすべての創造物の中から出て来るシオンである。そして,①千年の間,地は②安息を得るであろう。」
65 それからエノクは,人の子が千年の間地上で義のうちに住むために,終わりの時に①来られる日を見た。
66 しかし,その日の前にひどい艱難が悪人の中にあるのを,彼は見た。彼はまた海も見たが,それは荒れていた。そして,人々は①気落ちして,悪人に下る全能の神の②裁きを恐れながら待っていた。
67 主はエノクに,まことに世の終わりに至るまですべてのことを示された。そして,彼は義人の日,彼らの贖いの時を見て,①喜びに満たされた。
68 エノクの生涯における①シオンの時代は,合わせて三百六十五年であった。
69 エノクとそのすべての民は神とともに①歩み,彼はシオンの中に住んだ。それから,シオンはなくなった。神が御自身の懐にそれを迎え入れられたからである。そのことから,「シオンは消えうせた」という言葉が広まった。
*神は自分を支持する者達を天に迎え入れる。
シオンという街とシオンの住民全てを神の領域に迎え入れた。
後の神の国エルサレムと思われる。