亀田が新チャンピオン

人気者・亀田興毅が初の世界戦で勝ち、世界チャンピオンになりました。
（記事詳細：スポーツ報知）

正直なところ、僕は亀田は負けたと思いました。
1Rでいきなりダウンしてましたし、最後も防戦一方という印象でしたから。

僕はフジテレビのスポーツ部で見ていたのですが、
判定のアナウンスの瞬間は周囲から「うそ～?!」という声が一斉に上がりました。

採点は、どのラウンドも必ず優劣をつけなければいけないそうです。
ダウンした1Rは3人とも“8対10”。
その後も亀田はほとんど攻勢に出られなかったように感じましたが、
2～10Rで“10対9”のポイントをこつこつ稼いでいたようです。

お父さんの史郎さんの言葉通り、
「内容ではなく気持ちでもぎ取った」
という感じですね。
ほんとに、よく最後まで倒れずに立っていたと思います。

どちらが強かったか、視聴者はそれぞれ感じるところがあるでしょうが、
ダウンしてもKOされなければ、少しずつポイントを稼いで勝てるのが現行ルール。
採点で上回ったのですから亀田が間違いなく勝者なんですね。

これまでのパフォーマンスとは違う本音をさらけ出して、
涙を流して喜んだ亀田には、
届くはずもないとはいえ、おめでとう、と言いたいです。

ただ、今日のボクシングに満足する亀田ではないと思うし、
ファンもダウンを奪われながら採点で勝つのではなく、
相手をKOして勝つ姿を期待しているはず。

次は今日の何倍も強くなった亀田を見たいものです。