Belleの着物生活

いつもはジーンズ、時々きもの。
Belle(ベル)きものサロンの着付師が
日常をお伝えします。

初めての留袖

2013-07-30 | 着つけスクール
暑いです。何故か火曜日はいつも猛暑!
今日もMさんは暑い中、頑張ってレッスンに来てくれました。

課題は「留袖を着る」です。着物の中でも特に暑い(比翼と二重仕立てになっているので)留袖に備えて、クーラーで思い切りお部屋を冷やして、いざ開始です

留袖を着るのに気をつけること、それはまず着物の重さに慣れることから始まります。腰紐を縛る時にしっかり押さえておかないと、すぐに褄が下がってしまいます。軽い着物なら何とかなっていたことが、留袖ではごまかしがききません。動作ひとつひとつ、きちっと基本を守って進んでいけば、必ずきれいに着られますが、いいかげんに流すとズルズルの仕上がりになってしまいます。


Mさん、一生懸命がんばりました。最初ですから、問題点がないわけではありません。着丈も長くなってしまったし、おはしょりももうひとつかな。
でも全体的に、かなり良い出来栄えです。

1回目では下前が下がってしまいましたが、2回目ではこのとおりきれいな裾つぼまりになりました

やはり比翼のある衿元をきれいに仕上げるのはとても難しいことですね。でも3月の終わりからレッスンを開始して、まだたったの4ヶ月でここまで着られることが素晴らしいです。

これからはだんだんと人に着せるレッスンも増えてきます。がんばりましょう
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初級講師認定試験

2013-07-26 | 着つけスクール
財)民族衣裳文化普及協会では最初にきもの基礎講座というコースを受講します。講座は全36回。いろいろなカリキュラムをこなし最初に受けるのが、初級講師認定試験。試験の内容は学科と実技に分かれ、実技では外出着(小紋以上の袷の着物)に袋帯の二重太鼓を15分で仕上げてもらいます。

二重太鼓までを15分なんて、とても無理!と言っていた生徒さんたちも、嬉しいことに最後はなんだかんだ言いながら余裕でクリアしていってくれるのです。この日もSさんが試験を受けました。
残念なことに写真を撮るのを忘れてしまったようで、この日の画像がないのですが、前の週に練習していた時の写真を載せてみます。


日ごろから着物に親しんでいるSさん。真夏になる前までは、毎週着物で通学してくれていました。そのおかげでテストになっても自然に手が動き、きれいに着ることができました。

本番では練習の時以上の仕上がりで、時間も余裕のクリア。さすがです

学科試験は常識問題や知識問題が中心です。事前に勉強していただく内容はお伝えするので、みなさんとても優秀な成績で合格して行きます。もちろんSさんも。

合格認定は少し先になりますが、あと少し残っているカリキュラムをこなしたら、いよいよ基礎講座も終わりです。昨年12月に始められた着つけ、あっという間でしたがずいぶん腕を上げられました。私もとても嬉しいです
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麻の着物

2013-07-23 | 本日の着物
昨年くるりさんのセールで買った、麻と竹の天然素材の夏着物。とっても涼しいです~

やっぱり暑いときには天然素材が良いですね!この日は長襦袢も麻、肌着も木綿。さらっとしてとても気持ち良い

でも帯はポリの夏帯。この辺がイマイチでしたね。次回は絹の羅の帯でも合わせることにしよう
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お誂えの江戸小紋

2013-07-20 | 日記
頼んでいた江戸小紋が仕立てあがって送られてきました。
ヤッホー、思っていたよりずっと素敵


ほんまもんの江戸小紋ですよ!機械染めじゃありません。
今回も京都の小田織物さんにお世話になりました。吟味した白生地を選び、地色を決めた上で、江戸小紋染め師の大野信幸先生にお願いして模様を決め、染めていただきました

柄の名前は「フランス縞」というんだそうです。

伊勢型紙を彫られた人間国宝の児玉博氏(1992年没)が、フランス人形の髪を連想して名づけられたと聞きました。調べてみたら児玉博さんは縞彫りの名人と言われた方だったそうです。そんな方が彫られた型紙、もう新しいものはできないのですから、どんなに貴重なものかは素人の私にでもわかります。
その型紙を使って染めてくださる大野先生もまた、現代の名人のお一人。京の名工に選ばれ数々の受賞歴をお持ちです。

そんな工芸品を誂えることができる幸せ。ああ、日本人で良かったとしみじみ思います。


さて、ここからが肝心。
すばらしいこの作品ですが、どなたでも誂えることができます。たぶん。
財力のある方は呉服屋さんかデパートで探せば、すぐ購入することができると思います。
または、私のように小田織物さんにお願いすれば、びっくりするほどお値打ちに誂えることができると思います。(たぶん皆さんが想像するよりずっとお安いです)ただこの場合はちょいと手間ひまはかかります。
どちらにしても、ある程度のお金を出せば誰でも手に入れることはできます。

でもどんな価値があるとしても、やっぱりこれは着物です。着てナンボなんです。たんすにしまって眺めているだけなんてさみしい。まして自慢するネタにするなんて、問題外です。
この着物を素敵に着こなしてこそ、作ってくれた人たちに申し訳がたつというものです。

私にできるかなあ・・・。自信があるわけでは全然ないですが、努力はしなきゃいけないですね。
帯や小物合わせ、それから着つけ!←これ大事
それから着物が似合う体型を作るのも意外に大切です。姿勢よく、首を長く肩を下げ、全体にすんなりしていること。日焼けをなるべくしないこと。(これがすごく大変。なにせ趣味がランニングだし
ああ、もっと若くて美女だったら良かったのでしょうけど、こればかりは仕方がない

10月、どんな風にフランス縞デビューしているでしょうか。もしショボかったら、こっそり笑ってやってください。あーでも、ホントにダメかも~
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帯留!

2013-07-20 | 本日の着物
再三登場するポリの絽の小紋です。ポリなのであんまり涼しくないのだけれど、気をつかわなくていいし、何より帯合わせがしやすいのが嬉しい


合わせたのはツバメの模様の紗の帯。そして、東風杏さんの帯留。こないだ祇園祭りの時京都でゲットしたうちのひとつです

エンドウみたいでかわいいでしょ?何にでも合うし、すごく使いやすいんですよ!
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