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Belleの着物生活

いつもはジーンズ、時々きもの。
Belle(ベル)きものサロンの着付師が
日常をお伝えします。

一人で結ぶふくら雀とか

2015-03-17 | 着つけスクール
この日のレッスン、いつもながらみんなバラバラのことを習いました

まず中級のMさんは一人でむすぶふくら雀。改良枕を使って、先にふくら雀の形をセットしたものを、エイッと(いや、本当はもっとエレガントにしてますよ)背中に乗せて、一人で完成させる、というものです。

これはもう背中につけて仕上げているところ。ちょっと帯の位置が低いかな?難しいところもありますが、結構楽しいですよ

基礎講座のEさんは、この日初めて人に帯を結び、ということを経験しました。改良枕を使って名古屋帯のふくら雀を結びます。まだ習い始めて数回しかたっていないのに、人に帯を結ぶのも大変なのに、改良枕?ふくら雀?箱ひだ?などわからないことだらけですね。でもいつもは見えない自分の背中がどうなっているのか、人に結ぶとわかりますね。それから帯や小物の扱いに慣れるというのも大切です。最後は楽しそうに結んでいたEさん。頑張れ


Nさんも基礎講座、この日初めて名古屋帯まで進みました!お母様の大島は少々裄が短いようですが、とてもシックでお似合いです。

一生懸命習われて、着物まではずいぶん上手に着れるようになりました。衣紋も少しずつ抜けるようになってきています。頑張り屋さんのNさん、帯結びに入りました

何とかお太鼓結べました!人生初、一人で結んだ帯です。また来週も頑張りましょう♪
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発表会

2015-03-15 | 着つけスクール
私が所属している一般財団法人 民族衣裳文化普及協会では、年に一度生徒の発表会が催されます。基礎講座の生徒による半巾帯結びから、師範の先生方の花嫁衣装の着せ付けまで、参加するのも見学するのも、大変勉強になる機会です。

私の教室からも今回6名の生徒さんたちが発表会に出演しました。着物姿で舞台に上がり、基礎講座は半巾帯、初級講座は名古屋帯、中級講座は袋帯を、それぞれ2~3分で結んで行きます。
最初は手間取っていた生徒さんたちですが、何度も練習しているうちに考えなくても手が動くようになってきます。無駄な動きをしていると間に合わないので、手順がどんどん洗練されていって、最後は慌てずエレガントな動きで、かつ素早く完成させることができるようになるのです

どんどんうまくなる生徒さんたちを見ていると、技術を上達させるためには人に見られることがとても有効だと痛感します。発表会や、実技試験を経験するたびに、一段ずつレベルが上がっていくのを、生徒さん自身も感じているようです。

会が終わってホッとしている皆さんと。全員で写真を撮りたかったのですが、疲れて先に帰ってしまった生徒さん2人が一緒に写せず残念

このうち3人は基礎講座の生徒さんで、一人は昨年夏、お二人は昨年秋以降に習い始めた方たちです。みんな、一人で家から着物を着て帯を結び、朝早くに会場までやってきました。えらいね、みんな!「疲れたけど楽しかった!」なんて言ってもらえて、本当に嬉しい一日でした

日程が合わなかったり、まだ入会したばかりなどの理由で今回出席できなかった他の生徒さんたちも、また次回は一緒に参加しましょう


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アメリカで着物!

2015-03-03 | 着つけスクール
昨年7月、数回の短期集中レッスンを受けたHさん。アメリカに海外赴任中でいらっしゃるのですが、2週間の帰国中にレッスンを希望されたのですが、その時の記事はこちら

先日そのHさんから写真とメールをいただきました
ご主人のお仕事関係でパーティに出られたときのものです。

たった数回のレッスンでしたが、本当に真面目に受講されたHさん。着付け手順を録画していただき(通常は動画撮影はしません)、お一人でもあとから着られるようにしていただきました。
そうは言っても、いざとなると二の足を踏んだり面倒になったりで、なかなか着物を着て出かけることまで出来ないのが普通だと思いますが、Hさんは違ったようです。ガッツがありますね、講師としてこんなに嬉しい便りはありません

少し苦労して着られたとのことですが、きれいな仕上がりです。和服姿のHさん、笑顔が輝いていますね。立派な着物美人です

今後も機会があったら着て下さると嬉しいお言葉もありました。ぜひぜひ何度もお召しいただいて、日本文化を広めていただきたいと思います!
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着付けは頭も身体もフル回転!

2015-02-27 | 着つけスクール
まだ基礎コース前半のお二人。
覚えることもいっぱいだし、慣れない動きで腕や肩は痛いし、大変な時期ですね。でも前向きに取り組んでいる姿勢は立派です!

この日がまだ4回目のレッスンのMさん。なんとこの日は着物姿で登場しました。「帯がわけわかんなくって…」とおっしゃってましたが、なんのなかなかよく着られていました。

そして、レッスンでもう一度着物と名古屋帯を練習。うちの教室では鏡を見せてもらいないので、手探りで頑張ります。最後に手を通してるところですね。もうすぐ完成です!

もう少し先に進んでいるHさん。この日は袋帯で改良枕を使い二重太鼓を結びました。

セッティングしているところです。
改良枕を使った帯結びは、慣れるまではセッティングがややこしいと感じると思います。手順が細かくて覚えるのも大変です。でも出来上がりが意外に良いのです。覚えてしまうと実用的な帯結びですので、頑張って習得しましょう!
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ふくら雀いろいろ

2015-02-24 | 着つけスクール
基礎コース後半のKさん。お子さんの卒業式に着る予定の着物の練習をした後は、三重ひもを使った袋帯のふくら雀の練習をしました

変わり結びの基本中の基本、ふくら雀。今はあんまり結ぶ人がいないけれど、バランスの取れたとてもきれいな形をしています。出っ張りが少ないので、椅子に座ったり車に乗り降りする時には安心の結び方です。

2回目にはとても上手に仕上がりました。箱ひだを取ること、帯枕が背中から離れないようにすることなど、ポイントがいくつかあってとてもいい練習になりました。

さて、基礎コース2回目のNさん。このコースでは衿芯つき半衿を長襦袢に縫い付ける練習をします。普通の半衿と違って芯つきですから、縫うのがちょっと大変。だけどきちんと縫い付けるとしわやたるみのない、美しい衿元を作ることができます。Nさん、ちょっと苦労されましたが頑張って仕上げることが出来ました!


Aさんは基礎コースの中で初めて出てくる、名古屋帯を人に結ぶ練習です。結び方はふくら雀。名古屋帯でふくら雀ができるの?と思われるかもしれませんね。はい、ちゃんと出来るのです。改良枕という秘密兵器(笑)を使っています

人に結びことで技術も上がり、今度自分で着る時によくしくみがわかるようになります。しっかり学んでほしいですね。
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