令和元年11月30日11時00分キックオフ
アルビレックス新潟レディース×ちふれASエルフェン埼玉
皇后杯JFA第41回全日本女子サッカー選手権大会3回戦マッチナンバー35
日本サッカー協会の公式YouTubeチャンネルで生中継します。
是非ご高覧あって、新潟の勝利する瞬間が訪れることを願ってください。
2019明治安田生命J2リーグ第25節[FC町田ゼルビア×アルビレックス新潟]の後半38分時点で、新潟は2対3と劣勢。
前半を終えて2対0と新潟がリードしておきながら、後半に町田が3連続得点して、引っ繰り返された新潟。
〝流れ〟でいえば、このまま新潟の敗戦に落ち着くところ、同39分、矢野貴章がゴールネットを揺らして振り出しに。
2019季限りでアルビレックスのユニフォームを脱ぐ矢野にとり、このゲームの得点が新潟で記録した最後のそれとなりました。
貴章の得点には2種類あります。
一つは、身体能力を遺憾なく発露して得たゴール。
一つは、常識では決まらない狭い角度から射抜くゴール。
小学生でも入りそうな真正面で放ったシュートは決まらず、傍目に苦し紛れに打ったように見える難しいシュートは入るという、あべこべさ。
後者の代表例は、2006Jリーグディビジョン1第28節の前半28分に生まれたもの。
IAIスタジアム日本平にあの日居合わせた、新潟を応援している人たちは皆、この得点後"なんで、正面からのシュートは外して、あんな角度のねぇところからのシュートを決めんの?!"と大笑いしながら、讃えたものでした。
とはいえ、彼の真骨頂は前者の型。
令和元年7月31日の生まれた得点は、正に「THE 矢野貴章」です。
跳躍の高さ、滞空時間の長さ、背筋の強さ、ヘディングの威力が僅かな時間にギュッと詰まった得点。
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