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アルビの守護女神を襲った悲劇

2008年10月27日 00時00分00秒 | アルビレックス新潟レディース

昨日の《アルビレックス》は、どれも散々な結果に終わり…

バスケットボールのアルビレックスBBは、埼玉ブロンコスに負けて2連敗。

Jリーグのアルビレックスは、浦和レッドダイヤモンズに敗北し、勝ち点伸びず。

プレナスなでしこリーグのアルビレックスレディースは、日テレベレーザの前に完敗。

そして更に悪いことは重なり、いわゆる『泣きっ面に蜂』ってヤツで、アルビレックス新潟レディースの或る選手が、救急車で搬送されるほどの重傷を、日テレベレーザ戦で負ってしまいました。


吾輩は、浦和レッズとの試合と、日テレベレーザとの試合と、どっちを応援しに行くか考え抜いた挙句、応援人数の少ないアルビレディースのゲーム支援を選択。
そして、鉄道を乗り継いで訪れた平塚競技場で、新潟レディースの完敗に加えて、その悲劇を目撃してしまい……

その悲劇とは―新潟の守護女神・大友麻衣子が試合中に大ケガを負い、途中交代を余儀なくされ、病院に直行したのです。

 

選手入場後の写真撮影の時は、このように、いつもと変わらぬ姿の大友だったのだけど…
            

前半17分、アルビゴールに襲い掛かるベレーザの選手たち。
アルビはゴール前にブロック網を築き、断固、ゴールを許さない懸命の守備を見せるものの、大野忍が、そのブロック網を嘲笑うかのようにループシュートを放つ―
ゴールに吸い込まれるボール、それを阻止しようと懸命に腕を伸ばす大友―
だがしかし、大友の指先にも触れることなく、ボールはゴールインしてしまう。

しかし、その後に追い討ちをかける一大事が!
勢い余って、大友がゴールポストに激突してしまったのです。
倒れて動かないアルビの守護女神。

            


救護スタッフから○印が出て、プレー続行に支障がないと判断されたが、どうにもこうにも不安が募ります。
彼女が傷めた箇所は、左肩から胸にかけての部分。
もしや骨にヒビでも入ってやしないか、大事を取って救急外来で診てもらえというのが、そのときの吾輩の本心でした。

でも我慢強いのか、それとも単なる打撲なのか、大友はその後もゴールマウスを守り続けます。
結局、永里優季に追加点、大野忍に再度ゴールを許して、前半だけで3失点を喫することに。

大友はハーフタイムでも退かず、後半もピッチに立ちます。
現地応援組としては、大友に守ってもらいたい反面、選手生命にも関わることだけに早急にきちんとした診察をするべく、諏訪に交代すべきではないかとの意見が出ていたんですけどね。

で、結果論だけど、後半も出場し続けたことで、更なる不幸が大友の身に降りかかることになろうとは。

それは後半20分過ぎの出来事。
アルビレディースの最終ラインの裏に、ボールがこぼれ出て、ペナルティエリアのラインギリギリのところに転がっていく―
それを目掛けて、荒川恵理子が走る―
川村優理が追いすがる―
大友麻衣子は、勇気を持って飛び出し、セービングに向かう―
3人が交錯して、ボールはラインを割り、ベレーザのCKであると副審が旗で指し示す―

そしてピッチにうずくまる大友の姿が目に飛び込んでくる

               

荒川は166センチメートルの55キログラム。
川村は168センチメートルの52キログラム。
大友は164センチメートルの63キログラム。
日本人女性としては大柄な3名が衝突したのだから、そのインパクトは大きいです。
最初、優理も倒れていたのだけど、直ぐに立ち上がります。
けど、大友は、倒れたまま。
前半に負傷した左胸部分を、再び、痛めたのか? 
オペラグラスで覗いて見ると、どうも脚部分を押さえて痛がっていました。

              

彼女、今シーズンの序盤をリハビリに充てていたのだけど、その箇所とは左脚。
今も、テーピングで固定しています。
断言できないけど、そこを三重衝突により、痛めたのかもしれません。

負傷箇所がいずれにせよ、大友は立ち上がることも、起き上がることも出来ず、治療スタッフはバツ印を、奥山監督に示します。
可哀想に、大友は担架で運ばれてしまい…

            

暫くすると、救急車のサイレンが耳に飛び込んできました。
大友はそれに乗せられて、平塚市内なのか、近隣の市なのか、それは分かりませんが、日曜でも診てくれる救急外来に搬送されたという次第。

あの痛がりようから察するに、今季残り試合、彼女がゴールマウスを守ることは無い恐れが強いですね。
ヤジロベーの届けてくれた仙豆を食べるとか、デンデに治してもらうか、そんなことでも無い限り、残り4試合の出場は危ういと思います。

12月の全日本女子選手権への出場すらも覚束ない、医者じゃないですが、そう思ってしまうほどの重傷です。


こうなると、諏訪、それに橋本の出番です。
ベレーザ戦で交代出場した諏訪は、荒川の強烈なシュートを弾くなど、なかなかのパフォーマンスを見せました。

           


序盤戦では思うような結果が出ず、悔し涙も流したという彼女。
大友の戦線復帰を機に、控えに廻されるようになりましたが、日々、怠りなくトレーニングに励んできたことと思います。

第3GKの橋本と共に、リーグ戦の残り試合、そして全女では新潟の守備をリードしていってくれ!

          

そして祈ります、大友の怪我が大したことないってことを!
          


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4 コメント

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どんな試練も、みんなで乗り越えていこう! (えいりんたかはぎ1)
2008-10-27 00:07:14
ここで、だいたいの経過は分かりました。彼女はいつもと変わらず、精一杯のパフォーマンスを魅せ続けたことでしょう。
だからこそ、厳しすぎる結果を迎えてしまいましたが、誰も責めることはできないと思います。
さて、JFAアカデミー福島から戻れない菅澤、FIFAU-20ワールドカップチリに召集されるだろう與山、川村選手も含め、今年これからの戦い、順位の動きも含めてより厳しい立場に追い込まれました。だからこそ、俺達も加わって、死に物狂いで戦い続けていきましょうね!
それが、俺だけの自己満足にしかならないとは分かっていますが、大友選手への一番伝えたい言葉だと信じてるから。
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Unknown (MY)
2008-10-27 09:03:26
昨日 いつものようにこちらのブログで試合結果を知ってから仕事に向かいました。
休憩中 他の方のブログで大友選手が負傷退場というのを見て 左肩の怪我はそんなにひどかったのかと心配していましたが …足だったのですね。
心配です…
選手の皆様の怪我が一番心配でしたが……
少しでも軽い状態でありますように…
少しでも早く良くなりますように…
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>どんな試練も、みんなで乗り越えていこう! (bartret555)
2008-10-28 21:34:12
えいりんたかはぎ1さん、こんにちは。
ご無沙汰しております。
いらっしゃらないので寂しいです。

日曜日のベレーザはとても強くて、これでなぜレッズレディースに連敗したのか分からないほど。
大友はそんなベレーザ相手に懸命に守っていました。
名誉の負傷といえば、聞こえが良いですが、痛々しくて。
早く回復することを祈らずにはいられません。

大友の離脱で更なる危機を迎えましたが、逆バネが働き、プラスに作用すると思います。
いや、災い転じて、にしなくちゃいけません。
サポと選手とスタッフと、一体となり、闘っていきましょう。
苦しいのを乗り越えましょう。
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MYさん (bartret555)
2008-10-28 21:35:03
MYさん、こんにちは。

気丈にもプレーしていたけど、左肩と胸部分も相当に痛めているはず。
そして脚も痛めて…
スポーツ選手にケガは付き物ですが…
明日、精密検査を受けて結果が出ます。
軽症であることを願うのみです。
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