23日、秋分の日、吾輩は国立霞ヶ丘競技場に行ってきました。
横浜FCザスパ草津を観るためです。
横浜FCには、モトさん、こと山口素弘選手が在籍しています。
アルビから移籍して以降、モトさんの生のお姿を見ていないので、ワクワクして国立競技場に行きましたよ。
そして、「ハマナチオ」の異名を持つ横浜FCの守備を勉強するためでもあります。
吾輩はバックスタンドのホーム側に腰を下ろしての観戦。
ところで、このゲーム、横浜FCのホームゲームなのに、三ツ沢でなく国立で行いました。
一昨日の対ベガルタ仙台戦も、国立競技場でやっていましたしね。
気になって、近くのサポさんに、それとなく尋ねてみたら、三ツ沢の芝を養生するため、毎年、三ツ沢で一切ゲームができなくなるそうな。
言われてみたら、江戸川区陸上競技場とかで、横浜FCが試合をしたこともあったっけ。
それと忘れちゃいけない、福島県営あづま陸上競技場
横浜のクラブなのに、何故、福島県でゲームをしたのか疑問だったけど、芝の養生の都合だったのね。
てなわけで、今季は、国立競技場でゲームをする運びなったそうです。
でもって、横浜FCとしては、国立競技場で初めてのゲームだったとか。
知らなんだ、何気に意外でした
モトさん目当てで行ったのに、結果として、横浜FC初の国立競技場ゲームに立ち会えてラッキーでしたね。
それに、日本代表経験のあるモトさん、城、小村が、国立のピッチに立っている姿を、再び見られるとは、感慨深いものがあります。
横浜FCが初めて、国立競技場でゲームをするという事実に意外性を感じたけど、同じくらい意外だったのは、アウエーゴール裏に
湯もみ娘×4名さん
がいたってこと( ̄△ ̄;)
ザスパのサポ集団に、湯もみ娘も加わって応援することは知ってたけど、それってホームの敷島公園陸上競技場だけでのことだと思い込んでました。
アウエーゲームにも登場するなんて、想定外の光景に、軽くビックリ(*゜o゜*)しましたよ。
でもね、でもね、それより遥かに驚いたことがありました。
(これ、単に吾輩が無知だったから、驚いただけのことなんですがね。)
それは両チームの選手紹介時のことでした。
ザスパのスタメンを聞いていると、覚えのある名前が飛び込んできました
ミッドフィールダー・アキバタダヒロ・背番号30
ん、まさかね(;´Д`A
同姓同名の選手?
慌てて、電光掲示板を見ると、「秋葉忠宏」と表示されています。
そして、ウォーミングアップしているザスパの選手たちの顔をオペラグラス越しに、一人ひとりチェックしてみたら―
アルビに在籍していた、秋葉本人でした。
秋葉~、あんた、徳島県に住んでんじゃなかったっけ?
いつ、群馬県に引っ越したんだよ~
吾輩、秋葉がザスパの選手になっていた事実、国立に行って初めて知りました。
帰宅して調べたら、9月になってレンタル移籍していたのね(゜ー゜)(。_。)
というわけで、山口素弘秋葉忠宏という、かつて日本代表のユニフォームに袖を通し、アルビのディビジョン1昇格に尽力した選手同士の戦いも、国立で繰り広げられる事になったわけです。
さてさて、本題のゲームリポートです。
今季の横浜FCには、<ガチガチに引いて守って、攻撃はカウンター>というイメージを抱いていました。
でも、そうじゃなかった
ポゼッションを高める、そういうサッカーをやってました。
最終ラインも、それなりに高かった。
しかも4バックシステム。
今季のアルビに似ています。
似たようなサッカーをしているのに、では何故<ハマナチオ>と呼ばれるくらい、横浜FCの方が、ディフェンスが堅いのか?
それは、守備への切り替えが、極端なくらい徹底しているからだと見ました。
特に前半に、それは顕著でしたね。
前半、横浜FCがボールを圧倒的に支配して、ザスパはカウンター攻撃が主だったんですね。
で、そのカウンターが始まると、それまで攻撃に転じていた横浜FCの選手が、一斉に、しかもアッという間に自陣に戻るんです( ̄□ ̄;)!!
前線に残っているのは、FWのアレモンと城のみ。
8バックで守っているんだってばよ
そして、スペースというスペースを消して、ボールをキープしているザスパにパスを出させる隙を与えません。
そうこうするうちに、横浜FCがボールを奪い、攻撃に転じるというわけです。
もう、その守備への切り替えの見事さといったら、シビレてしまうくらい圧巻。
それに比べて、アウエーのアルビのディフェンスの緩慢さと言ったら……。
正に、月とスッポン
当たり前の話ですが、ボールと人が激しく動く現代サッカーにおいては、昔のように守備はDFとGK任せではなくて、全員で守らなければいけません。
どんどんスペースを埋めて、プレッシングして、一人が抜かれても別の選手がカバーする――、そういう守備を横浜FCはしていたのです。
こういうディフェンスをされたんじゃぁ、そうそう失点しませんわ
でも、この守備への切り替えの早さが、90分間続けられるかどうか、それはまた別問題だとも学びました。
後半31分に、ザスパの佐藤を、横浜FCのセンターバック早川がペナルティーエリア内で倒してPKを献上した場面があったんですね。
実は、これに至る前段階で、吾輩、“ヤバイ”という言葉を、口にしたんです。
佐藤の攻撃は、ザスパのカウンター攻撃の最終段階でした。
これまでなら、横浜FCの選手がボールを奪われた段階で、一斉に自陣に戻るのに、4~5人くらいが歩きながら戻っていたんですよ
つまり、数的優位を作って守ろうという意識が、希薄になっていたんですな。
守備に行かない選手の姿を見て、こりゃ大ピンチだと思い、“ヤバイ”と言ってしまったというわけです。
そして心配した通り、早川が、〝ナニがナンでも抜かせない〟とばかりに、無理して止めにいったせいで、PKを与え、そして早川は決定的場面を強引に阻止したと判断されて、一発退場となっちゃいました。
運動量のせいもあるでしょうが、90分間切らさずに、高い守備意識を保つのは、難しいんだなぁと実感しましたよ。
てなわけで
【教訓其の壱】
ボールを奪われた後、早急に守備陣形を整える意識こそ肝要
さらに、90分間、誰もが怠けることなく、ゴールを守ろうという意志と体力を維持できることこそ重要
横浜FCザスパ戦は、守備の勉強も兼ねて行ったんですが、図らずも、攻撃面に関しても勉強できました。
それもモトさん、そして秋葉のプレーからも学んだです。
横浜FCの攻撃は、モトさんに一旦ボールがおさまり、彼がタメを作って、その間にサイドを駆け上がった選手にパスを出すなりするなどして、組み立てていったんですね。
得点に結びつかなかったけど、素晴らしい攻撃の組み立てが出来ていましたね。
そして秋葉なんですが、彼も攻撃の起点になって、ザスパの攻撃を活性化させました。
ザスパは前半押し込まれていたんだけど、後半、秋葉を拠点にするようになったら、前半と打って変わって、ビルドアップできるようになったんですね。
これも、彼が中盤でタメを作って、その間に前線に上がった選手にパスを出したりするからで、堅守の横浜FCといえ、対応に苦慮していました。
振り返ってみたら、泥沼状態のアルビは、ボールを落ち着けて、ビルドアップする展開が少なかったように見受けられます。
【教訓其の弐】
ボールをキープして、〝じっくり〟攻撃を組み立てるというアクセントをつけろ
ただボールを廻せば良いってモノじゃない
単調なリズムの攻撃では、相手も慣れて守りやすくなるぞ
これも、第三者的な立場で観戦できたせいもあるのでしょうが、横浜FCザスパの一戦は、観戦前時に予想した以上に、いろいろなことを感じ取れました。
細かいことも挙げれば、もっともっと文量が多くなってしまうほどです。
とにもかくにも有意義な9月23日でありました。
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そうなんです、秋葉のザスパ草津へ期限付き移籍を知らなかったんです。
ま、その御陰で、計算外のサプライズを味わえましたが
徳島ヴォルティスの監督も代わったので、秋葉は来季、ヴォルティスに戻るのでしょうか?
それとも、このまま、ザスパに残るのでしょうか?
いずれにせよ、秋葉にはまだまだ元気にプレーして欲しいですよね
ところで、秋葉さんが草津に移籍は知らなかったんですね。
アルビから徳島へ移籍した当初、私はテレビで秋葉さんのプレー見ていましたよ。あの闘志あふれるプレーが忘れられなくて。
今度は関東なんで草津へ温泉に入りながら秋葉さんのサイン貰いますか。(冗談ですが)