前にも述べたが、このところ朝の気温がかなり下がっている。土曜日には未だ咲き残っている酔芙蓉の花を見、民家で飼っている名古屋コーチンの鳴き声を聞きながら朝の散歩に出かけると、田では早起きのトビたちが農作業で出てくるミミズなどを待っていた。
酔芙蓉
朝の活動を始めた名古屋コーチン
草を刈った後の田で餌、人間の次の行動を待つトビ達
スズメたちも群れを成して木の枝に止まっていた。
群れ始めたスズメ
夏の間は静かにしていたヒバリが荒れた田から飛び上がる。
荒れた田で餌を探すヒバリ(若鳥?)
未だ群れを成してはいないが、真冬には群れを成すことも多い。済まし
朝食を済ませ加賀市の稲田にノビタキを撮りに出かけた。穂を垂れた稲田のあちこちにノビタキが見られた(後日報告)。ふと目を移すと、かなり近い所にいるマガンが見えた。予期していなかったので焦って3、4枚写真を撮った。
若鳥(額の白斑がないか少ない)を含むマガンの群れの到着
それ以上近づけもせず、下がるわけにもいかないしと思った次の瞬間、マガンが群れを成して飛んだ。ピントを合わせることもできずにシャッターを切った。
飛び立つマガンたち
群れはそのまま遠くに飛び去った。後で写真を見ると16羽以上の群れであった。
飛び去るマガンの群れ
今年は石川は秋が暑いのでマガンがいつ来るか心配していたが、シベリア方面は例年通りか少し寒いくらいかもしれず、マガンの渡来はほぼ例年通りであった。
日曜日にはネキトンボ、ミヤマアカネを求めて、地元の集落の奥に行ってみた。9月23日にはオオルリボシヤンマの集団産卵の様子を報告したが、今回はメスが場所を変えながら産卵している様子を見ることができた。
オオルリボシヤンマの産卵の様子
メスは単独産卵をするが、ここでもオスは周辺を飛んでメスを警護していた。
メスの産卵を警護するオスのオオルリボシヤンマ
ネキトンボについては機会を改めて。