言わずとしれた村野藤吾設計の建築。自宅の近くにあるので、よく前を通ります。
コンバージョンなので、一般的に信じられている役所建築のセオリーから逸脱しているところがあるけれど(特に議場やセキュリティの考え方など)、こんなのでいいんだ、と気づかされる。
「●●●はこうあらねばならぬ」という「標準フォーマット」が幻想であると痛感する。
それよりもなによりも、端部に徹底して曲面が使われている。かなり徹底的 . . . 本文を読む
ST版は、タワー2棟分合わせて118部材ある。
ST版には空調ダクト、ドレン、電気配線用などさまざまなスリーブが必要です。配置も部材ごとにさまざま。スリーブの配置検討は、施工監理の重要な検討要素である。
見えがかりになるスリーブをどのように作ればきれいに仕上がるか、1枚目のST版の検査で大きく浮上した問題だった。
ST版のステムは140mm~220mmと非常に断面が小さい。そのため型枠外で配筋・ス . . . 本文を読む
運搬の様子です。長いです。
ST版の製作の流れは、
1.型枠外で鉄筋を組みスリーブセットします。
2.型枠に鉄筋を落とし込みかぶり寸法等調整を行います。
3.型枠、配筋検査を行い、コンクリートを打設します。
4.打設翌日、張力導入(プレテンション)し、脱型します。
張力導入(プレテンション)ではPC鋼線を両端から引っ張り緊張させておいて、コンクリート打設翌日に徐々に緊張を緩めていくのですがその際 . . . 本文を読む