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続・アルビの「少数精鋭」体制が生んだ思わぬ余波

2008年06月03日 12時00分00秒 | アルビレックス新潟育成チーム

正直な話、6月8日の対横浜FM戦の応援モチベーションを、どうやって高めていこうかと悩んでいるみなさん、こんにちは。

内田潤の言うとおり、「消化試合」じゃなく、意味のあるゲームとして捉えたいのだけど、冷静に&冷静に考えれば考えるほど、意味のあるモノとして見なすのが難しくなるという皮肉な心理状況に陥っています。
うーん「(´へ`; とにかく、川崎フロンターレ戦以降のリーグ戦に向けて、〝弾み〟をつける試合にすべく、選手達を応援しよう……って、やっぱ、書いてても、イマイチ気分が高揚しないo(´^`)o

      イカン、イカン、こんなんじゃイカン!

ウッチーの意志を無駄にするな、吾輩!!

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去年の10月、『アルビの「少数精鋭」体制が生んだ思わぬ余波』というタイトルで、アルビレックス新潟のトップチームの契約選手数が少な過ぎることが、思わぬ形で下部組織のユースチームに影響を及ぼしている、これではユースの少年たちが可哀想ではないか、というエントリーを執筆しました。

あれから7ヶ月、また、同じことを書きます――

「少数精鋭」体制のせいで

     アルビの下部組織に皺寄せが及んでいて

             これじゃ可哀想すぎるぞ

 

5月31日のヤマザキナビスコカップ、アルビレックス新潟の遠征メンバーは計17人でした。
規定では、18人まで連れて行くことが出来るのに、アルビは一人少ない「17人」。
一方、大宮アルディージャは「18人」。

こうなった理由はご存知の通り、頭数そのものが少ねぇすけ。

矢野貴章と堅碁と大輔の3人は、日本代表に召集され不在。
アウグストは、フィジカル的にピッチに立つには時期尚早。
慶治と大野カズは、ケガ。
郁哉は腰を痛めている。

これじゃあ、「18人」という頭数そのものを揃えるのだけでも……

従って翌6月1日のサテライトリーグ・モンテディオ山形戦の出場メンバー構成は、

           “なんだかなぁ/(´o`)\”

ってモノになるのは必定なわけで……

鶴岡市に行った15人のうち、トップチームと契約している選手は、野澤・中野・マイケル・彩翔・河原、この5人だけ。
高徳君、奥山君、比嘉君、磯本君、渡辺君、誠君のユース組6名を帯同させ、佐藤・奥田・白山・西本という4名――JAPANサッカーカレッジ所属――も加えての15人。

って言うかヾ(- -;)、サテライトリーグの場合、スタメン11人+控え5人、合計16人をベンチ登録できるのに、「15人」って……

5月31日も6月1日も、アルビは、ベンチウォーマーが一人少ない状況で戦わざるを得なかったってことですよ―(T_T)→ 


ただ、ここまでならば、まだ苦笑いで済ませられることだけど、 別会場で行われている《試合》のことを考えたら、これは憂慮せざるを得ない状況なんだよね。

6月1日の日曜日、JAPANサッカーカレッジは、松本山雅FCとの公式戦がありました。
練習試合などではなく、北信越フットボールリーグの第6節という歴とした公式戦!

今季の松本山雅はスタートダッシュに失敗したものの、昨季は北信越リーグで優勝した強豪チーム。
そんな相手との試合がある日に、選手を〝引き抜かれた〟形のJAPANサッカーカレッジが可哀想だ。

まあ、佐藤・奥田・白山・西本の4選手は、JSCにおいては、いわゆる「控え」に該当するプレイヤーだったのであるけれど、そうは言っても、貴重な交代枠なのは事実であり!
JSCに配慮して、また試合出場の機会が少ないJSCの選手らにそのチャンスを与えるということも考えて、佐藤選手たちを呼んだのだろうけど、でも傍目には複雑なものを感じてしまいますね。

幸い、一昨日のJSC×松本山雅の結果は[2-0]で、JSC勝利で終わりました。
それが救いではありますよ。


で、今度はアルビレックス新潟ユースについて考えます。
6月1日、アルビユースは、「北信越クラブユース選手権大会」の決勝戦を戦いました
この大会で優勝すれば、7月に行われるユース世代のクラブチーム日本一を決める「全日本クラブユース選手権大会」への出場権を獲得できる、そういう大事な大事なゲームです。

モバイルアルビレックスとアルビの公式HPでアナウンスされているので、アルビサポの皆さんは全員ご承知の事ですが、アルビユースはめでたく北信越大会を制覇して、昨季に続いて全国大会への切符を掴みました。

           祝アルビレックスユース

だけれども、だけれども、吾輩は、複雑な気分になりましたよ。
ヤマザキナビスコカップ敗退でショックを受けているときに飛び込んできた朗報だから、大いに喜ぶべき慶事なんだけど……でも…

というのも、アルビユースのメンバー構成と、サテライトリーグに連れて行かれたユースの少年達の名前を知ったから。

山形とのゲームに向かった磯本君・高徳君・奥山君・誠君・比嘉君・渡辺君、この6名はユースチームの中核メンバーであり、骨格を成している選手たち。
それをですね、6人もゴソっと〝引き抜いた〟って、ナニ!?

幸なのか不幸なのか、北信越地区の高校生年代のサッカーは、高校サッカー部中心の世界で、クラブチーム単位で言えば、アルビユースの一強状態。
北信越プリンスリーグの1部に属する12チーム中、11チームが高校のサッカー部で、クラブチームがアルビユースのみなのが、その証左です。

だっけ、北信越クラブユース選手権大会の決勝戦とはいえ、アルビと、その対戦相手のグランセナ新潟FCとの実力差は甚だ大きいです。
おかげで、磯本君や誠君らが不在でも、[8-0]という大差で勝利出来たのけど、もし仮に、グランセナの力がアルビユースと拮抗するものだったら、どうしたんだろう?
仮定の話ではあるけれど、高徳君たちがいなかった為に負けていたら、アルビユースの少年達は全国大会に出られなかったところなんだよ!

それと、6月1日の試合が、北信越プリンスリーグの公式戦だったら、どうか?
高円宮杯への出場枠は「1」。
1敗も出来ないような厳しい戦いが待ち受けるリーグ戦のゲームで、主力6名もいなければ、アルビユースの敗北確率はグーンと高まるよね。

もしも星稜高校とのプリンスリーグの試合だったとしても、果たして、比嘉君たちをサテライトリーグに連れて行ったんだろうか?
それで敗れてたら、アルビの幹部は、彼ら若人にどう責任を取るんだろう??

昨季のサハラカップ予選を、大野と彩翔という主力不在で戦い、そのせいもあって敗退してしまったんですよ!
まあ、彼ら2人がいたとしても負けていたのかもしれないし、2人以外の選手たちの奮起が足りなかったせいもあるだろうけど、でも彩翔たちがいて負けるのとそうじゃないのとでは、選手たちの心情的には大きいよね。


アルビユースの選手をピックアップしないとしたら、JAPANサッカーカレッジから大量に〝引き抜く〟ことになるわけで、そうなったらなったで、今度は北信越フットボールリーグのJSCの戦績に影響が出てくるわけで。

じゃあ、誰も連れて行かないとしたら、サテライトリーグの試合そのものに臨めないわけで。

去年から度々主張しているけど、「戦略論」的に、少数精鋭体制というのは良くない。
1シーズンくらいは少数精鋭でもいいかもしれないけど、2シーズン・3シーズン続けて少数精鋭は良くないよ!

手駒が少なくて、それがJリーグの戦い方に影響を及ぼしているのは否定できない事実だし、密度の高い練習が出来る反面、競争原理に関しては相対的に働かないし。
おまけに、下部組織にまで悪影響を与えかねないし、実際、そうなっている面もあるわけで。

とはいえ、アルビフロントが「少数精鋭」戦略を採っている、否、〝採らざるを得ない〟という表現が妥当かな?――その大きな要因は、人件費を捻出できないせいなんだろうね……きっと。

アルビの収入源の柱である「入場者収入」、これが激減してしまっている今、選手をたくさん雇うのは相当な冒険。
「少数精鋭」体制がイヤだったら、選手補強を積極的に推し進めたかったら、入場料収入を少しでもUPさせなくちゃいけないんだよね。
それが簡単に出来ればイイんだけど……ねぇ……

ここで、気が滅入っちゃうかもしれないデータをご紹介。

2007年度の浦和レッドダイヤモンズの入場料収入は30億800万円

広告収入なども合算したアルビレックスの総収入も約30億円。
レッズ並みの収入が確保できれば、「少数精鋭」にもおさらば、ユースたちの子にも皺寄せが行かないし、ってことになるんだよなぁ。
それに、選手たちにもたくさんの報酬を支払えるんだよね。

それにしても30億800万の入場料収入ってΣ(゜口゜;

ヤマザキナビスコカップの決勝ラウンドに進めていたら!
少なくとも8日が、興行的な意味合いで消化試合でなかったら、入場料収入をもっと稼げていたんだよなあ_| ̄|○

 

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