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映画「ミニオンズ」 英米コメディ映画はエリザベス女王をよく劇中に出せるよね

2015年08月08日 18時30分00秒 | 映画・テレビドラマ・漫画
今日、映画「ミニオンズ」を鑑賞。
3D日本語吹き替え版で。

「怪盗グルー」前2作もだけど、英語版上映をしないんだよね。
サンドラ・ブロックとマイケル・キートン、ジェフリー・ラッシュが声を当てているから、原語版のを観たかったんだけどな。

この作品の謳い文句は、ミニオンズ出生の謎解き、ってことなんだけど、ネタバレで恐縮ですが、出生の秘密は秘密のまま。
てっきり、宇宙から飛来した異星生物か、怪盗グルーが開発した人工生命体だと推測していたのに、ダーウィンの進化論的には謎の、地球生まれの生命体だったというミニオンズ。
その代わり、ミニオンズの生態が明らかに。
まず、不老不死。
いや、事故などで死ぬことはあっても、病気や寿命で死ぬことはない とんでもない頑健な生命体。
「怪盗グルー」を観てなんとなく察していたけど、オスしかいなくて、メスはいない。
だから、不老不死なのか?

そして、悪党が大好き。
悪党に尽くして、悪党に可愛がられるために活動するという行動原理を持つ。
でもミニオンズのドジのせいで、悪党はことごとく死んじゃうっていう皮肉な運命。
遂に仕えるべきボスがいなくなり、仕方なく南極大陸で呑気に暮らすも、やはり悪党に奉仕したくてならないミニオンズ。
そこで、ノッポで二つ目のケビン、チビで二つ目のボブ、一つ目のスチュアートが代表して悪人探しに向かう。

で、見付けたのが、サンドラ・ブロックが、日本語吹き替え版では天海祐希さんが声を務めるスカーレット・オーバーキル。
男より腕っぷしが強く、『女の悪党なんか怖くない』って散々否定されてきたことを見返したくて、凄腕になった大悪党。
この設定が面白い。
舞台設定は1968年、アメリカ合衆国。
この当時のUSAは、ウーマンリブ運動華やかなりし頃。
その波が、悪人の世界にまで及んで、とんでもない女性悪党が生まれる萌芽になるとは。
ミニオンズが見つけ出す悪人を、女性に設定した製作者たち、流石!

で、ようやくケビン・ボブ・スチュアートは仕えるべき最強最悪のボスを見付けた。
南極大陸に住む仲間たちも呼び寄せることにする-がしかし、ミニオンズは奉仕する悪党を、ドジを踏んだせいで殺しちゃうことが習い性。
映画観客は、それを知っているわけです。
さあ、ミニオンズはスカーレットをどうやって殺すのか?が焦点に。
ここからが、くだらなくて、くだらなくて、笑えるんですよねえ。
ケビンたちは悪気は無いのに、悪人スカーレットのために懸命なのに、歯車がどういうわけか狂っていく様が可笑しい。
本当はイギリス征服が目標だったのが、逆に英国を救っちゃうというね。

そう、スカーレット・オーバーキルの野望は、英国乗っ取り。
で、劇中にエリザベス女王が登場されるんですよ。
それも、やや破天荒に。

英国と米国の映画、分野ではコメディ映画に、エリザベス女王陛下がよく登場します。
真面目な社会派作品ではなく、コメディ映画で。
もしも天皇陛下あるいは皇后陛下を、米英作品がコメディの一要素として登場させたら、とんでもない事態になること必至。
文化と価値観の違いといえば、それまでだけどさ。

イギリス政府とイギリス王室は、なぜ抗議しないんだろうねえ。
北朝鮮の金正恩を劇中に登場させたソニーピクチャーズ映画に、ハッカー攻撃されたのと大違い。


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