川崎フロンターレのサイドバック森勇介選手が、Jリーグから2試合の出場停止処分、クラブから2試合の出場停止処分、合計4試合のリーグ戦出場禁止処分を言い渡されました。
リーグ戦の対ジュビロ磐田戦で、ボールの無いところでパク・チュホ選手に対して蹴ったという悪質な行為を咎められたため。
更に性質の悪いことに、審判の見えないところでそういう暴行を働いたってんですからね。
「天網恢恢疎にして漏らさず」という諺があります。
隠れて悪事を行っても、誰かが見ていて罰せられるという意味。
森の悪態がビデオカメラに収録されていて、敢えなく〝御用〟。
みなさん、覚えていらっしゃることでしょう、昨季のヤマザキナビスコカップ決勝戦の表彰式で起きた事件を。
またまた準優勝に終わってしまった川崎の選手たちが不貞腐れちゃって、非礼な態度を取り、川淵JFA名誉会長・犬飼JFA会長らの怒りを買い、世間から大顰蹙を受けたこと、ありましたよね。
あのとき、専らテレビニュースで流れていた映像が、森勇介がガムをクチャクチャと噛んでいた場面。
覚えていますよね?
そもそも、森は「ラフプレーが多い」という悪評が付いて廻っていたサッカー選手。
それが問題視されて、契約が打ち切られたこともありました。
昨シーズン、東北電力ビッグスワンスタジアムでの[新潟×川崎]で、松下年宏にエルボーをお見舞いしてレッドカードを提示された選手がいます。
そう!あの彼が森勇介選手。
ああいうのが、不適切ではあるんですが、森の「特徴」を端的に物語っています。
そんな〝前科〟もあった上での、ナビスコカップ表彰式での非礼な態度だったものだから、森の立場は危ういものになります。
累積警告が溜まったわけでもないのに、暫くの間、謹慎してリーグ戦に出場せず。
加えて、2010シーズンの契約更改は満期終了という危機にも晒されました。
ただ、十二分な反省態度を考慮されて、2010季も川崎フロンターレは彼と契約を結びます。
但しそれは、2011年1月31日までのことではなく、2010年7月31日までの話。
神奈川新聞の平成21年12月6日付の記事には、こうあります。
<クラブ側は、森の態度などに改善が見られ、今後は社会貢献活動にかかわりたい意向を持っていることも評価。
主力選手では異例の半年契約を提示した。取材に対し、森は「(表彰式問題は)反省しています。ありがたい提示(以下略)>
昨季のリーグ戦第33節、アルビレックスはフロンターレと等々力陸上競技場で戦いました。
あのときの森勇介は、接触プレーで倒れた新潟の選手を気遣う態度を取っていたほど、紳士的なふるまいをしていたんですよね。
却って、気味が悪くなるほど。
でも、これで態度が改まるのは、本人のためにも良いし、彼の悪質なファールでケガ人が発生する危険性が減るし、めでたし・めでたし、と感じましたよ。
が、しかし、あ〃それなのに、半年経過したらこの有り様。
こんなんじゃあさ、森は8月以降の契約を、クラブ側と更新できなくなるんじゃないのかな。
パク・チュホへの暴行によって、川崎の強化本部長(GMに相当)が減俸処分まで受けてんですよ。
監督不行き届きの咎でさ。
こうなっちゃあ、一般企業だと解雇事由になってしまいますもん。
やや話を脱線させますが、今年1月に劇場公開された映画『おとうと』を観てきたんですよ。
で、この作品に、こんなエピソードが用意されているんです。
非常に酒癖の悪い弟(笑福亭鶴瓶)が、姪(蒼井優)の結婚披露宴に参列するんですね。
弟は、これまで散々、アルコールのせいで家族や職場の人たちを困らせてきた
鼻つまみ者。
なもんで、披露宴をぶち壊されたくない兄(小林稔侍)と姉(吉永小百合)は、
“おまえは酔うと、とんでもないことをしでかして迷惑をかけるから、一滴も酒を飲むな、分かったな”と諭すんですよ。
すると弟は“分かっとるがな、飲まへん、飲まへん”と誓うんだけど、どうしても酒が飲みたくなって、兄と姉の目を盗んで口にするんですな。
そんでもって、大暴れしてしまい、姪の披露宴は最悪の展開になってしまうんです。
遂に、兄は弟に絶縁を言い渡し、姉も激怒して家から追い出してしまうことに。
森勇介の今回の一件を知ったとき、この映画『おとうと』を思い出しましたよ。
酒癖の悪い人が、もうアルコールは一切口にしないと宣言しつつ、その禁を破っては大暴れするのと同じように、森は“もうスポーツマンシップに反することはしません”と宣言しても、それを破ってしまう性質なんでしょう。
これまで、森の悪質ファールに関しては、ギリギリのところで「ネタ」で済ませられていたと思うんです。
“もう~また、やったんかあ、仕方のないヤツだなあ”と、どうにかこうにか苦笑いしていられるレベルだったと思うんです。
でも、事ここに至っては、深刻な話。
半年前に、ああいう一件を起こしていて、反省した〝素振り〟を見せておいて、この始末。
それも主審が見えないところでの悪質ファール。
シャレになりません。
映画『おとうと』では、鶴瓶さんの演じたダメ男は、兄らと絶縁させられる目に遭います。
森も、このダメ男同様、川崎フロンターレから契約打ち切りになってしまうのか?
リーグ戦の対ジュビロ磐田戦で、ボールの無いところでパク・チュホ選手に対して蹴ったという悪質な行為を咎められたため。
更に性質の悪いことに、審判の見えないところでそういう暴行を働いたってんですからね。
「天網恢恢疎にして漏らさず」という諺があります。
隠れて悪事を行っても、誰かが見ていて罰せられるという意味。
森の悪態がビデオカメラに収録されていて、敢えなく〝御用〟。
みなさん、覚えていらっしゃることでしょう、昨季のヤマザキナビスコカップ決勝戦の表彰式で起きた事件を。
またまた準優勝に終わってしまった川崎の選手たちが不貞腐れちゃって、非礼な態度を取り、川淵JFA名誉会長・犬飼JFA会長らの怒りを買い、世間から大顰蹙を受けたこと、ありましたよね。
あのとき、専らテレビニュースで流れていた映像が、森勇介がガムをクチャクチャと噛んでいた場面。
覚えていますよね?
そもそも、森は「ラフプレーが多い」という悪評が付いて廻っていたサッカー選手。
それが問題視されて、契約が打ち切られたこともありました。
昨シーズン、東北電力ビッグスワンスタジアムでの[新潟×川崎]で、松下年宏にエルボーをお見舞いしてレッドカードを提示された選手がいます。
そう!あの彼が森勇介選手。
ああいうのが、不適切ではあるんですが、森の「特徴」を端的に物語っています。
そんな〝前科〟もあった上での、ナビスコカップ表彰式での非礼な態度だったものだから、森の立場は危ういものになります。
累積警告が溜まったわけでもないのに、暫くの間、謹慎してリーグ戦に出場せず。
加えて、2010シーズンの契約更改は満期終了という危機にも晒されました。
ただ、十二分な反省態度を考慮されて、2010季も川崎フロンターレは彼と契約を結びます。
但しそれは、2011年1月31日までのことではなく、2010年7月31日までの話。
神奈川新聞の平成21年12月6日付の記事には、こうあります。
<クラブ側は、森の態度などに改善が見られ、今後は社会貢献活動にかかわりたい意向を持っていることも評価。
主力選手では異例の半年契約を提示した。取材に対し、森は「(表彰式問題は)反省しています。ありがたい提示(以下略)>
昨季のリーグ戦第33節、アルビレックスはフロンターレと等々力陸上競技場で戦いました。
あのときの森勇介は、接触プレーで倒れた新潟の選手を気遣う態度を取っていたほど、紳士的なふるまいをしていたんですよね。
却って、気味が悪くなるほど。
でも、これで態度が改まるのは、本人のためにも良いし、彼の悪質なファールでケガ人が発生する危険性が減るし、めでたし・めでたし、と感じましたよ。
が、しかし、あ〃それなのに、半年経過したらこの有り様。
こんなんじゃあさ、森は8月以降の契約を、クラブ側と更新できなくなるんじゃないのかな。
パク・チュホへの暴行によって、川崎の強化本部長(GMに相当)が減俸処分まで受けてんですよ。
監督不行き届きの咎でさ。
こうなっちゃあ、一般企業だと解雇事由になってしまいますもん。
やや話を脱線させますが、今年1月に劇場公開された映画『おとうと』を観てきたんですよ。
で、この作品に、こんなエピソードが用意されているんです。
非常に酒癖の悪い弟(笑福亭鶴瓶)が、姪(蒼井優)の結婚披露宴に参列するんですね。
弟は、これまで散々、アルコールのせいで家族や職場の人たちを困らせてきた
鼻つまみ者。
なもんで、披露宴をぶち壊されたくない兄(小林稔侍)と姉(吉永小百合)は、
“おまえは酔うと、とんでもないことをしでかして迷惑をかけるから、一滴も酒を飲むな、分かったな”と諭すんですよ。
すると弟は“分かっとるがな、飲まへん、飲まへん”と誓うんだけど、どうしても酒が飲みたくなって、兄と姉の目を盗んで口にするんですな。
そんでもって、大暴れしてしまい、姪の披露宴は最悪の展開になってしまうんです。
遂に、兄は弟に絶縁を言い渡し、姉も激怒して家から追い出してしまうことに。
森勇介の今回の一件を知ったとき、この映画『おとうと』を思い出しましたよ。
酒癖の悪い人が、もうアルコールは一切口にしないと宣言しつつ、その禁を破っては大暴れするのと同じように、森は“もうスポーツマンシップに反することはしません”と宣言しても、それを破ってしまう性質なんでしょう。
これまで、森の悪質ファールに関しては、ギリギリのところで「ネタ」で済ませられていたと思うんです。
“もう~また、やったんかあ、仕方のないヤツだなあ”と、どうにかこうにか苦笑いしていられるレベルだったと思うんです。
でも、事ここに至っては、深刻な話。
半年前に、ああいう一件を起こしていて、反省した〝素振り〟を見せておいて、この始末。
それも主審が見えないところでの悪質ファール。
シャレになりません。
映画『おとうと』では、鶴瓶さんの演じたダメ男は、兄らと絶縁させられる目に遭います。
森も、このダメ男同様、川崎フロンターレから契約打ち切りになってしまうのか?
にもかかわらず!あれはシミュレーションの演技か!?
他の選手が惨め過ぎる愚かな行為だ。
しかし、レッズのサポの件と言い今回と、一部とはいうものの繰り返すのは同じ連中。この一部をキッパリ排除できるかどうかはフロントがチームをどう考えているかの証かな?
腐ったミカンの方程式にならないように!
少なくとも、アルビは先月厳しい態度(処分)をサポに示したと思うよ。
ベガルタ仙台で一度、厳しい処分を受けたんですけどねえ。
繰り返してしまう性なんですかねえ、やっぱり。
そうは思いたくないんですが。
ここは心を鬼にして断固とした決断をするしかないとしたら哀しいですよね。
仰るとおりです。
プレーできる肉体・環境を備えていながら、この体たらく。
それと世の中には、Jリーガーになれなくてもなれないサッカー人もたくさんいるというのに。
今日の朝日新聞に、同じ川崎の川島永嗣のスポット記事が載っていました。
彼も短気で、直ぐカッとなって退場したり、凡ミスが多かったのに、“これではいけない”と精神修養に励むようになり、平常心でプレーできるようなメンタルを身につけたとのこと。
同じチームメイトがこうやって成長を図っているのに……
残念極まりません。