汨羅の観察人日記(一介のリベラルから見た現代日本)

自称『リベラル』の視点から、その時々の出来事(主に政治)についてコメントします。

集団的自衛権に関する議論の間違い

2014-05-31 01:55:25 | 政治全般

「集団的自衛権は、国民を守る為に必要。」
解釈改憲論者は、集団的自衛権の必要性を主張するたびに、このように主張している。
はっきりいおう。
仮に知識不足からこのように言っているのであれば【無知】であり、
軍隊に関する知識があって言ってるのならば【嘘】である。

そもそも、軍隊は国民を守るために存在していない。
軍隊は【国家の主権】を守るために存在しているのである。

自衛隊は法的には軍隊ではないとされているものの、その機能は軍隊と同じであり、
したがって、自衛隊が守るのは国民ではなく、日本国の主権ということになる

では、集団的自衛権とは何かというと、端的に言えば、同盟国の主権を守ることによって、自国の主権を守るということである。
したがって、集団的自衛権において守られるのは、他国の船に乗った日本人などではなく、他国の主権である。
すなわち、集団的自衛権の下では、自衛隊は他国の主権を守るために戦うのである

このようなことは、軍隊の存在意義と集団的自衛権の概念を知っていれば【当たり前だろ】というころであるが、
憲法改正だけが自己目的と化している【自称保守】は、こんなことも理解できず、集団的自衛権云々といっているのである

自称保守は、口を開けば安全保障やらなんやらうるさいが、上のような基本的なことも知らず、解釈改憲云々言っているにすぎない。
こんなでたらめな認識で集団的自衛権を論じているのを見ると、日本国は集団的自衛権を有していると改憲解釈をしたら最後、突発的な戦争がいつ起きても不思議ではなくなる。

はっきり言って、こういう輩が国家を傾けるのであり、自称保守は【傾国の輩】【国賊】としか言いようがないであろう



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