愉しい触れ合いを目指してゆとりの有る人生を歩みましょう

平凡な日常生活にまつわる拘り情報、写真、並びに体験談等を交えて皆さんとの交流を深めて参りたいと思います。

蜂鳥の悲報 (Humming Bird)

2008-06-18 01:26:04 | Weblog
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                皆さんに優しく見守られて幸せなハチドリでした。


今日は非常に悲しいお報せを見守って頂いて来た皆様にお告げしなければなりません。 昨日16日の朝は何時も元気だった母親の姿が巣の中に見ることが出来ませんでした。 時間を変えて何度も何度も一日中窓から覗いて観察していましたが、とうとう巣に戻って来る姿は夜になっても現れてくれませんでした。 

巣の中には未だ孵っていない二つの卵が取り残されて母親の帰りを待ち侘びていました。昨日は日中の暑い気温に親鳥が戻らないままよく耐えていました。 今朝も何時もの様に真っ先に巣の中を確認しましたが、やはり親鳥の姿は無く、卵だけが寂しそうに取り残されたままでした。

今日は17日で最初に誕生した卵が雛に孵る予定日でしたのに肝心な親鳥に置いてきぼりにされ、折角の新しい生命を絶たれる結果になりました。 ハチドリの知られている習性として母親は決して自分の卵や雛を見捨てるような事は絶対に無いと言われていますので、一日経っても戻って来ないと言う事は、悲しい災難に出会ったとしか考えられないと言う事です。 この我が家の巣の周りにいる限りは絶対に安全な場所だと確信していただけに、何処でどんな外敵に出会ったのかは知る由も有りませんが、唯残念の一言です。

インターネットで蜂鳥の生態に就いて詳しく述べられていた著者の一人に早速連絡を取って確認しましたところ、その人も同感で有ると言われ、取り残された卵に就いては、母親の付き添っていない卵が自然に孵る事は殆ど期待出来ない事で卵の生命は不運にも絶たれる事になるそうです。

興味を持って見守って来て頂いた皆様には楽しみにされていた期待に背く結果となりました事、非常に残念で悔やまれますが不幸な運命の悪戯として諦め、唯優しく葬ってやる事しか出来ませんので何卒ご了承下さいます様お願い致します。 お陰様で此れまで私は張り切って観察して参りましたが、その愉しみを断ち切られ今日から又新たな日を迎えて次にお伝えする記事を思考中です。 今後も引き続き宜しくごひいきにお願い致します。 

猶、忠告として挙げられていた事にハチドリの生態に就いては未だに研究資料に乏しく知られていない点が多く残されているそうで、勝手に巣を取り壊したり、取り除いて保存したり、卵を取り捨てたりすると国で指定された規定の違法となるそうです。このアメリカでは野性動物や植物の取り扱いには動物虐待同様に非常に厳しい規定が有る事を知らされました。

(注)
この場に至って、この記事を公表しようとした矢先に一寸希望の持てる報告が届きましたのでお知らします。このラスベガス市で設けられている野生動物環境保護施設にて問い合わせて見ましたら、ハチドリは餌を求めに2,3日巣から離れる事は珍しくないとの事で、必ず戻って来るので今暫く待って様子を見る様にとの説明を頂きました。 残された巣や卵は其の侭そーっとして置いて絶対に人間の手で振れ無い様にとの忠告も頂きました。 又この暑さにも卵は大丈夫である事も知らされ大変力付けられました。ぼつぼつ卵が孵る時期に入っている事も伝えましたら親鳥が居なくても雛が孵る可能性は有るそうで、若し親鳥が未だ戻って来ない場合には直ぐに連絡をする様にとの指示を頂きました。 飽くまでも野生動物の取り扱いに関しては必ず施設からの指示に従う様にとの事でした。 

今日も未だに戻って来ませんが、大抵夜に戻るそうですので、又諦めずに観察を続けて報告を致しますので、どうぞ皆さんも気を落とさない様に吉報を待っていて下さい。 甘水は巣作りの用意をしている間は余り寄り付かないものなのだそうですが、勿論これからもぶら提げて置く積りです。 どの鳥もそうですが、雄鳥の方が雌鳥よりも色鮮やかな容態なので見れば直ぐに区別が付くそうですが、このハチドリに関しては未だ雄鳥には出会っていません。 親鳥が早く元気な姿で戻って来てくれることを祈っています。 
タグはnon_nonさんからお借りしています。