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改めて、フロンターレ戦振り返る

2006年08月23日 08時21分00秒 | アルビレックス新潟

浦和レッドダイヤモンズ戦を控えて、改めて、VS川崎フロンターレ戦を振り返ってみます。

MVPは、やっぱり、慎吾

「サッカーダイジェスト」最新号が、<THE MAN 今節の〝顔〟>に選んだのは、慎吾でしたしね。
慎吾ジェフユナイテッド千葉戦で、“あれが決まっていたら…”という決定機を2回、外しましたから。
慎吾も、内心期するものがあったでしょう。
見事、汚名返上の2GOALとなりました

ところで、先制点となったFKについて、慎吾はこうコメントしています。

ゴールに入っていくようなボールを蹴った

あれ、これって、どこかで聞いたことあるなぁと思ったら、オシムさんも似たようなことを仰ってました。

AFCアジアカップ最終予選の対イエメン戦合宿で、オシムさんは、プレスキッカーの遠藤三都主に、“ゴールに向かうようなボールを蹴りなさい”と指示しているんですね。
もしかして慎吾、このオシムさんの言葉を目にして、それが頭に入っていたんですかね。
だとしたら、これもまた〝オシム効果〟ってところでしょうか。


慎吾の次に目立ったのが、守備陣です。
北野慶治らの奮闘がなければ、勝てなかったはず
交代出場した黒津に点を奪われたけど、先発のジュニーニョ・我那覇、交代したテセに仕事をさせませんでした。
喜多中野の負傷退場で急遽巡ってきた出番なのに、よくぞ守ってくれました。
千葉も、難しい時間帯での投入だったけど、よく防いでくれましたよ。
三田も不幸な退場劇があったけど、たびたび右サイドを駆け上がり、チャンスメイクしてました。
7月に入ってから、三田は好調なような気がします。
伊達に、アテネ五輪予選代表のメンバーに選ばれてませんね
特に、前半のあの思い切ったミドルシュートは、良かったよ

ただ、アルビの反則覚悟のディフェンスは、見ていてヒヤヒヤしました
案の定、ファール続出
でも、流石にペナルティエリアでは反則を犯さなかったけど、いやー、怖かったです
llllll(-_-;)llllll


ところで、この試合、最もよく声援が送られたのは、矢野貴章
試合当日、スポニチがAFCアジアカップ最終予選の予備登録面メンバーに、矢野も入っていると報じた影響でしょうね。
チャントも、矢野が一番長く、また回数も多かったです。
そういえば、日本代表入りを後押しするダンマクもありましたね。
サポも、君が代表に召集されるのを、期待しているよ

その矢野ですが、残念ながら1本もシュートを打てませんでした。
ただ、相変わらず、前線から懸命に守備をしてきました。
身体を張ってのポストプレーも、よくやっていました。
でもね、やっぱり、1本でもいいから、シュートを放ってほしかったですね。

その矢野とツートップを組むエジは、慎吾の2点目に繋がるラストパスが、素晴らしかった
ドリブルで持ち込み、一瞬タメを作ってのラストパス、見事でした。
ただ、全体的には精彩を欠いていたように見受けられます。
だから、鈴木監督も途中交代させたのかも。
望む、エジのスランプ脱出


さて、この日のアルビを表現するとしたら
泥臭さ

執念

でしょう。

象徴的だったのが、前半25分のファビのプレー。
確か、佐原相手だったと思うんだけど、不恰好な姿勢になりながらも必死にボールキープをしました。
ハッキリ言って、華麗とは正反対の泥臭いプレーでした。
しかし、その懸命なボールキープのおかげで、反則を誘い、FKを獲得しそれが慎吾の先制点に繋がりました。

ことほど左様に、アルビの執念あるパフォーマンスが随所に見られたゲームでした。
今後もこういう気持ちのこもったプレーを続けていって欲しいものです


でも不満だった点をもありました(*`θ´*)


2つあります。

1つは、三田への2枚目のイエローカード
他のアルビサポの方々のブログを拝読しても、このことへの言及が一番目に付きました。
サッカーマガジンやサッカーダイジェストなども、この判定を〝不可解〟〝不運〟と評しています。
吾輩、あの2枚目のイエローの場面を、オペラグラスでチェックしていたんだけど、松尾主審の顔が
〝しまった〟( ̄Д ̄;)

てな顔をしていましたよ。
これは吾輩の勝手な推測ですが、松尾主審は、先行しているアルビが下手な時間稼ぎをしないよう、一罰百戒のつもりでイエローを出したんじゃないですかね。
ただ、三田に既にイエローを出していることを忘れていた。
実際、三田イエローを出した後、しばらく間があり、思い出したかのようにレッドカードを提示してましたから。
だから、もし覚えていたら、案外、イエローを出していなかったかもしれないね。
まあ、これはあくまで吾輩の推測ですけど。


もう1つの不満な点は、アルビサポの〝不可解な〟ブーイングです。
サッカーではよくある光景ですが、攻めあぐねたフロンターレが、バックパスをして、最終ラインでゆっくりパス回しをしていました。
計4~5回は、あったでしょうか。
それ全部に対して、一部のアルビサポからブーイングが飛んでいました。

吾輩、そのブーイングの意味が、分かりませんでした┌┤´д`├┐

だって、フロンターレがリードしている場面でのパス回しじゃないんですから。

もしフロンターレがリードしていて、時間稼ぎのために、最終ラインがのんびりパス回ししているんだったら、ブーイングするのは分かります。
って言うか、ブーイングして当然です。
だけど、フロンターレがそういうパスしていたのは、同点かアルビがリードしている場面での事です。
だから、ブーイングする意味が分かりません。
ブーイングどころか、拍手もんですよ。
だって、反撃に打って出ないんですよ
それだけアルビがピンチを迎える確率が減ったんですよ
ブーイングするとしたら、それは、攻めに転じない事にイラつくフロンターレサポの方です。

ブーイングは、サッカーの応援の大事な〝武器〟だけど、どういう場面でするべきか、一部のアルビサポは、もっとよく勉強しましょう


最後に、フロンターレについても感想を。
まずは我那覇の不調が気になります。
もっともその御陰で助かりましたが。
慶治らの守備が良かったせいもあるけど、それにしても我那覇の動きは悪かった。
日本代表でも、キレがなかったし、心配です。

中村憲剛は怖かった、フロンターレの中で一番怖かったですw(゜o゜)w
彼も矢野同様、日本代表の予備登録メンバーだとか。
中村の方が先に、呼ばれるかな。

それと、カウンター攻撃を封じられると、ダメですかね。
これはアルビのゲームプランも効いていたでしょうけど。
なにせ、フロンターレの攻撃といえば、切れ味鋭いカウンター。
開幕戦の大量失点も、カウンターを喰らってのもの。
だから、この試合のアルビは、カウンターにあわないよう、不用意に前掛かりにならず、また裏を取られないよう、そこを丹念にケアしてましたね。


ああ、そうそう、7月以降のことだけど、なんでフロンターレと戦うと、相手チームに退場者が出てしまうんでしょう。
第13節の鹿島アントラーズ戦では、フェルナンドが退場
第14節のレッズ戦では、山田が退場
第16節の大分トリニータ戦では、上本が退場
そして第18節のアルビ戦では、三田が退場

なにやら得たいが知れない、怖いジンクスですな(>。<)


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