人間、いたるところに青山あり

生きるも死ぬも今一時

世話焼きたがる

2005-11-19 21:16:48 | Weblog
 70過ぎの同僚の先生は今朝早々と電話が入って、きのう誰さんがどうあったこうあったと知らせてくださった。そして今バスに乗ろうとしているところだ、すぐそちらに行くといって電話を切った。この先生は今日は非番の日だ。自宅でゆっくり精気を養えばいいのに、のこのこやってきては、あれやこれやアドバイスするのが楽しいらしい。冷蔵庫にパンやらなにやら自分と同じもの買ってきて入れてあるから食べてくれともいう。仕事についた最初のころは、親切でありがたいと思ったものだ。今じゃ相手するのに辛抱がいるようになった。
 仙崖和尚の老人六歌仙が思い出された。
五、「くどくなる気短かになる愚痴になる出しや張りたがる世話焼きたがる」
いちいちやってくれなくたって自分で問題見つけて 自分で解決工夫していきますよ。自分も67歳になった。おせっかい焼きにならぬためには何が大事か。自分のなすべき課題を持ち 絶えず磨きをかける姿勢を維持しなくちゃなるまい。他人のことにかまっている暇はないはずだ。

医療制度改革ー安心して病院にいきたい

2005-11-18 21:09:12 | Weblog
 日本のGDPは500兆円です。1990年バブルが崩壊しました。そのバブルの崩壊した90年代の経済成長率は年1%でした。バブル後の15年間に経済は15%成長したわけです。今の私たちはバブルのピーク時よりもはるかによい生活をしていることになっています。景気が割ると言い、不景気だといいながら日本という国はすごいものだと思いませんか。最近は景気がいよいよ出てきつつあります。2%という日本本来の経済の力が発揮されるときを迎えつつあります。
 そんな日本という国で安心して病院に行きにくくなる話が出てきました。
病院にいくたびにまず800円か1000円窓口にお金を払わねばなりません。これは健康保険の通用しないものだそうです。病気で病院にきたのに健康保険証は役立たず、何のためのお金かというと保険免責制度というもに対する支払いです。このお金はきっと病人よりもっと困っている人にいくのでしょう。それにしても病気を2つや3つ持っている人はざらだし毎月5回6回病院通いせざるを得ない人はすくなくないですね。本当に気の毒千万です。世界で2番目にGDPの多い国ですよ。金持ちは汚いばかりか冷たいものですか。世界の人は日本をどう見るでしょうか。

脳梗塞と3時間の勝負

2005-11-16 06:50:33 | Weblog
 毎晩9時が過ぎると家内とそのひのことを話しながら晩酌が始まる。10時のテレビニュースが始まったとき、突然口がもつれた、焼酎のコップも落としてこぼしてしまった、と仮定しよう。
 これが脳梗塞なら3時間以内に治療ができるか否か、半身不随にならずに済むか否か、時間との戦いだ。家内が一刻を争って救急車を呼び、救急隊は24時間体制で脳梗塞診療をしている病院に直行するだろう。レントゲン室のCTやMRIの器械は検査の用意がされて急患を待っているだろうか。問診と平行して検査がはじまる。画像診断で出血が除外されたら梗塞だ。3時間以内に間に合うか。血栓溶解の特効薬(t-PA)がもう使える。その薬が静脈にゆっくり入っていくと麻痺するはずだった脳の部分に血がかよっていく。意識のある僕は口のもつれが取れていくのが感じられるだろう。さっきコップを落とした手も動き出した。3時間に間に合ってよかった。こんな夜中に僕のために全力を注いでくださった病院の職員になんと感謝したらよいだろう。

ブッシュ大統領が日本にきた

2005-11-15 19:26:39 | Weblog
 ブッシュ大統領はゆっくり日本の秋を、京都の秋を、小泉総理のもてなしを味わってほしい。大統領は今傷ついて内心歯がゆい思いで一杯のはずだ。四面楚歌といってよい。せめて今日明日の短い滞在ではあるが心置きなくくつろいでほしい。
 昨年の年末、韓国の大統領が鹿児島にこられた。小泉総理もやってこられて指宿でもてなされた。僕が住んでいた東市来の美山では豊臣秀吉の時代に朝鮮半島から連れてこられて住み着いた人たちがいる。だから東市来でも歓迎した。大統領は鹿児島では優しい顔で振舞っていたが、心は別だったことがすぐ分かって韓国のやりかたにはびっくりした。国会議員のサッカー好きな連中が集まって韓国の議員でサッカー好きな連中と交流していたようだが、今回韓国に呼ぶに当たり靖国神社に参拝した議員を調べてきたと言う。汚いことをするものだ。
 個人対個人の場合でももてなしの心のありやなしはすぐ分かる。来てくださった人に対しては精一杯尽くして生きたい。小泉総理はブッシュ大統領の悩みを聞いて慰めてやってほしい。

年金制度はどう変わるか

2005-11-13 09:21:24 | Weblog
 今までの年金では、年金向けに払い込まれた金は大きな資金プールに入れられて5%とか4%とかで運用されていた。だから一人一人のサラリーマンの金は全体の一部となってしまって自分の金がどうなっているのかは分からなかった。
 このような他人任せのやり方ではなくて自分の金は自分で運用管理したほうがよいのじゃないかと言うのが出てきた。払い込まれた金が資金プールに入るところまでは従来どうりにしておいて、それからあとの資金運用の点で自己責任の下でやっていこう。企業のほうで金融商品を7~8品考えてもらって、サラリーマンはそのメニューの中身を自分で検討して決める。だから従業員は投資について勉強しないと定年退職し老後の生活を豊かにできない。20年あるいは30年のサラリーマンの間に積み上げた年金資産は運用の結果次第で受け取る年金額が一人一人違っていくのだ。
 

経済の潮の目

2005-11-12 19:45:06 | Weblog
 鹿児島の大隈半島に高校時代の友達16人と旅行してちょうど1週間目に東京にいる友達から大きな封書が届いた。「経済のニュースがよくわかる本」と言うタイトルの分厚い本だった。
 内之浦のホテルで、彼は経済の動きを知るには株を実際やってみることだと勧めてくれた。だけど僕が株にすぐ手を出すと大変だからと経済の基礎を学ぶようにと心配されたのだろう。感謝感激だ。350ページの本だ。がんばってみたい。
 日銀総裁が量的緩和をやめるタイミングを今か今かと待ち構えている。景気が回復しつつありもう後戻りしない状況になってきたらしい。潮目が見えてきたのだ。
しかし僕はその波に乗れる準備は何もできていない。友からもらった本をしっかり読んでいくことだ。

酒のつまみ

2005-11-10 19:12:26 | Weblog
 静岡で最初に飲んだのが白萩の雫だった。先日鹿児島へいったときこの酒を探したが見つからなかった。花の舞、ひとり娘、磯自慢、喜平などが静岡の代表らしい。今日はお酒をおいしく飲むための料理講習があった。
 酒にあったつまみを作ろうと言うわけだ。
まず、「くるみいりこ」フライパンに音戸いりこにぼし60グラム、くるみ13グラム、桜海老5グラムをいれてかりっとなるまで炒る.炒り終わったらざるにいれておく。今度は 砂糖大匙3、みりん大匙3,醤油大匙2をフライパンに入れて少し煮詰める。そこへ最初炒ったくるみいり子を入れて、さっとからめる。
 「いかのわた炒め」もつくった。

同窓会

2005-11-07 09:50:08 | Weblog

 高校時代の同窓会が大隈であった。66歳ともなるともうあとがないとの思いが漂っていた。HIDAKAからアルコールをやめたらかゆみがトレさらに血圧も下がったと聴いた。SAKAGUCHIからは旅行の時は健康保険被保険者証を持参せよと言うことを教えられた。羽田でたべたべんとうのため腹痛で病院にいった。TANAKAは仙崖和尚の老人六歌仙にある「くどくなる気短になる愚痴になる でしゃばりたがる世話焼きたがる」の姿であった。自分も心がけねばと思った。HURUKAWAは社会や経済を知るには株をやれと言った。KAWAとは鹿児島空港へのバスで話ができた。心筋梗塞をしステントをいれそのあと山にも登った。すごい。
 僕もまだまだやりたいことがるなぁと思う。友達が聞いたことを生かしていけたらと思う。いつまで仕事ができるか。いつまでマラソンができるか。全く新しい勉強がどれだけはた出るか。老人六歌仙を避けていくにはどうしたらよいのか。
いろいろ考えさせてくれた同窓会だった。

ビールのつまみを作ってみましょう

2005-11-03 21:00:41 | Weblog
 また男の料理教室に入ってみた。
ビール、お酒、ワインのつまみの造り方を教えてくれると言う。これはいい機会だと思った。女先生が6人勢ぞろいしてちょっとおっかなびっくりだ。生徒さんは全員男の子だ。60歳前後の男が緊張して先生の出方を待っていた。
 
  レバー野菜漬けを作ってみましょう。

 まず豚レバーからはじめますよ。鍋に水を一杯入れて火をつけましょう。そこにその見事な豚を入れて40分から60分ぐつぐつ茹でればいいですよ。時間をかけるのは豚のにおいを取り除くためとか。レバーの嫌いな人でもこうすると喜んで食べると言って女先生は調子を上げていった。だが僕に言わせると一番大事な鉄分はどうなさるの、これじゃ滓だけになしはしませんか。先生にそんなこといったらいけないですね。
 まな板でにんじん、たまねぎ、セロリ、ピーマンを千切りしましょう。千切りとは何ぞや。みじん切りほど刻まなくていいんです。これらの野菜の端っこやへそのところ、はらわたなんかは包丁できれいに抉り取ってレバー鍋に入れておくといいですと。
 さて肝心の味はどうするかと言うと、油、ウースターソース、ケチャップを等量まぜてボールに用意しておくことです。豚レバーは時間を食っているけどこれが主役らしい。レバーの煮え具合を竹串でつついて確かめるんですね。あとは鍋から出してまた千切りを加える。これで全部がそろった。野菜の千切りと豚の千切りを調味料たっぷりのボールへ投げ込んで出来上がりました。 

お笑いエクササイズ と 親の介護

2005-11-02 09:22:49 | Weblog
 母はボケがどんどん強まってきた。それに対する僕の対応の仕方のまずさが目立ってきた感じがする。母が問いかける。応える。5分もしないうちに同じ問いが来る。また詳しく応える。それで終わらない。また似たような話が始まる。
 そうだ。母はあんまり中身にこだわってはいないのだ。そんなに詳しい説明してもうれしくないし まず分かりにくいのはご免こうむりたいね。
 もっと別の方法を考えるべきだね。顔の動きはもっと分かりやすいかもしれない。ニコニコしてやると母は気が楽で幸せだって感じられるようになるかもしれない。何かを知りたいと言うことはないのであって、要は僕や家内となんか共有できる時と場を持ちたいのかもしれない。なにも大袈裟に母の言うことに繰り返し繰り返し真正直に対応するのを欲しているわけじゃない。
 母の将来のことを考えると、僕は笑い顔の表現能力を高めていくのがいちばんいいのかもしれない。笑い自分の将来にもきっと利するはずだしね。